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ドクターJ登場!

学会抄録集に、「褥瘡の神こと、ドクターJとしてサプライズで登場するかもしれません」とはありましたが、まさか大浦武彦先生がご登壇されるとは、思ってもいませんでした。
先生が述べられたコメントで、私が特にポイントと思ったことだけを投稿します。

褥瘡ポケットには初期型と遅延型ポケットがあり、初期型ポケットは壊死組織が融解した直後にできるもので、遅延型ポケットは圧とずれによってできるもの。
よって、治癒過程の中期、後期に生じるポケットで体位変換や頭側挙上、ベッド上での身体の移動に際に生じる圧とずれが原因で、ポケットの方向は骨突出部の方向に向かう。
誤ったケアで発生するが、正しいケアを行えば治癒が可能なため注意が必要である。

「先生の書籍を持っていない人は購入して熟読した方がいいよ~」と思いながら聞いていました。
どこをチェックすればよいか詳細に書かれたものもあるので、私ももう一度読み返そうと思ったしだいです。
やはり、ケースひとつひとつ、丁寧にアセスメントし覚えていくことが大事ですね。


*会場のひとつ、いわて県民情報交流センター アイーナ

ランチョンセミナーではバイオフィルムについて最新の知見を得ました。
壊死組織の固着後にバイオフィルムが付くのか、またはその逆なのかという疑問は、
東大の研究により、バイオフィルムがあるところに壊死を起こすこと、
深達度の高いところにまで見られることも分かったそうです。
深部からの滲み出しも考えられるため、表面をきれいにすることが大事とのことでした。

スタッフを見ていると、陰部洗浄の時のように優しく洗浄していることもあるため、
洗浄についても細かい指導が必要なのだと、改めて感じたセミナーでした。

学びも多いのが学会ですが、今回は楽しみにしていた「帰れま10」に参加できなかったのが残念、無念!
お楽しみは来年までお預けです。

 

*わんこそばを68杯食べました。ちなみに、男性の平均で50~60杯とのこと。
 つい、勢いで食べてしまいました。。。

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