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「PTSD対策専門研修/犯罪・性犯罪被害者コース」を受けました。

 心理療法科の矢口です。性被害に遭うなどしてPTSDの症状に苦しむ方たちのケアにあたることもあるため、上記の研修をオンラインで受けました。犯罪被害者をめぐる国の政策の変化、司法での扱われ方といった大きな枠組みから、犯罪被害者の心理、それに対する個別の支援の具体的な方法まで、幅広い内容でした。

 想像もしなかったような惨いできごとに大きな衝撃を受けて、その影響に長く苦しみ続けている方たちは本当に大勢いらっしゃると知ってはいても、その方たちが陥る気持ち、その方たちを取り巻く環境をどう感じるかは、経験したことのない人にはなかなかわからないものです。それを少しでも知っておくことが、支援のためにとても大切なのだと改めて感じました。

 講義の中でも言われていたことですが、犯罪被害者を含むPTSDの方たちへのケアを専門的にできる心理士はまだまだ不足しています。少しでもそのような方たちの助けになれるように、研修の内容を自分のものとして、精進していきたいと思います。

心理療法科 矢口裕美

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外国人患者受け入れ医療コーディネーター養成研修

 当院は、「外国人受け入れる拠点病院」になっていて、特に冬場は在留外国人を含め観光客の患者さんが多くなっています。

私は、第2回の研修から参加させていただき、今回で4回目。年々、参加病院が増えています。
この研修に参加させていただいて以降、院内で英語対応できるものは変更をしたり、もちろん現場からリクエストがあれば、英語での案内を作成したりします。

 ←病棟からリクエストあった物。英語がわからない方にもピクトやイラストでわかるようにしました。

 毎回、この研修で情報のアップデートするのと情報交換など含め参加させてもらっています。特にこの研修では、文化の違いから起こった実際のトラブル事例の解決策など話し合い、実際どのように解決したかを実際に受け入れた病院の医師講師から話を聞きます。どの患者さんも同じケースがなく、どの内容も当院でも必ず起こりえる問題でありとても勉強になります。
日本では当たり前の質問や診察また検査の必要性でも、「何故その検査が必要なのか?」と言われることがよくあります。当院では、訪日外国人に関しては、診療に時間がかかることがあり、旅行中で再来院をお願いすることが難しいので必要書類など一度の診療で完結し未払いがないように対応しています。

現在、英語医療通訳研修にも参加させていただき、日々外国人対応ができるよう勉強させていただいています♪

企画管理課 山岸