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~雪の季節、転倒注意です!~

作業療法士として白馬診療所に勤務しています西川です。

令和6年10月21日~11月17日の期間でWEB配信された、長野県南信地区ハンドセラピー勉強会特別研修会に参加しました。
WEB研修は、田舎在住でも受講しやすいことに加え、今回は繰り返し視聴が可能でしたので寝落ちしがちな私にはありがたかったです。

研修会テーマは「臨床で使えるハンドセラピーの知識~基礎から応用まで~」。整形外科における手や手指の手術後に必要となるリハビリテーションについてのお話でした。
同じ骨折の診断名でも、骨折部位や傷ついた周囲組織の状態などによって治療手法が変わってきます。また傷の修復に伴い生じる腱の癒着を予防することが大切になります。

研修を受けてあらためて早期リハビリテーションの重要性を感じました。
診療所のある白馬村は豪雪地帯。例年冬季になると、凍った歩道やスキー場で転んで骨折したり、自家用の除雪機で手指を怪我したりしてあづみ病院で手術を受け、その後診療所にリハビリテーション通院するという方々がいらっしゃいます。

白馬村からあづみ病院のある池田町まで雪道を通院するのは大変ですので、白馬診療所でしっかりとしたハンドセラピーが提供できるように研鑽を積んでいきたいと思います。
何はともあれ皆さん、転倒しませんように! 私もスキーで派手に転ばないよう気をつけたいと思います。

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~目の前で人が倒れた時、何ができますか?~

理学療法士としてあづみ病院にて勤務しています龍﨑です。
さて、表題の問いに対する私の答え…というか、その際にもっと自分にできることはないのかという選択肢を増やすために参加させていただいたのが、相澤病院ヤマサホールにて開催されました「第21回相澤ICLSコース」になります。BLSについては、院外にて陸上競技の救護活動に関わらせていただいていることもあり、医療従事者としても一定の水準を満たしている自負はあります。そのBLSよりさらに一歩踏み込んだ技術と知識を学ぶことができるのが、日本救急医学会が主催するICLSコースです。『ICLSとはImmediate Cardiac Life Supportの略で、医療従事者のための蘇生トレーニングコース。特に突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生を習得することを目標としたコースです(ICLSホームページより一部変更して抜粋)』
実際の研修会では、心停止に対する基本的な知識(致死性不整脈・心電図・薬剤・気管挿管・心停止の原因検索など)を一通り復習し、あとはみっちり4時間半、シナリオに基づいたトレーニングを行ないました。理学療法士である自分は実際に薬剤決定や気管挿管、パドルでの除細動に直接かかわることはありませんが、多職種がどのように考えて行動しているのかを理解することで、サポートできることが格段に増えるメリットがあると感じました。個人的には是非すべての医療従事者に経験して欲しいという思いです。
これを読んでいる病院勤務のそこのあなた!是非コースに参加してみてください!

 

受講証明書とバッジをいただきました。

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2024新人研修~最高な最期のあり方~

 こんにちは!
 10月になり、紅葉がきれいな季節になりました。
4月から働き始め、半年が経ち夜勤業務が始まっています。日々忙しく過ぎていき、責任の重さに耐えきれるか不安になる日もありますが、同期や優しい先輩方に沢山助けられて働くことができています。同期とご飯を食べに行ったり、温泉に行ったりしてリフレッシュしながら仕事とプライベートを両立できるように日々頑張っています!

 10月の研修では、がん看護・緩和ケア・エンゼルケアについて学びました。
がん看護に欠かせないことと言えば、、、痛みを和らげるケアです。和らげるために医療麻薬を使用することがあります。痛みを緩和することができますが、その分リスクもたくさんあります。今回は、薬剤師さんに留意点などを教えていただき、医療麻薬を扱うときは慎重に扱わなければならないということを改めて感じました。

 もし今、余命宣告をされたらあなたは何をしますか?
今回は、「もしバナゲーム」を新人4~5人に分かれて行いました。「もしバナゲーム」とは、亡くなる前に何を大切にしたいのかを考えるために、このカードを使用してグループのメンバーそれぞれの価値観を話し合いました。普段は踏み込みにくい考え方がゲームになることで抵抗なく話しやすくなると思いました!

