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ワークショップでの発表

先日、農村医学会のワークショップ「在宅医療の現状と課題」にて、
「ポータブル超音波診断装置を用いた在宅褥瘡評価の試み」を発表しました。
といっても発表者は、検査科のスタッフで褥瘡対策委員でもある佐々木さん。。。
私は、質問対策担当ということで秋田まで行ってきました。
 
「褥瘡のポケット評価のためにWOCNと同行訪問し、エアーマットの継続使用ができたことで閉創に至った。」
「検査科のスタッフが在宅で訪問しても加算は取れない。」
「上司の理解があって訪問できたけれど、本当は検査科のスタッフも在宅に出られると良い。」というような内容です。
 
「検査科は受け身なんだよね。」と佐々木さんが言っていました。
確かに、そうなのかもしれません。
検査科のスタッフが、褥瘡対策委員ではない施設もあるので是非、
委員会に入っていただくと良いと思います。
 
8月末に訪れた仙台でも感じましたが、東北の方は親切な人が多いですね。
困っているように見える人、実際に困っている人に気軽に声を掛ける。。。
意外とできないような気がします。
どんな時も、時間と気持ちに余裕を持てるようになりたいです。
 
いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
 
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病院祭のお知らせ

 10月25日(日)9時30分~16時まで、あづみ病院と池田町公民館・池田町役場駐車場において、病院祭・農業祭が開催されます。

昨年は「お肌診断」を行い好評!?でしたが、
今年は当院で使用している高機能タイプのエアーマットレスや、ポジショニングピロー、車椅子用クッションの紹介し、実際に体験していただこうと考えました。
「エアーマットレス(床ずれ用マットレス)のひみつ!」
~寝て・座って・触れてみて下さい~というコーナーで、
9時30分~12時30分まで、エアーマットレスなどの褥瘡予防寝具を展示いたします。
普段はシーツの下で見えないエアーマットレスがどのような物なのか、
ポジショニングピローや車椅子用クッションの心地良さを、
地域のみなさまにお伝えできたら。。。と思っています。
今年はパネル展示も復活し、「当院で使用しているおむつの特徴」を作成しました。
残念なことにパネル前での説明は出来ませんが、見れば分かるように考えてみましたので、是非お立ち寄り下さい。
病院祭・農業祭のテーマは「創~地域とのつながり」です。
地域のみなさまとのつながりを感じることができたら、嬉しいですね。
 
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1ヶ月経過。。。

先月から、精神科病棟でも1枚使用タイプのおむつに変更になりました。
一般科病棟では4年前から導入を開始しましたが、
精神科病棟では特有の諸事情などがあり難しい状況でした。
時間が掛かることを覚悟して、諦めずにアプローチを続けてきて本当に良かったと思っています。
しかし、導入することが目的ではないので決まってからの準備が大変。。。
10月導入を目標にしていましたが、他施設の事情により当院での開始が1ヶ月早まり、
タイミング悪く!?一般科病棟でのおむつ定額制度の開始と重なり、スタッフには迷惑をかけたかもしれません。
(「かもじゃないよお~。」って言われそうです。)
新しいことを始めるには大変なエネルギーを消耗しますが、
一緒に活動してくれるコンチネンスケアサポートチームのメンバーや、
病棟スタッフの頑張りを見ることで充電ができます。
一般科に比較してアセスメントに苦労するケースもありますが、アドバイザーさんのご協力も得ながら、ステップアップが図れることに期待が膨らむ今日この頃です。
 
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タックフォーシーアナストゥー

9月上旬に当院で使用しているおむつメーカーのフォーラムがありました。
会場は、なんと、スウェーデン大使館!
看護部長の代理で出席させていただきました。
内容は、地域の皆さんが推進する「生活の質を支えるコンチネンスケア」として、
スウェーデンにおける高齢者ケア理念と社会保障制度、
テーマセッション「排泄ケアの地域連携を目指して 院内連携の実践から院外連携へ」
「地域連携の目的共有と意思の統一~地域CSTの設立~」など。
スウェーデンといえば、福祉先進国のイメージがあると思いますが、
「最適な排泄ケアを受けることは基本的人権のうちのひとつ」と
法律で定義されているとのことでした。
そのため、教育を受けていない家族が介護をしないのが通常なのだそうです。
そして、おむつは専門の看護師が処方し、無料で受け取るのだと聞きました。
処方されることは知っていましたが、無料とは。。。オドロキですね。
 
大切な発表がありました。
「院内外の連携のために、連携の主語は患者さん」
「排泄ケアの地域連携は生活を支えるうえで不可欠であることを認識する」
最近多摩地区では、排泄ケア地域連携会をキックオフしたそうです。
「院内連携が完了してから地域連携を検討する」と考えていましたが、
院内、院外の排泄ケア連携は同時進行で行っても良いことが分かり、
新たなプランが浮かんで来ました。。。
最後に「桃栗三年 柿八年。柚子は9年でなりさがる。梨の大馬鹿18年。
時間は要するかもしれないけど、地域の力を信じて継続していくことが大切なのかもしれません。」と結んだ発表を聞き、会場の誰もが頷いているように感じました。
地域は違っても考えていることは同じです。
 
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