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色素沈着って

 学会でのお楽しみといえば、安部先生の講演やセミナー。
今回もミニレクチャーがあると分かり、参加を決めたようなものです。
タイトルは“色素沈着って何色?”

色素沈着について取り上げるなんて、さすがだと思っていましたが、学会長から直々の依頼だったとのこと。

色素沈着は茶色や褐色と表現されることが多いのですが、メラニンの沈着部位(深さ)
によって色調が変化し、メラニンが増えると濃くなります。
刺激を感じると、メラニン色素を作って皮膚を守ろうと、防御機能が働くためです。

過去に炎症を起こした証でもあるので、褥瘡の好発部位で発見した時や、座っている時間が長い患者さんなどでは、特に注意してもらっています。

ちなみに、皮膚の1番浅いところ(表皮~真皮表皮接合部)では黒色ですが、深くなるにつれて褐色・黒褐色、茶色・黒色、紫褐色、と変化し真皮深層では青色となります。
分かり易いのは、褐色・黒褐色の肝斑や、青色の蒙古斑でしょうか。

「私の好きな書籍に記載してあったなぁ~」とか思い出しながら聞いていました。
(現在は第3版が出版されていますが、私が持っているのは第2版です)

院内の研修では色素沈着について取り上げていますが、紫外線対策や皮膚を擦らないことなどが殆どだったので、次年度は色調に違いについて加えても良いかな。

東照宮三百年祭記念塔、待ち合わせの場所に利用されているみたいです。
地元の人と思しき方に、なぜか塔と私を2度見されてしまいました。
写真を撮る人は少ないのかな?

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備えあれば憂いなし

私が認定看護師の研修に行く3ヶ月前に東日本大震災が発生しました。
そのため、有事の際にもなるべく困らないことを優先的に考えて、製品を決定してきました。
洗浄剤は洗い流さなくても良いタイプの物。
エアマットレスは高機能で停電後も2週間程度はセルが潰れない物。
おむつは吸収量が多く、汎用性が高い物など。
学会には災害対策委員会があり、演題発表にも災害・在宅ケアの項目があります。

静岡で開催かれた学会の講演発表で、「日常から外出時に予備の装具を持って出るなどの対策をとっている人ストーマ保有者は、災害時の対策をとっている人が多い」との発表を聞き、少し安心しました。
当院では外出時には予備の装具を持つこと、災害時の対策も必ず指導しています。
(濡れないように密封した袋に入れることが大事)
大雪の影響で宅配が遅れた年もあり、そのエピソードも伝えています。
(私自身、コンタクトレンズが届かず、数日眼鏡で過ごした失敗談も話します)

メーカーやオストメイト協会から避難所に装具が届き、普段使っている物と違ってもサイズさえ合っていれば、使用するようにとも指導しています。
少し余裕を持って注文し、有事の際に自分が困らないような準備をして欲しいですね。

  
*大好きな静岡おでん、だし粉を付けるのがポイント!

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