 エンゼルケア。それは死後のケアです。死に至った患者さんとその家族の別れの時に、その人らしく最期を迎えることができるように肌や唇の色、整容など整えて死後も患者さんの尊厳を保たれるよう行われます。そのためにも亡くなる前にどういう最期を迎えたいのか、家族と話しておくことが必要だと感じました。

 

今回の研修で、「人生の最期」のあり方について考えさせられました。
あたりまえの日常は恵まれていることだと感じ、最期はどのように大切にしていきたいか考え、家族や友人など大切な人にも伝えていきたいと思いました。
読者の皆さんも大切な人の理想の最期はどうのようにしたいか、これを機に話し合ってくださったら嬉しいです!

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~2024年 成長を感じた新人研修~

 こんにちは。
今回のブログを担当します3階病棟新人看護師の安室です。
9月とはいえまだ夏を思わせる暑い日が続いていますが皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
私は安曇野に来て初めての秋を迎えようとしています。紅葉や秋のおいしい食べ物にわくわくして過ごしています。

 今回の研修はこれまでの自分の中間評価から始まりました。
自分のできているところ、困っていることをそれぞれ振り返りグループ内で共有をしました。
振り返ると自分が入職して初めての頃よりも成長できていることに気づくことができました。同期の悩みや成長を知ることで自分も共に頑張っていこうと励みに繋がりました。

 この写真ではKYT(危険予知トレーニング)についての研修をしています。お題となる写真を見ながら考えられる危険はなにか、どのように対策していくかをチームで話し合っている場面です。今回の研修から現場での具体的な対策について考えることができ、改めて危険を常に考えて行動することの重要性を学ぶことができました。また、チームで話し合うことで一人では気づくことができない危険を発見することができ危険に対する視野も広がりました。

 次の写真は人工呼吸器について研修を受けている写真です。人工呼吸器は患者さんの生命維持に重要な機械です。
実際に機械に触って、使い方から設定値の見方まで把握することで、患者さんに安全に使用することができる準備をすることができました。

 

以上で私のブログは終わりになります。
看護師として働き始めて5か月が経ちましたがまだまだ学ぶことが多くあり、心強い先輩方に支えていただきながら少しずつ成長し一人前を目指して頑張っています。
忙しく大変な毎日ですが、「休むときは休む!」を大切にしながら働いていきたいと思います。ありがとうございました。

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日本超音波医学会第97回学術集会に参加して

こんにちは。臨床検査科の龍﨑です。
認定超音波検査士の資格を取得して7年目になります。
5年ごとの認定超音波検査士の資格更新には、学会参加で得られる計50単位取得と、必修講習会の受講が必要となります。

今回、パシフィコ横浜で開催された、日本超音波医学会第97回学術集会に行って来ました。育児やコロナ禍でなかなか県外へも行けておらず、久々の遠出となりました。

医師による発表も多く、内容は難しいものも多かったですが、学会へ参加するためのフォーマルウェアに身を包んだ私を見て、「かか先生」と送り出してくれた子供達の姿を思い出しながら、日頃の睡眠不足に負けず、シンポジウムや必修講習会を受けてきました。

新しい心機能評価の指標や検査法を知り、最新の機器を見学し、興味深い書籍に出会ういい機会となりました。書籍は早速病院で購入していただきました。

慣れない格好、人混みに多少の疲労感はありましたが、家事から離れ、人が作ってくれた美味しいご飯を食べ、いつもの倍近くの睡眠をとり(家事がないと、こんなに寝れるんだ⁉︎)、リフレッシュにもなりました。

帰宅してすぐ、「かか先生」はいつもの「かか」に戻り、家事と育児に追われる日々です。たまには学会でリフレッシュもいいかもしれないですね。

今回の学会参加により、次回更新に必要な単位を取得できました。学会で得た知識をまた日々の業務に活かしていきたいと思います。

  ランチョンセセミナーのお弁当は横浜グランドインターコンチネンタルホテルのものでとてもおいしかったです。

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第26回日本女性骨盤底医学会

 女性骨盤底医学センター長の西澤名誉院長と、パシフィコ横浜で開催された第26回日本女性骨盤底医学会に参加してきました。
 コロナ禍以降数年ぶりの参加となりましたが、県外他施設の理学療法士との情報交換をする機会もあり、講演以外にも有意義な学会となりました。

骨盤底筋トレーニングハンズオンセミナーでは、今まで経腹エコー下で骨盤底筋の収縮について評価をしていましたが、今回は初の試みとして経会陰エコーで行われたようです。
当院は経腹エコーで評価をしていますが、経会陰エコーの方がメリットも大きいと言われております。
今後、経会陰エコーを使ったハンズオンセミナーがありましたら、ぜひ参加し知識/技術を向上していきたいと思います。

