WOCNブログ

用語って大事

前回、セミナーをはしごした件について投稿しましたが、
今回は2日目のセミナーについて。
真田先生をはじめ、4名の先生方による講演と症例検討から、スキン-テアとストーマ周囲皮膚障害について学びました。

岐阜大学皮膚科医の加納先生から、「スキンケア最前線:科学的スキンケアとは何か」で、
皮膚粗しょう症について初めて聞きました。
「心不全、腎不全、肺不全などという他臓器不全と同様に、皮膚機能不全という概念を導入すべき。皮膚も物理的にもろくなり、場合によっては非常に重篤になることを示す。」
皮膚粗しょう症の軽症に当てはまる、萎縮や老人性紫斑、多数の裂傷、創傷治癒遅延などは、
入院患者さんに見かける皮膚の状態です。

脆弱というよりも、皮膚粗しょう症の方が、状態を正しく表しているように感じます。
医療従事者には、「皮膚の機能不全」ということを意識して頂き、それぞれの仕事を実践して頂きたいと思いました。

狭義のスキンケアは角質ケアという言葉も、とても印象に残りました。
次年度から、スキンケア改め角質ケアでいこうかな。。。

いつもありがとうございます。   WOCN  ふりはた

*神田明神神馬のあかりちゃん。何かを食べるのに夢中な様子でした。

*電子カルテとノートPC用のお守りです。