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まさかの1位

病院祭のパネル展示では投票所を設け、参加者や職員による投票を行い、表彰を行っています。
今年は、良かったと思うパネル3つに○をつけてもらう方式を取っていました。
投票の結果、1位を獲得したパネルは、なんと、
「オストメイトマーク・オストメイトを知ってもらいたい。」という趣旨のパネル。
病棟からの相談を受けて、協力したパネル展示だったので、自分のパネルが1位を取るよりも嬉しい!!

装具には模擬便を入れたり、ボディモデルに装具を付けたりして、イメージできるように工夫を凝らしたことが勝因なのでしょうか。
(模擬便はスタッフが上手く作りすぎて、結構リアルでした。)
2年目スタッフも頑張って説明をしていたので、それも好評だったのだと思います。
ボディモデルを貸し出してくれたメーカーさんの協力も大きいですね。
とにかく良かった!おめでとう!

オストメイトについてこんなにも関心を持って頂いたことに感激し安堵した反面、WOCとしての責任も痛感しました。

ちなみに、私の「スキン-テア」のパネルは参加賞のみ。(参加者全員が貰える)
保湿剤も配ったりして頑張ったんですけどね~。
「参加することに意義がある!」と毎年自分で自分を励ましています。

*栄養科のパネルも良かった!私もチャレンジしてみました。

*毎年子供さんに人気なのが手術室。

*長野県PRキャラクター「アルクマ」、アルクマも上位に選ばれると嬉しいな。

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ご案内

22日日曜日「未来 ~地域とともに学ぶ~」をテーマに病院祭を開催いたします。
時間は9時30分~15時30分まで、場所は病院内と病院東側駐車場です。
お天気が心配ですが、日本消化器学会甲信越支部の市民公開講座も同時開催予定ですので、
大勢の皆様方のご参加をお待ちしております。

公開講座の内容は、『胃がんの予防・診断・治療』『大腸がん 診断と治療の最前線』
『知って安心 膵がん』と題して、信州大学医学部附属病院の3名の先生からの講演と、
質疑応答、健康相談の予定です。
日頃気になっていることなどがありましたら、この機会に、先生にお聞きしてみるのも宜しいかと思います。

私はというと、午前中はパネルの前に張り付き、テーマのスキン-テアについて説明します。
サンプル品やパンフレットも準備しました!
今年は嬉しいことに、病棟で「オストメイト」について取り上げてくれたので、2年目ナースの頑張りを見守りたいと考えています。

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床ずれ予防の日

日本褥瘡学会は、毎年10月20日を「床ずれ予防の日」として提唱しています。
なぜ、10月20日なのかというと。。。
・日本褥瘡学会では定期的に褥瘡有病率全国調査を10月に実施している。
・記憶しやすいように、床(10)ずれ(20)、つまり10月20日。
・欧州を中心にStop pressure ulcer dayと称した褥瘡撲滅のための啓発キャンペーンが11月に実施されており、これは、2011年のリオデジャネイロ宣言:普遍的な人権としての褥瘡予防に端を発している。
以上の理由からなのだそうです。

リオ宣言は、「次のように認識している 1~5」と
「この問題に対処するため、次のことが求められる 1~7」から成り立っています。
一部を紹介させて頂くと。。。

次のように認識している
4-現在の科学的知識によると、褥瘡はほぼ完全に避けることができる(少なくとも95%以上)
5-褥瘡は有害事象であり、医療制度および地域社会の両方において患者の安全に対する重大な脅威であると考えなければならない。 など

この問題に対処するため、次のことが求められる
3-予防および治療手段を選択する際に、単に経済面からだけでなく、質が高く科学的根拠に基づいた基準を用いることの保証。
7-看護師が最も適した教育を受けており、医療現場において最適の立場にあるため、褥瘡患者のケアに対する看護師のリーダーシップの強化。など

(日本褥瘡学会ホームページより引用させて頂きました)

今年は、院内の掲示板と皮膚科外来にもポスターを掲示してみました。
反応はまだ分かりませんが、褥瘡の予防や早期発見に繋がれば良いですね。

褥瘡・床ずれの発生が0になる日を目指して。。。。

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*10月14日は鉄道の日です。
褥瘡学会の帰り盛岡駅にて、こまちとはやぶさの連結を見ました♪

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ドクターJ登場!

学会抄録集に、「褥瘡の神こと、ドクターJとしてサプライズで登場するかもしれません」とはありましたが、まさか大浦武彦先生がご登壇されるとは、思ってもいませんでした。
先生が述べられたコメントで、私が特にポイントと思ったことだけを投稿します。

褥瘡ポケットには初期型と遅延型ポケットがあり、初期型ポケットは壊死組織が融解した直後にできるもので、遅延型ポケットは圧とずれによってできるもの。
よって、治癒過程の中期、後期に生じるポケットで体位変換や頭側挙上、ベッド上での身体の移動に際に生じる圧とずれが原因で、ポケットの方向は骨突出部の方向に向かう。
誤ったケアで発生するが、正しいケアを行えば治癒が可能なため注意が必要である。

「先生の書籍を持っていない人は購入して熟読した方がいいよ~」と思いながら聞いていました。
どこをチェックすればよいか詳細に書かれたものもあるので、私ももう一度読み返そうと思ったしだいです。
やはり、ケースひとつひとつ、丁寧にアセスメントし覚えていくことが大事ですね。


*会場のひとつ、いわて県民情報交流センター アイーナ

ランチョンセミナーではバイオフィルムについて最新の知見を得ました。
壊死組織の固着後にバイオフィルムが付くのか、またはその逆なのかという疑問は、
東大の研究により、バイオフィルムがあるところに壊死を起こすこと、
深達度の高いところにまで見られることも分かったそうです。
深部からの滲み出しも考えられるため、表面をきれいにすることが大事とのことでした。

スタッフを見ていると、陰部洗浄の時のように優しく洗浄していることもあるため、
洗浄についても細かい指導が必要なのだと、改めて感じたセミナーでした。

学びも多いのが学会ですが、今回は楽しみにしていた「帰れま10」に参加できなかったのが残念、無念!
お楽しみは来年までお預けです。

 

*わんこそばを68杯食べました。ちなみに、男性の平均で50~60杯とのこと。
 つい、勢いで食べてしまいました。。。

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