理学療法士 佐々木

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日本超音波検査学会での発表について

 7月2021日、仙台国際センターにて開催された第49回日本超音波検査学会学術集会に、診療放射線技師2名で参加し、私は「腹部超音波検診に指摘されたびまん性胆嚢壁肥厚の検討」について発表してきました。この学会は、臨床検査技師、診療放射線技師、医師、看護師など超音波に従事する人たちが所属している学会です。

現地開催の学会に参加できたのは久しぶりで、発表では多くの方に聞いていただき、次への課題もでき大変有意義な時間となりました。

 

また学会会場の機器展示場では、スタンプラリーや巨大ガチャガチャなどがあり、空き時間も企業などと交流ができる仕組みで、新しい装置に触れる機会もあり、とても明るい雰囲気でした。ちなみに、今回スタンプラリー後にやったガラポンくじでは数少ない商品岩手県賞(生酒)が当たりました(*^-^*)!!

 

王子史恵

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第25回日本検査血液学会学術集会

2024年7月20日〜21日に「第25回日本検査血液学会学術集会」に参加してきました。
今年の会場は広島県広島市にあるJMSアステールプラザと広島市文化交流会館の2会場でした。
平和記念公園から歩いて約5分の場所にあり、学会の参加証を見せると平和記念資料館の常設展示が無料になるということで、合間の時間には平和記念資料館の見学にも行くことができました。
 本学会は日本検査血液学会が主催するもので、血液および凝固検査にかかわる発表や講演を聞くことができました。
形態診断のためのケースカンファレンスでは、あらかじめ提示された血液と骨髄の検査結果をもとに病態を推測して当日会場で討論会が行われました。
また会場では、検討する症例に対してバーチャルスライドを用いて実際の血液および骨髄の標本を観察することもできました。
 一般演題の発表もあり、分析装置の測定項目に関する研究結果や各施設が経験した稀な症例発表等様々な発表があり、どれも興味を引く内容でいい経験ができました。
検査をするうえで様々な症例に関する知識や経験があることで、ただ検査結果を返すだけでなくプラスアルファ何か臨床に役立つ情報を提供できるような検査技師になれると思うので、これからも学会や勉強会に積極的に参加して努力を続けていきたいと思います。

 臨床検査 樺沢

 

指導医・研修医ブログ

大北地域にて

 本年度より初期研修医として勤務している古橋遊と申します。

生まれ育った諏訪地域を発ち、母校の学舎立つ松本地域からさらに北上し、この大北地域を生活の拠点とするようになって約3ヶ月が過ぎました。

 この3ヶ月間は、薬品の名前、点滴を落とす速度、エコープローブ走査のコツ、当直時の対応、オーダーの出し方、文書作成時の作法等々、国試では問われることのなかった知識や病院実習では触れる機会のなかった業務に苦闘する毎日です。わからないことに出くわす毎に指導医の先生方をはじめ多くの方々にご迷惑をお掛けしておりますが、皆様の温かいご指導のおかげもあり、困難をなんとか乗り切ることができています。病院の皆様と地域の皆様にはこの場をお借りして感謝申し上げます。私は飲み込みが遅くひどく不器用な人間ですのでもうしばらく皆様のお手を煩わせることになるかと思いますが、精一杯研修に努めさせていただきますので引き続きよろしくお願いいたします。


 さて、休日には、近くの公園等で体を動かして汗を流すことが多いです。小さい頃からスポーツの類は嫌いではなく、現在でも不定期で空手やバスケ、テニス、ランニング等をしておりますが、30歳も過ぎるとなかなか昔のようにはこの体が言うことを聞きません。時が流れて歳を取る、という摂理をわかっているつもりではいますが、水を飲むようにスーッと受け入れられるものではなく、かつて自分ができていたことが少しずつできなくなっていくというのはやはりそれなりに悔しいので。足掻いて藻掻いて抗ってみている訳です。


 また、直近の日曜日には、ボランティアとして信州大学医学部オープンキャンパスのお手伝いに行ってきました。実は私、前職が教育関係でありまして、今回も信州大学医学部を目指している参加者への受験対策指導等を担当させていただきました。「長野県内の中高生の学力を底上げして医学部合格者数を増やす」または「他県からの信州大学医学部受験者数を増やす」ことができれば、長野県内の医師数も自ずと増えていく可能性があり、私がこのような活動を拙いながらも継続することによって長野県の地域医療に貢献できるのではないかと愚考しております。がんばれ受験生!!

