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今年度からの目標

 先日看護部全体集会があり、プレゼンの時間を貰ったので

今年度からの目標について話をしました。
「今年度」ではなく「今年度から」というのがポイントです。
近江商人の言葉で「三方よし」という言葉がありますが、それを当院の看護部に
置き換えて考えてみました。
ちなみに「三方よし」とは。。。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」といい、
「売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、
さらに商いを通じて地域社会の発展や福利の増進に貢献しなければならない。」といった
意味があるそうです。
私が考えたのは、
「職員よし 患者よし 地域よし」
患者さんが心の底から満足し、あづみ病院に通院・入院してよかったと思っていただけること。そして、看護職員も働くことができてよかったと思える病院(看護部)になれること。
また、地域の保健、医療、福祉の発展に貢献できることを目標にしたいと考えています。
壮大な目標ですが、まずはスタッフが個々にできることを行い、
それぞれの役割を果すことが大切だと思います。
私にできるのはWOC領域について責任を持つことなので、「三方よし」の実現に向けた活動を行います!と言い切ってしまいました。
目標を分かりやすく発信することや、言い切ってしまうことが重要なのだと考えています。
いつもありがとうございます。   WOCN  ふりはた
安部先生の公開講座まで、あと73日!
 
 
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CSTって何?

 昨年からCST(コンチネンスサポートチーム)の活動を始め、

毎月1回、コンチネンスの課題について話し合いを行っています。
コンチネンスサポートチームとは、「適切な知識や技術を出し合い、
最適な排泄の状態にするための、適切な管理、サポートをおこなうためのチーム」です。
当院のチームはまだ、チームビルディングの状態ですが、
院内で行うコンチネンスケアの充実を図り、
その後、地域に発展していくことを目指しています。
一般的にあまり聞きなれないコンチネンスという単語ですが、
WOCの「C」に当たる部分であり、専門領域のひとつなのです。
コンチネンスContinenceとは、禁制、コントロールされている状態を示し、
正常な状態を表しています。
正常な排泄には、膀胱や尿道機能、大腸機能だけでなく、認知能力や運動能力も
必要であり、水分や食事を取ることも大切になります。
私たちが当たり前に行っている排泄行為ですが、尿便意を感じ、トイレや道具の認識、
衣類の着脱や、排泄後に拭き取ることができる、といった能力が必要です。
これらが困難(問題)になった時、その状態が問題(困難)なのではなく、
「誰が・何に困っているのか」ということがアセスメントできないことや、
適切なケアが提供されないことが問題なのです。
コンチネンスの言葉だけでなく、考え方も浸透できるような啓発活動が必要なので、
チームメンバーを中心に活動を活発にしていきたいですね。
 
 
*御開帳が始まっている善光寺です。皆さんにもご利益がありますように。
今年の「創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会」のテーマは、
排泄ケア本質と革新~変わらぬケアと進化するケア~です。
5月30日・31日に幕張メッセで開催される学会に私も参加します。
いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた
安部先生の公開講座まで、あと84日!
 
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次のフェーズへ

WOCNになった時に3年間で「ホップ・ステップ・ジャンプ」と
順調に活動しようと考え、いくつか目標を立てました。
そして最終年度の26年度は、
大きくジャンプすることができたのではないかと思っています。
ジャンプ(成長)できたと自己評価できる点として、
在宅褥瘡や在宅オストメイトへの訪問など、活動範囲が広がったことや、
スタッフとよく会話をするようになったこと。
(研修中お世話になった先生から、合格した時のお祝いの言葉として贈られた中に、
スタッフとよく会話することとあり、私にとって大切な目標のひとつでした。)
それと、苦手なことが少しだけ克服できたことなどがあります。
(何が苦手だったかはヒミツです。)
いくつか考えられる中で特に大きかったことは、看護雑誌への執筆でしょうか。
先月発売された臨時増刊号に執筆させていただく機会があり、
今までにない経験ができたことは、何事にも代えがたい貴重な財産になりました。
これで3年間の目標は一区切りとし、次のフェーズに入る準備を始めたいと思います。
 
 
*病院駐車場から虹が見えたので撮影しました。
スマホで撮ったので綺麗に写っていませんが、
久しぶりに綺麗なアーチを描いた虹を見ました。
 
いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
安部先生の公開講座まであと、93日!