統括院長あいさつ

 2021年度は夏季に東京オリンピック・パラリンピックが1年遅れで開催され、冬季には北京オリンピック・パラリンピックが開催され、夏季の両大会と冬季のオリンピックでの日本人のメダル獲得数はいずれも史上最多となりました。またロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が「二刀流」で大活躍し、米大リーグの今季最優秀選手(MVP)に「満票」で選ばれた年でもあります。

このような明るいニュースがありつつも、やはり2021年度は昨年度より引き続きコロナ禍に振り回された1年でした。緊急事態宣言が何度も発令され、新型コロナウイルスのワクチン接種が2021年2月17日にスタートしました。現時点で、2回目の接種は国民の8割が、3回目の接種は国民の5割近くが終えています。当院も、64歳以下の一般向けの集団接種には、会場を提供したり、スタッフを派遣したり、様々な貢献をしました。しかしマスク着用やうがい・手洗い等の徹底が図られているにもかかわらず、新型コロナウイルスの変異株のオミクロン株が国内各地で猛威を振るっており、予断をゆるさない状況が続いているのが現状です。

当院では一般のCOVID-19陽性者の入院治療は行っていませんが、現在もCOVID-19対策会議や発熱外来、CTを用いた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)陽性患者の重症度の振り分けなどを継続して行っています。

当院の職員には、医療関係者という事で昨年度から軽いものから厳しいものまで常に行動制限を課してきました。医療関係者ばかりがなぜ自己犠牲を強いられなければいけないのかと疑問に思うところでありますが、すべての部署の職員の努力と患者さん方のご協力のお陰で、様々な感染症を水際で何とかブロックできています。関係する皆様に深く感謝しております。

 さて2021年4月にはCOVID-19に匹敵するほど当院にとって大きな出来事がありました。心のホスピタル事業部の新しい事業部長として信州大学から荻原朋美先生に赴任していただきました。それに伴って医師の顔ぶれも半数以上変わりました。最初のうちこそ患者さんも職員も戸惑っていましたが、荻原先生を中心にスタッフ全員が改革に取り組んでくれたおかげで、今では新体制に皆が馴染んでスムーズに患者さんの治療が行われています。

 今後も当院職員が一丸となって医療崩壊(病院機能の崩壊)に陥らないよう新型コロナウイルス感染症などの逆風に立ち向かっていく所存です。地域の皆さん、患者さんおよび職員の皆さんを守るためにこれからも頑張っていきますので、これまで通りの温かいご支援とご協力をお願い致します。

2022年4月1日 北アルプス医療センターあづみ病院 統括院長 畑 幸彦