フレッシュナースブログ

2024新人研修〜みんな大好きフィジカルアセスメント&いつかなくそう身体拘束〜

 今回のブログを担当するのは、こころのホスピタル1階病棟の新人看護師富田です。よろしくお願いします。

 暑い日が続いていますが、私はクーラーの効いた病棟で楽しく働かせていただいています。最近はNetflixでヒロアカを一気見していて、面白くて前向きな気持ちになれるアニメなので、興味はあるけどまだ観てないなんて方はぜひ観てみてください。

 さて、今回の研修では、呼吸音の聴取や事例を通したフィジカルアセスメント、認知症の看護、身体抑制について学びました。その中でもここでは、「事例を用いたフィジカルアセスメント」と「身体抑制」の研修についてお話ししたいと思います。

 まず、「事例を用いたフィジカルアセスメント」の研修ですが、1グループ5人程度で分かれて、グループごとに主任さんから1つの事例を説明していただきます。説明された事例の患者さんの状況・状態を、どのように先輩看護師に報告したら良いか?を全員で話し合って考えます。
ここで役立つのが「I-SBAR-C※」という報告におけるスキルです。I(報告者・対象者は誰か)、S(状況:1番伝えたいポイント!)、B(背景:患者さんの経過・疾患など)、A(評価:患者さんの状態から考えられる問題は何か)、R(提案:具体的にどうするか)の順に話すことで簡潔で伝わりやすい報告をすることができるというものです。

 

 理屈はわかっても事例となると大変で、特に私が難しいと感じたのが、その報告の緊急性の度合、状況と背景のどの情報をどこまで伝えるのが適切なのか、どんな提案をするのが相応しいか、を考えることでした。さらに、現場では患者さんから自分で情報を得る必要があるため、必要な情報は何かを判断できなければなりません。研修では5人で考えてやっとでしたが、優しい主任さん達が評価して改善点を教えてくださったので、状況に応じた報告の方法や工夫を学ぶことができました。下手な報告をして先輩からお叱りを受けないように、報告のスキルは是非とも身につけておきたいですね。

 次に「身体抑制」の研修です。この研修では、実際の拘束帯を用いて新人看護師が拘束したりされたりして、身体抑制を身をもって体験しました。その前に仲村主任に講義をしていただいたのですが、そこでとても大事なメッセージを受け取りました。それは、「僕はこの研修で皆さんに身体拘束を上手にできるようになって欲しいんじゃない、身体拘束のデメリットを知ってもらい、将来的に身体拘束を日本からゼロにできるよう皆さんに取り組んでいってもらいたいんです」というものでした。身体拘束は患者さんの自由を制限する、非常に重い決断を要するものであり、私も身体拘束をなくしていくことに関わる看護師であり続けたいと感じました。

 実技では、新人看護師数名が拘束する側・される側を体験しました。下の写真のように帯と留め具によって胴・肩や四肢を固定されてしまいます。拘束される側を体験した人の中には、「自分の自由がきかなくなるのってほんとに怖い」と言っている人もいました。今回の経験から、どうしても拘束の実施が必要になった時に、実施の目的や一時的なものであることを説明する・身体拘束継続の妥当性を他職種で話し合うなどをして、本人の尊厳に最大限配慮し、一分一秒でも拘束時間を短くするための看護を目指したいと思いました。

 

 長くなりましたが、私の話は以上になります。どの研修でも、先生や主任がとても優しく丁寧に教えてくださるこの環境は、あづみ病院で働き勉強する上での魅力の一つだと私は感じています。新人時代からこんなに楽しく働ける職場は他ではなかなかないのではないでしょうか。少しでも興味がわいた方はぜひ病院見学やインターンにいらしてはいかがでしょうか。来年お会いできることを密かに心待ちにしております。ご覧いただきありがとうございました。富田

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MDT & the Athlete

 こんにちは!あづみ病院で理学療法士として勤務しています龍崎です。

 皆さんは「MDT」をご存じでしょうか?「マッケンジー腰痛体操」と聞けば、思い当たる方もあるかもしれません。
MDTとは「Mechanical Diagnosis and Therapy」の略語で(我々理学療法士は「診断」を行うことはできませんが)、直訳すると「機械的な負荷を用いた診断・治療方法」となります。「問題を抱えている患者さんに運動を行ってもらい、その反応を詳細に観察しながら、運動を用いて問題となっている症状に対処していく方法」と思っていただければよいと思います。我々理学療法士が臨床の中で多く用いている運動療法の捉え方の一つになります。

 「退院しても運動を続けたい」「退院したら〇〇まで旅行に行きたい」「孫と一緒に遊びたい」といった希望を持たれている患者さんが増えている昨今、スポーツ選手に対するMDTの活用方法を学ぶことで、日々の診療にも生かせる部分があるのではないかとの思いもあり、表題の研修会へ参加させていただきました。

 講師はニュージーランドにて臨床家としてご活躍されているGreg Lynch先生でした。
実際の症例を提示していただいたり、グループワークを行ったりと、大変有意義な時間を過ごすことができました。
今回の研修会にて私が感じたことは
・患者さんのゴールをより明確にし、必要な運動機能を把握すること
・ゴール達成までに必要な運動負荷を、段階に応じて適切に調整すること
という、普段の臨床でも必要となってくる事項の再確認でした。
また、
・Tendinopathyといわれる病態についての最新の知見もあり、疼痛を誘発しながら、適切な負荷を慎重に調整していくことの大切さも学びました。
 今回の研修で得られたことを、日々の診療の中で患者さんに還元していければと思っています。MDTに興味がある臨床家の方や痛くてもスポーツを続けたい方は是非当院をチェックしてみてください!

指導医・研修医ブログ

初期研修が始まって

 はじめまして、研修医1年目の青沼です。
4月より初期研修医として勤務し早2か月ほどが経過しました。
これまでの約2か月で循環器内科、呼吸器内科の研修を終え、現在脳神経内科で研修をさせていただいています。入職する前は自分のような人間が社会人としてやっていけるのか不安で仕方がなかったのですが、幸運にも環境に恵まれ、指導医の先生方やその他スタッフの方々の手厚いサポートのおかげで何とか日々過ごせております。本当に感謝しかありません。

 日々の研修についてですが、日中は先生方が忙しいということもあって自己研鑽に充てる時間が多いです。とはいえわからないことだらけで勉強するにも何から手を付けていいかわからず、自分の至らなさを他の研修医の先生方と比べて焦ってしまうこともありましたが、最近は与えられた仕事を丁寧にこなすこと、背伸びせず今の自分にできることをこつこつ継続することを意識して日々過ごしています。

最近のテーマは「昨日よりちょっといい自分になる」です。与えられた環境を生かすも殺すも自分次第だと肝に銘じて自分のペースで頑張っていきたいと思います。

最近の休日は友人と飲み会をしたり大学の部活に参加して運動したりしながら過ごしています。

 先日、長らく中断していた筋トレを再開しようと思い立ったのですが、どのジムに行くか悩んだ末にめんどくさくなり筋トレはやめてランニングをしてきました。最近友人がマラソン大会に出場していたのでそれに刺激を受けたのもあります。信州スカイパークの110㎞のランニングコースに挑戦してきました。長距離を走るのは高校生ぶりでペースをつかむまできつかったですが、後半は余裕をもって走ることができました。ゴールを意識しすぎないこと、調子がいい時に飛ばしすぎないこと、きついときはゆっくりでもいいから走り続けることが大切だと学びました。ランニングに人生を教わったような気がします。ありがとう、ランニング。

 何よりも初夏の夜風が気持ちよかったです。夏は夜と枕草子にも出てきますがまさにその通りだと感じます。夏はバーベキューや花火に夏祭りなど、イベントがたくさんあってとても楽しみです。個人的には海に行ったり、久しぶりにゴルフやボルダリングなんかもやりたいです。とにかく最高の夏にしたいですね。皆様におかれましても暑さには十分気を付けて良い夏をお過ごしください。

▲夜のスカイパークでの写真たち
早くもお気に入りのランニングコースを見つけてしまいました。真ん中の写真は松本山雅のホームのアルウィンです。お恥ずかしながらサッカー好きなのにこれまで山雅の試合を見に行ったことがないので今度はサッカーを見に来ようと思います。下の写真はランニング中に出会ったクワガタです。なんていうクワガタですかね?

