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信州うつ病治療フォラーム

 信州大学にて、当院の鬼頭先生が前座をつとめ、群馬大学の福田教授をお招きしてのNIRS(光トポグラフィ検査)を中心とした講演会(信州うつ病フォーラム)が開催されました。


当院の鬼頭医師は昨年まで信州大学でされていたお仕事である老年期うつ病とアルツハイマー型認知症の鑑別補助にNIRSをつかう基礎研究について発表されました。苦労の末に論文化され国際学会でも発表されるようです。
研究の苦労話なども伺うことが出来ました。
群馬大学の福田教授はNIRSの実用化に向けた実践の第一人者であるとともに、生活臨床や当事者主体の最近のムーブメントのなかでも中心となって活躍されている先生です。
これまで先進医療(治験)としてしか使えなかったNIRSも、安いですが保険収載されました。
時間分解能に優れた簡便な脳機能画像検査としての利用が期待されています。
NIRSの基礎から臨床における位置づけ、精神科にも他科のように当事者とともに検討することの出来る明確なバイオマーカーができることで日常臨床がどのように代わるかというお話をされていました。
丁寧な問診や精神療法の大切さには変わりはなく、コミュニケーションツールとして新しい可能性が広がりそうです。

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医学生さんの見学実習

夏休みを利用して東海大学5年生の小坂真先生が病院見学実習に来てくれました。

 
「精神科病棟を中心に見学実習をさせていただきました。
医師、コメディカルの皆さんがとても親切で、ホスピタリティに溢れた病院でした。
またスタッフ間の風通しの良さが、研修病院として魅力的だと感じました。
今回の実習は1日のみでしたが、次回は複数日お世話になりたいです。
ありがとうございました。」
お待ちしております。

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信州精神医療交流会のお知らせ

日時:2012年9月1日(土曜日)
場所:筑北村西条 西条温泉「とくら」0263−66-2114
テーマ「精神科医療と認知症」ー精神科医療と中の現状と課題^
内容:
第一部 講演・意見交換会 (16:00〜18:30)
医療法人栗山会 飯田病院 作業療法士 加藤未来先生
JA長野厚生連 安曇総合病院 医師 中村伸治先生 PSW 岩崎留美先生
第二部 夕食・懇談会 (19:00〜21:00)
第三部 交流会・自由討論会
参加費
第一部のみ参加 1000円
第二部まで参加(夕食付)5000円
第三部まで参加(宿泊)12000円
参加申込みはメールまたはFaxで。精神医療福祉に関わる方ならどなたも参加できます。
(8月24日(金)までにお申し込み下さい)
連絡先 事務局:JA長野県厚生連安曇総合病院メンタルケアセンター
郷津米美・松本千里
Tel  0261-62-9830
Fax 0261-62-9860
Mail az-menc@dhk.janis.or.jp

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病棟からの花火大会

お盆でも病院は通常と変わりなくやっています。
夏の恒例行事として池田町松川村共催の高瀬川花火大会が開催されました。

精神科病棟、特に2階や3階の屋上は特等席で花火が間近に見えます。
よく見えるホールに入院患者さんたちが集まってきています。
 
小さな花火大会なのでスポンサーを読み上げながら数発ずつの打ち上げです。
しかも休憩が入ります(^_^;)
でも間近なためドーンドーンと音がすごい迫力です。

病院の駐車場も花火大会のための駐車場になり、河川敷の会場には出店もあります。
残念ながら、今年は途中で雨が降って来ました。

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平成27年 忘年会 

 
精神科の雨宮です。 ブログ更新をしばらく行っていなかったのですが再開します。
平成27年12月某日 大町某所で北アルプス医療センターあづみ病院の忘年会が、池田町某所でこころのホスピタルの歓送迎会が開かれました。
残すところ今年もあとわずかですが精一杯地域の力になれるように頑張っていきます。

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佐久大学からの看護実習

 昨年に引き続き佐久大学の看護学部の学生さんが2週間ほど実習に来てくれています。
 もれなく教官もついてきます。
遠方なので学生さんは過去の職員寮、グループホームを改造した宿舎に合宿状態です。
 スタッフも大変ですが、張りあいになりますね。

ご協力いただける患者さんの担当になっていただきますが、他の科とは違って患者さんも気を使ってくれません。
患者さんとのコミュニケーションに苦労したりさまざまなことを経験していただきます。
またレクリエーションも担当してもらいます。
多職種でワイワイとやっている雰囲気も感じていただき、精神障害への偏見が少しでもなくなればと思います。
縁があれば将来一緒にはたらけるといいですね。

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実習の感想

信州大学 アドクリ 富田先生の感想文です。 

 「今回の精神科実習は4週間という短い期間でしたが、病棟・外来・往診をはじめ、各勉強会やデイケアへの参加をとおして、多くの経験をさせてもらいました。
精神科ならではと一番感じたのが朝会です。毎朝、精神科に関わるスタッフが集まって、入院患者の容体や外来の予定、在宅等の情報を共有しています。精神科においては、退院が治療の終わりではなく、その後のサポートも重要な役目の一つなのだと感じさせられました
また、初診の外来患者さんの問診をとらせて頂いたのですが、予想以上に難しく緊張感をもって取り組むことができました。どれだけ患者さんが自身の事を話してくれるかは医師の技量にかかっていて、それは一朝一夕で手に入るものではないと痛感しました。
その他に、摂食障害教室や断酒会の見学もさせてもらえました。患者さんのみならず、その家族や周りの人達がいかにして自分の現状と向き合っているのか、どのようなサポートが必要なのかを目にする事ができました。

