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あなたの声が聞きたくて。。。
今年最後の学びは、e-ラーニングによる「皮膚疾患をふまえた科学的スキンケア」で、
安部先生が講師でした。
あえて視聴期間の最終日に視聴し、(理由はヒミツ)
いつも通り期待以上だった内容に「やっぱり最後にとっておいて良かったなぁ」と
思っているところです。
内容については、次回以降に投稿しますね。
自己研鑽のために、関連学会や各種セミナーに参加する機会も多いのですが、
「タイトルと内容が違う」とか「期待していたのに。。。」と少しがっかりしてしまうことも時にはあります。(自分のことを棚に上げてスミマセン)
先日、院内発生の褥瘡患者さんがいる病棟の看護師に、「気をつけていたのにショックです。」
「対策も取っていたのに悔しいです。」と言われました。
スタッフにそんな感情を抱かせてしまったことを申し訳なく思い、
何が不足していたのか考えられることを伝えました。
スタッフの中には、色々な感情を表出できる人がいますが、中にはできない人もいます。
ラウンド中に本音を聞かせてもらえると、参考になることが多いので、
できれば色々な想いを聞かせて欲しいと、いつも想っています。
私の使用している電子カルテの上には、
「あなたの声が聞きたくて お耳が こんなになりました」と書かれた、
かわいいウサギのイラストを飾ってあります。
認定看護師として大切にしたい気持ちなのです。
*新病棟7Fから見た北アルプス
今年もあと3日。
よい年をお迎え下さい。
いつもありがとうございます。 WOCN ふりはた
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ふりはた版今年の漢字
今年の漢字は「安」でしたね。
安といえば、安曇総合病院の「安」。。。
4月に名称変更したばかりですが、懐かしく感じられます。
私が今年の漢字を選ぶとしたら、「挑」か「夢」ですが、
どちらかといえば「挑」かな?
考えたら、認定の受験をしようと決めた時からずっと、挑むことの連続でしたが、
今年は特に挑むことが多かったように思います。
印象に残っていることを挙げるとしたら、精神科病棟でのおむつ製品変更と、
コンチネンスサポートチーム活動の開始、一般科病棟でのおむつ定額性の導入、
褥瘡管理対策研修を、地域住民のための健康公開講座と合同開催にしたことでしょうか。
ただしこれらのことは、「開始出来て良かった。」で終わることではなく、
来年以降も継続し、発展させることの方が大切で、困難なことだと考えています。
協力してくれるスタッフやメンバーと一緒に、より良い方向へ進んで行きたいですね。
みなさんにとって、今年の漢字って何になるでしょうか?
*10月に行った函館の写真です。
タクシー運転手さんの趣味が写真とのことで、色々な場所で写真を撮ることが出来ました。
たまたま乗ったタクシーの運転手さんが、観光案内以上のことをして下さったおかげで、
思い出に残る旅となりました。
仕事の範囲を超えたサービス。。。
「担当してもらって良かった。」と思われるようになりたいですね。
いつもありがとうございます。 WOCN ふりはた
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人にやさしいポジショニングっていいね!
12月上旬、飯田市訪問看護ステーションの近藤先生をお招きし、
「人にやさしいポジショニングって、なーあに?」
-人の身体の構造から考えるポジショニング-と題して褥瘡管理対策研修を行いました。
地域住民のための健康公開講座と合同開催のため、介護保険施設やケアマネジャー、
地域包括などにも案内を出し、大勢の方々にご参加をいただいたので大変嬉しく思っています。ありがとうございました。
前半の講義では、人の身体を顔・胴体・右腕・左腕・骨盤・右足・左足の、
7つの塊に分けて考え、それぞれの繋がりや位置関係の姿勢を評価すること。
骨盤を中心に体軸を整え、ゆがみを直すことが大切であること。
身体の骨格に沿うように広く支え、クッションに重さをかけることなどを分かり易く教えていただきました。
ゆがみを直さずにクッションを入れ込むと、患者さんや利用者さんに苦痛を与えることになるため要注意!
ポジショニングの効果は褥瘡対策だけでなく、呼吸や循環機能の改善や、
嚥下機能も助けるのです。
すごいですよね~。
更に、拘縮の予防や改善によって、排泄ケアや更衣が安楽になるため、
スタッフや介護者、患者さんや利用者さん双方にとって、良いことずくめなのです。
*写真の掲載については、先生の許可を取ってあります。
後半の実技では仰臥位と半側臥位を行い、グローブを使用して重さの確認も行いました。
後ろの席の方にも見えるようにカメラで投影しましたが、「カメラを活用して見やすくて良かった。」と好評でした。
参加者の真剣な眼差しや、「良い研修をありがとうございました。」といった意見があり、
研修を企画して本当に良かったと安堵しましたが、
長野の合言葉「手抜きはせずに、背抜き・尻抜き・踵抜き」を遅ればせながら、
当院や地域でも流行らせたいという気持ちが強くなりました。
いつもありがとうございます。 WOCN ふりはた
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MDRPUとスキン-テア
11月下旬、医療機器関連圧迫創傷(medical device-related pressure ulcer:MDRPU)やスキン-テアに関するセミナーに参加しました。
医療機器関連圧迫創傷。。。
聞きなれない用語かもしれませんが、褥瘡学会では平成23年から予防について、
スキン-テアは、WOC学会で平成25年から予防と管理に取り組んでいます。
医療機器関連圧迫創傷は、治療目的で使用した医療用ストッキングや、ギプス・シーネ、
酸素マスクなどの装着が原因で発生します。
治療に必要なことなので中止することも難しく、発生部位を注意深く観察すること、
医療機器についての正しい知識を持つことなどが大切!
テアは学会から予防管理についてのベストプラクティスが発売されました。
(是非読んで下さい)
先日看護補助者さんへ学習会を行いましたが、スキン-テアについても少し盛り込ませてもらいました。
テアが起きやすい皮膚状態は、菲薄(ひはく)・浮腫・皮下出血・ドライスキン。
当院の入院患者さんは高齢者が多いので、多くの患者さんが当てはまります。
転倒・転落や、ベッド柵にぶつけた、入浴や清拭時、車椅子移動介助の摩擦・ずれ、などが原因で起こるため、補助者さんにも注意して頂く必要があるのです。
テアは院内だけでなく、在宅や施設でも発生するため啓発活動も大切ですね。
先日の公開講座の資料を地域へ送付する時に、「テアの資料もつけちゃえ」と
密かに計画中です。(投稿したので、密かではないか!?)
*学会から送られてきたポスターを事務所の棚に貼っています。
セミナーの質疑応答で、「WOCに踵(かかと)の潰瘍を見てもらったら、褥瘡でないと言われました。」といった質問がありました。
私も、踵に限らず褥瘡ではない皮膚トラブルについて、
「これは褥瘡ではなくて〇〇だね。」と伝えることがあります。
アセスメント内容を伝えてはいますが、理解できなかったスタッフは同じような印象を持つかもしれないと感じました。
「分かり易く短い言葉で伝えること」って難しいですね。
よい勉強になりました。
いつもありがとうございます。 WOCN ふりはた
*前回の投稿から時間が掛かってしまいました。投稿したいことはたくさんあるので、今月は頑張って投稿しますよ。