▲日本酒試飲会での一枚
先日松本で開催された日本酒のイベントに行ってきました。全国各地様々な銘柄を試飲できました。普段買わないような高級な日本酒も飲めて大変良かったです。機会があればワインやウィスキーも勉強してみたいです。

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2024年新人研修~心電図・口腔ケアについて~

こんにちは!
6月になり、初夏が近づき日差しに暑さを感じる季節となりました。晴れの日は北アルプスの緑が眩しくてとても綺麗です。
さて、入職から2ヶ月が経ちました。早くも自炊が億劫になりつつあり、お母さんのありがたみをひしひしと感じています。仕事が終わってからは長めにお風呂に浸かったり、休みの日には古着を買いに行ったりギターを弾いたり、ご褒美に美味しいものを食べに行ったりと、趣味を大切にして自分を労わるようにしています。

この写真は5月16日の集合研修のものになります。今回の研修では心電図、口腔ケアについて学びました。
心電図研修ではお題の波形について、同期と相談し合いながらそれぞれの波形の特徴を掴み、その対応を学ぶことができました。患者さん一人ひとりに波形があり、違いがあることを改めて感じることができました。

 
口腔ケアの研修では実際に病棟で使用している物品を使用し口腔ケアを行いました。患者さんの立場になって経験すると、自分のケアの改善点が見つかりとても有意義な講義となりました。

 
仕事では何回も失敗することもあり、まだまだ覚えることや自己学習していくことが山積みですが、看護師って本当にかっこいいなと一緒に働く先輩の姿を見て日々思います。

昼は夏日のように暑いですが夜はまだ冷えますね。昼夜の寒暖差に気を付けて過ごしましょう!

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あづみ病院での研修を開始して

 本年度より当院で、研修をさせていただいています初期研修医2年目の宮原尚也と申します。私は、信州大学たすき掛けプログラムで1年目に大学病院で研修し、2年目の研修先として当院を選択いたしました。

 この2カ月間は、血液内科で研修をし病棟で数多くの患者さんと関わらせていただきました。指導医の先生方の考え方や幅広い視点を見習いながら、少しでも多くのことを吸収できるよう日々勉強をさせて頂いています。初診外来や救急外来では、問診と身体所見から鑑別疾患を想起し必要な検査を考えていく過程が大変勉強になっています。大学病院と比較するとcommon diseaseが多いですが、稀な疾患や重篤な疾患を持つ患者さんが来院されることも少なくありません。どこか引っかかる部分があるときはスルーせずに立ち止まって考えることが重要であると日々痛感しています。

 私は訪問診療に興味があり、学生時代に当院の在宅支援科、消化器内科で実習をさせて頂いた縁もあり当院でのたすき掛け研修を選択しました。この2カ月間は、訪問診療にも同行し様々な疾患や背景を持つ患者さんの診療に携わることができました。患者さんが実際に住んでいる環境をじかに感じることができるため、どのような疾患を持っている患者さんなのかという視点だけでなく、どのような人生を歩んできた人なのかという視点に立って患者さんを診ることができることが訪問診療の魅力であると感じています。患者さんやご家族が一番住みよく安心できる環境を、共に考え作っていくお手伝いができることに喜びを感じながら研修しています。最後になりますが、上級医の先生方やスタッフの皆様方、地域の皆様方にこの場をお借りして感謝申し上げます。

 休日はドライブ、ハイキングやトレッキングをしながら春の安曇野、北アルプスを満喫しています。また、料理が好きで休日は新しいレシピに挑戦したりしています。

 
写真1:白馬村の大出公園です。北アルプスの山々を背景に桜が映え、大変綺麗でした。
写真2:白馬五竜です。新緑や高山植物がとても綺麗で、冬とはまた違った良さがありました。

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手外科学会,ハンドセラピィ学会に参加して

 2024年4月25日~26日に第67回日本手外科学会、27日~28日に第36回日本ハンドセラピィ学会に参加してきました。会場は奈良県コンベンションセンターで開催されました。

 手外科学会では上肢再建外科センター長の中村医師が「母指CM関節症に対する固定術の検討―close wedge fusionとopen wedge fusionを比較して―」という演題で発表を行いました。


ハンドセラピィ学会では「Wide awake surgeryにより長母指屈筋腱のZ延長術を施行後、早期自動運動を行った1例」という演題で発表を行いました。多くの方とディスカッションでき、自分たちの行っていることに対して振り返ることができました。今後もこのような活動を続けていきたいと思います。
4日間の学会参加はハードでしたが、それ以上に、新しい知見や治療法、リハビリテーションについて学ぶことができ有意義な時間でした。

奈良では、観光する時間も多少あり、春日大社や東大寺へ行ってきました。観光客も多かったですが、それ以上に鹿が多くてびっくりしました。

 

上肢再建外科センター 作業療法士 村井貴