最後に、先生方をはじめ精神科スタッフの皆様、手厚くご指導していただき本当にありがとうございました。」

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ぐりとぐら。

ボランティアさんの絵本読み聞かせ・・。
本日は「ぐりとぐら」


 

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第3回不登校を考える県民の集い

樋端です。
あがたのもり文化会館で開催された不登校を考える県民の集いに相談と座談会のアドバイザーとして参加してきました。
最近外来でも不登校の相談を受けることが多いのですが、不登校への対応は多くの人が関わってはじめてできます。
各地に支援団体が増えてきているのも心強いですね。

不登校の背景にある発達障害や気分障害、統合失調症、情緒障害などの診たてと手だて。
家族や学校の支援。小中高、それ以降の長期間を見すえた継続的な支援。
などなど不登校支援において医療の果たす役割は実は大きいと感じました。 

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デイケアバザーのお知らせです!!

 ★日時:127日金曜日

      10時~14(売り切れ次第終了)

 

★場所:安曇総合病院正面玄関前

 デイケア・ショートケア・ナイトケアの利用者が心をこめて作りました!!

  すべて手作りです!!

クリスマスリース、アクリルたわし、手芸品、ヘアアクセサリーなど

 

            【クリスマスリース】


      【お弁当袋】


【リボン】

 年に一度のバザーです!!この機会をお見逃しなく!!

  デイケア利用者一同、お待ちしています.

 

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昼下がりの屋上庭園。

昼下がりの屋上。
休憩するスタッフや患者さん。
屋上農園の夏野菜はおわって、白菜なども植えられています。


 

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クロザピン

クロザピン(商品名クロザリル®)という薬をご存知でしょうか?
「治療抵抗性統合失調症治療薬」簡単に言うと、通常使われる薬で効果が十分でなかったり、副作用が強く出たりする場合に使用することができます。
「最初から使えばいいじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、副作用がネックとなっています。
代表的なものが感染症にかかりやすくなる無顆粒球症で、死亡例も報告されています。この無顆粒球症が問題となり、世界的に販売が中止となったこともありました。
それでも、他の薬は何を使っても効果が出ないのに、クロザピンだけは効果が認められた、という事例が見直され、ならば他の薬が効かなかったりして困っている患者さんに限り、モニタリングサービスに登録し血液内科医や糖尿病専門医と連携をとりながら検査を頻回に行って副作用対策をしっかり行う、という条件で日本でも使用が認められました。2009年のことです。
そういった副作用の心配はありますが、手が震える、歩きにくくなるなどの錐体外路症状は従来の抗精神病薬より少ないと言われています。
遅ればせながら、安曇総合病院でも昨年から使用を開始しました。これまでに長野県内で使用された8人のうち6名の安曇総合病院の患者さんです。うち白血球の減少がみられ、投与を中止せざるをえなかった1例も実際にあります。
一方で、今まで従来の治療薬では難渋していた患者さんのご家族の方。クロザピンを使い始める時も不安そうでした。
今ではその患者さんの症状もだいぶ落ち着き、その方が笑顔で話される姿が印象的です。
ご質問等ありましたら、医師・薬剤師にどうぞ。話だけでももっと詳しく聞いてみたい、ということでも結構です。

(薬剤師 池川)
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養護教諭を目指す学生さんが見学に見えました。

養護教諭をめざす学生さんが自分で直接探して申し込んで安曇総合病院に見学にみえました。
養護教諭になるには教育学部から、看護大学からなどいろいろあるそうですが、医療系でなければ医療現場をあまり知らないまま学校現場における医療代表となってしまうことになります。
健康教育、健康管理、思春期の不登校の子の対応や教職員の健康管理(メンタル面も)などその役割は今後ますます大きくなっています。
思春期の患者さんへの対応では養護教諭と連携をとりながら対応していくことも増えています。
病院見学の他に、精神科の外来も見学していただいたが、様々な患者さんに対して多職種でよろず相談の対応をしている雰囲気なども感じてもらえたでしょうか。
一方、医療の側も教育の現場にでかけてることも大切ですね・・・。
そういう意味では学校登山への付き添いなども貴重な機会になっています。

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信大アドクリ学生。

 今年も信大のアドクリ(選択実習)の医学生が安曇総合病院精神科に来てくれています。
一人目の諏訪先生は3週間の実習でした。

「安曇総合病院精神科では、豊富な症例に触れることが出来、個々の症例はそれぞれ抽象化され得ないと考えられる精神疾患においては、より多くの症例に触れることが大切で、本実習では大変勉強になることが多く、数多ある選択肢の中で選んでよかった、と思える実習が出来ました。ありがとうございました。」
信州大学医学部6年 諏訪学
精神科が気になったら初期や後期の研修でまた来てくださいね。

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夏の収穫

 
野菜のプロマイド