WOCNブログ

雪にも負けず

雪に関するエピソードはたくさんありますが、毎年のように思い出すことがあります。
それは、行政に出向しケアマネジャーをしていた頃のこと。
大雪が降った日は、一人暮らしの高齢者や高齢世帯の除雪を行っていました。
社会福祉協議会のスタッフとも協力し、3~4人で1グループを作り、それぞれが数件を受け持ち、ヘルパーさんやデイサービスの車両が入るスペースを確保する。
大変だったけれど、いい経験をさせてもらいました。
*現在も同様のことを行っているかは不明です。
デイサービスに勤務していた時も、訪問看護師をしていた時も、大雪の時は大変でしたね。
雪道の車椅子介助、ホワイトアウトで運転が怖かったこと、大晦日の大雪の夜に緊急訪問したことなど。。。
色々なことが懐かしく思い出されます。
笑えたのは、山間地の細い坂道を下っている時にネコが道の真ん中を歩いていて、(雪で道幅が狭くなっているので追い抜くことができない)クラクションを軽く鳴らしたら、ネコが立ち止まって振り向き、しばらく私を見てから端に寄ってくれました。
思わずネコに「すみません。」と頭を下げてしまいましたが、立ち止まってから振り向くまでの「間」が絶妙だったことを覚えています。
現在の私はというと、訪問や送迎の仕事をするスタッフに事故が無いよう祈るだけです。
雪にも負けずに頑張って欲しいな。
 
 
*すごいツララですね。
いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
 
WOCNブログ

手術室と褥瘡対策

 一般的に褥瘡といえば、寝たきりで高齢の患者さんか、がんのターミナルステージの患者さんというイメージを持つと思います。

しかし、実際は歩行ができる患者さんや、年齢の若い患者さん(時には小児)も褥瘡になってしまう場合があり、手術中も予防対策が必要です。
患者さんは裸の状態であり、身体は動かせません。
体位は仰向けだけではなく、うつ伏せや横向き、座ったような状態など特殊な体位を取ることの方が多く、時には手術台ごと身体が斜めになったり、頭側が下になったりすることもあるのです。
どのような体位を取るかは事前に分かっているので、圧やズレが発生する部位に予防対策を取っており、手術室の看護師に全面的に頼っていました。
「気になっているけど相談がないと介入し難い。。。」認定看護師に共通する悩みです。
手術室での体位の取り方については、説明を聞いて何となくイメージは沸くのですが、やはり実際を見てみないと気が付かないこともあると思い、手術に何度か立ち合わせてもらいました。
立ち合わせてもらったことで分かったことや、
全身の体圧が測定できる器械を使用して集めたデータを基に、
医師や手術室、病棟看護師との連携で、よりよい褥瘡対策ができるはず!
簡単にはいかないと思いますが、皆が納得した対策を取れるようにしたいと考えています。
手術中の褥瘡対策。。。
全力で取り組みます。
 
*新病棟4Fから見た北アルプス
いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた
WOCNブログ

科学的スキンケア

先月下旬に視聴した安部先生の講義に大満足したので、視聴できなかった方のために、
ポイントのポイントをお知らせします。
スキンケアって簡単に言いますが、看護師は「科学的スキンケア」を
行いたいものです。
「皮膚疾患をふまえた科学的スキンケア」
内容は、1.スキンケアとは2.皮膚の構造3.皮膚の変化と疾患4.皮膚と真菌症
5.皮膚の治療薬6.皮膚の正常を保つために でした。
どれも大切で覚えて欲しいのですが、ポイントをひとつだけ挙げるとしたら、
私は皮膚の生理機能を推します。
「皮膚の生理機能は、バリア・保護機能や体温調整、知覚、分泌・排泄、
コレステロール・ビタミンD3合成、サイトカイン、呼吸、吸収作用がある」
「高齢者の皮膚の特徴として、表皮の菲薄化と表皮突起の平坦化、真皮乳頭層の毛細血管係蹄の消失が見られ、皮膚分泌の減少、セラミドや天然保湿因子の減少が起こりバリア機能が低下する」
「真皮の老化は、生理的老化と光老化の2つのメカニズムが存在することで引き起こされる」
「皮膚におけるバリアには、物理的バリア・科学的バリア・免疫学的バリアがある」
「スキンケアにはドライスキンのケアと湿潤創面へのスキンケアがある」
患者さんの皮膚を守るケアを実践するためには、生理機能の正しい理解が必要です。
清潔や排泄ケア時に使用する、洗浄剤や保湿剤などを購入していただく時や、
退院後のケア方法について、患者さんやご家族にきちんと説明するために、
必要な知識のひとつなのです。
もちろん、患者さんだけでなく自分の美肌(?!)を保つためにも。。。
 
 
*函館の八幡坂。夜は幻想的ですね。
いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた
WOCNブログ

謹賀新年

2016年が始まりました。
今年当院は、電子カルテのバージョンアップ、新病棟への引越し、病院機能評価受審などのイベントを控えています。
タイミング良く(!?)診療報酬改訂もあるため、私としては専門領域の情報収集も欠かせない状態です。
大変そうに見えるかもしれませんが、色々なことを見直し、より良い方法を検討するチャンスでもあるので、これを最大限に活かそうと昨年から準備を進めています。
せっかくのチャンスだから、活かさないともったいないですよね!

苦労が実を結び、良い年だったと思えるような活動をしますので、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


*災難を代りに受けてくれ、願いを託し叶えてくれるというお守りの「身代わり申」です。
申年の今年は身に付けていようかな。

いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた