指導医・研修医ブログ

研修1年目

 研修医1年目の柏瀬です。あづみ病院での研修が始まり2カ月が過ぎようとしています。
2か月間の研修や私生活の過ごし方などをご報告させていただきます。

研修は約2週間のオリエンテーションから始まり、呼吸器内科で6週間の研修を終え、現在血液内科で研修をおこなっています。5月には当直も始まりました。
呼吸器内科では担当患者さんを持ち、指導医のもと、日々の診察やカルテ記入、治療など病棟管理を学ばせていただきました。血液内科でも入院患者さんを担当させていただき、患者さんそれぞれに評価するパラメータを決め、日々の変化について指導医に報告・相談し、ご指導いただいています。
電子カルテの使い方もだんだん慣れてきました。日々、疑問点や課題を見つけ、一つずつ解決するように心がけています。当院の研修医1年目は私だけで、同期がいないのが非常に残念なのですが、なにかあれば2年目の研修医の先生方に相談に乗っていただき、わからないことは親切に教えていただいています。秘書の方々にも手厚くサポートしていただいています。

 私生活の面では、ドライブやバイクの修理などコロナ禍でも楽しく過ごしています。北安曇郡の田園や北アルプスの風景は本当に素晴らしく、感動します。これから登山も初めてみたいと思っています。美味しいお店もたくさん教えていただきました。個人的に安曇野の青崎の天ざる、ひさりな食堂のラーメン、穂の香の山賊焼き、大町市の俵屋の餃子などがおいしいと思いました。四季折々の景色や食べ物をこれからも楽しんでいきたいと思っています。(4月から5Kg増量したのでダイエットも頑張ります。)

北アルプス牧場のソフトクリーム。美味しいです。

研修医1年目 柏瀬 仁
 

フレッシュナースブログ

2021新人研修〜朝の検温場面でのシミュレーション〜

 今回の新人研修では、シミュレーション研修を行いました。
グループで看護師役、患者役にわかれ、朝の検温のため2人の患者さんを訪室し、患者さんそれぞれのバイタル測定を行いながらお話したり、検査や食事の説明などを行いました。
私は看護師役となり、決められた時間の中で患者さんに丁寧な対応ができるように心がけました。リーダーからの申し送りを患者さんに正確にお伝えできるよう、経時的に説明することや患者さんが理解しやすい言葉選びが大切だと感じました。私たちも分からない言葉があった時には、十分な説明ができるように調べたり先輩に聞いたりしながら患者さんへ誠実に対応することを心がけていきたいと思います。
 

 新人看護師の私は、手術室の配属になりました。
手術室はあまり立ち入る機会のない場所ですよね。
私は最初、手術室という場所が少し怖いなというイメージを持っていました。しかし、実際のあづみ病院の手術室はとても明るい雰囲気で、看護師の先輩や先生方は患者さんがいつも安心して手術を受けられるようにかかわっています!そんな先輩方の姿から私は、いつでも手術が安全にスムーズにすすめられるように、毎日自分の目標を立てながら必要な知識・技術の習得に励んでいます。器械出しも少しずつ入ることが増えました。出来ることやわかることが増えてくるとと、やりがいのある職場だなと実感しています。

 

新人看護師手術室 荒井

 

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2021新人研修~危険予知、身体抑制~

さて、今日はKYT(危険予知トレーニング)、身体抑制、医療安全についての研修が行われました。KYTでは病院でよく遭遇するシーンについてどんな危険が潜んでいるか、状況を把握しどのような対策を立てられるかなどKYT4ラウンド法に沿ってグループワークを行いました。患者さんの安全を守るために危険を予測する視点・対策の立て方を学べました。


身体抑制の講義では実際に体験し、抑制される側の思いを実感しました。抑制が必要な場合は倫理原則に基づいて本当に妥当なのかを常に考え続ける意識が大切だと感じました。

 
医療安全の講義では過去の事故から再び繰り返さないよう、現在に繋がっていると学びました。日々、私たちが行っている6Rやダブルチェックなどの重要性を改めて感じ、身が引き締まる思いでした。

                        新人看護師 飯島、池上、竹野、西澤、松本

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2021新人研修~スキンケア・プライミング・人工呼吸器について~

看護部研修5日目!
 本日は、午前中にスキンケアについての講義を受けました。実際にベッドに横になり、そのままの状態からベッドを挙上したときに背中の窮屈さや違和感を感じるといった体験をしました。実際に体験したことで患者さんの思いを知り除圧という手技ひとつとっても患者さんが安全に安楽に過ごすためにとても大切だと学べました。

 


また、プライミングの講義では、実際の輸液ボトルと輸液セットを使用し練習しました。
最初に比べて輸液セットの扱いにはみんな慣れてきているのではないかと感じました。プライミングの手技自体は難しいものではなかったのですが、清潔操作を確実に行うことが患者さんの安全を守るために大切なので、確実に行えるようにしていきたいです。
人工呼吸器は命に関わる重要な機械で操作に苦戦しましたが今後、徐々に慣れて扱えるようになりたいです。

 

フレッシュナースブログ

2021新人研修~注射・検温・グループ目標作り~

 看護部研修4日目です。
本日は注射や検温のシミュレーションといった実際の看護の場面を想定した研修に加え、4~5人でグループをつくり、1年後になっていたい理想の看護像を考え、目標を立てました。

 

 

午前に行った注射のシミュレーションでは、筋肉注射の方法や注意点を学んだため、実際に患者さんに行う時にそれらを意識して安全に行っていきたいと思います。
また、午後に行った検温では、チーム内で指摘し合うことで、自分の足りていない部分やできているところに気づくことができました。
病棟ではグループ目標や個人目標を意識して患者さんに看護を行っていきたいと思います。

 

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2021新人研修~輸液ポンプ、シリンジポンプ操作・静脈血採血~

看護部研修3日目!
本日はポンプ操作や採血といった本格的に医療行為の研修をしました。まずは安全に・正しく操作することが私たち新人看護師には大切なことであり、皆一つ一つ手順を確認しながら、何度も何度も繰り返しました。

 
午後は今日のメインイベントともいえる同期同士での採血を経験しました。採血は初めての体験なので、する側もされる側も緊張し、また患者側の痛みも知ることができました。
今回経験した緊張と痛みを忘れずに自分たちの技術を向上させ、患者様の安心・安全につながる看護を一日も早く提供したいと思います。

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医療英語スキルアップ

 当院がある長野県北安曇郡は、観光地が多くまたスキー場がたくさんあります。

通年を通して観光客が多いのですが、冬にはスキーをしに海外からもたくさん観光客が来日します。トリップアドバイザーでは、過去に10位以内に白馬村が人気観光地として選ばれたくらい世界でも人気なエリアです。
この雪が降る季節が近づいてくると、海外からの患者さんが多くなるため自分のスキルアップのため「医療通訳試験を受けないと」なんて思い毎年申込をします。

今年は、コロナ禍ともありWEB受験になりました。
毎年会場になる東京や大阪に行かず、家でできる便利さ。
でも、実際受験してみて集中ができず来客が来たりという難しさもありました。
試験は、1時間のリスニング。1時間の筆記。
毎年Basicコースを受講していましたが、今年はAdvanceコースに挑戦。
ところが内容が一気に医療関係の治療法とかになり、正直看護師とかでないと選べない問題が多かったように思います。

 さて、この夏は日本在住の外国の方が受診するケースが多かったです。
母国語が英語であれば、ちょっと専門的な言葉でも大丈夫ですが、そうでないアジアやヨーロッパ系の方には、それをさらにわかりやすく説明をしないとわからないことが多いです。
日本人の奥さんの方も多々いますが、嬉しいことに医療の専門的なことは説明が難しいので、通訳をお願いしたいと言ってくださいます。

 まだまだ未熟ですが、現場の経験と先生や看護師さんとのコミュニケーションが本当に必要な仕事だと実感しています。
受診科によって専門的な知識が変わるので、絶えず勉強です。

当院は、平日時間内であれば英語以外にポルトガル語の対応も可能ですが、不在の時があるので、事前にご連絡をいただければできる限り対応できるようにしています。
Available English speaking staff during weekday. Reservation is recommended in advance.

 長野県は食べ物もおいしいです。

 

フレッシュナースブログ

2021新人研修~感染予防対策・情報管理・注射器・コミュニケーション他~

看護部研修2日目です。
本日は、感染予防対策・注射器等について研修を受けました。

 
新型コロナウイルスが蔓延している中、感染対策は重要な観点です。感染しない・感染させない・広げないためには一人一人の感染対策が重要になってきます。自分だけでなく他の方のためにも感染対策を徹底して行っていきたいと思います。

 
また、患者さんと関わらせていただくうえで、自分の伝えたいことを正確に伝えるためには、専門用語を控えるなどの工夫が必要であることを学ぶことができました。実際に勤務をしていく中で、実践していきたいと思います。

フレッシュナースブログ

2021新人研修~コミュニケーション・看護記録・電子カルテ~

 今日からは、4月入職した新人看護師でフレッシュナースブログを更新していきます!

看護部研修一日目、快晴ポカポカ陽気の池田町です。
本日は、コミュニケーション、看護記録、電子カルテの扱いについて学びました。


コミュニケーションについては、グループワークを通して他者と自分の違いを知ることができました。
言葉にして相手に伝えることの大切さ、難しさを体感し、今後チームで働いていくうえで、また患者さんと関わらせていただくうえで、活かしていきたいと思います。

電子カルテの扱いについては、実践的な内容を教えていただきました。覚えることが多く、戸惑いや不安もありますが、今後の一つひとつの研修が今後の看護につながることを意識し、みんなで頑張っていきたいと思います。

 

 

スタッフブログ

初期臨床研修修了式が行われました

 3月24日にやまなみホールにて初期臨床研修修了式が開催されました。
臨床研修管理委員会にて研修修了が承認され、田中健太先生と政田啓輔先生が2年間の初期研修を修了することとなりました。
畑統括院長より修了証書が授与され、村田副統括院長からは花束が贈呈されました。


お二人とも緊張した面持ちで終了証書と花束を受け取っておられましたが、
その後行なわれた研修報告では、お二人らしい真面目で実直なお話を聞くことができました。

今年度は、新型コロナウイルスの影響により、救急カンファレンス等がなかなか実施できず、症例報告を行なう機会が減ってしまいましたが、
研修自体に大きな影響はなく、滞りなく研修を進めることができたのは大変喜ばしいことでした。
苦難な状況の中での研修でしたが、研修医からは無事研修を修了できたことへの感謝の言葉をいただき、
事務局としてもとても心温まる式となりました。

3年目以降は、田中先生は県内の千曲荘病院へ、政田先生は整形外科専攻医として引き続き当院で研修されます。
それぞれ進む道は異なりますが、当院での研修を活かし今後も益々ご活躍されることを期待しております!!
田中先生、政田先生ご卒業おめでとうございます☆

 

臨床研修管理委員会事務局

指導医・研修医ブログ

初期研修医2年目を終えて

 2021年3月であづみ病院での2年間の研修を終えました。
うれしいことつらいこと様々なことがあったなととても感慨深い気持ちです。学生時代はまさか自分が縁もゆかりもない長野県で研修することになるとは思いもしませんでした。
偶然のきっかけであづみ病院を知り、特急とローカル電車を乗り継ぎ、最初に当院に来たときはあまりの遠さに愕然としたのを記憶しております。
実際に研修が始まり、長野県に住み始めると、空気がとても澄んでいて星がきれいでどこにいっても人が少なくてとても暮らしやすかったです。
最初は本当に何もわからない状態でスタートしました。研修を終えた今も医学に熟知しているとはとても言えませんが、当初は本当に何をしたらいいかわからず急変で呼ばれてもベッドサイドで立ち往生をしておりました。そんな何もできなかった自分でも2年間を終えた今では、ほんの少しだけは成長できたと思います。内科からはじまり信州大学病院、白馬診療所での研修を通じて少しはできることが増えたと実感しております。

最後にお世話になった病院関係者の方々、そして大北地域の皆様に多大な感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

初期研修医2年目田中

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看護協会主催 一日看護師体験

看護師を目指している高校生を対象に看護協会が主催する一日体験が当院で8月8日開催されました。

ナース服に着替えて、実際看護学校でも使用しているという「フィジコ」の人形を使って聴診器を使い心音を聞いたり、瞳孔を見てみたりと簡単な体験から、各病室に配属されて患者さまの食事などのお手伝いをしていただきました。

短い時間でしたが、ランチタイムには今年入社した新人看護師と楽しいお食事会もしていただき看護師の夢が広がったのではないでしょうか。

今回は、女子高校生ばかりの応募でしたがもちろん男子高校生の体験応募もできます。当院にもたくさんの男性看護師が活躍をしております。

残念ながら当院での一日体験は本日が最終日でしたが、他院ではまだ空きがあったりするかもしれませんので下記をご覧ください。

看護協会主催 一日看護師体験

 

スタッフブログ

心不全療養指導士を取得

 心不全療養指導士は、2021年4月からの新しい制度で、心不全パンデミックにおける心不全の発症と、重症化の予防のための療養指導に従事する医療専門職に必要な基本的知識及び技能などの資質向上を測ることを目的に設立されました。
あづみ病院からは4名(看護師3名、作業療法士1名)が取得しました。
受験申込・症例報告・試験と、合格までは1年がかりでしたが、全員合格できとても嬉しいです。

 多職種で同じ資格を取得することのメリットは、同じ方向を向いて心不全療養指導に取り組めることだと思います。

  
 心不全は、治らない病気です。ただ生活面に気を付けることで、ある程度症状が出ないようにコントロールはできます。心不全療養のための正しい知識と方略を患者さんや家族や支援者に習得・理解していただいて、患者さんと心不全との付き合い方をサポートできたらいいなと思います。また、「心不全になったから」とやりたいことを諦める人もいますが、心臓に優しい方法に工夫をすることで、やりたいことを続けることもできます。作業療法士の専門性として、「やりたい」が「できる」を応援できるように、もっと勉強していきたいと思っています。

作業療法士 大塚

指導医・研修医ブログ

精神科専攻医研修を終えて

 北アルプス医療センターあづみ病院精神科専攻医3年の春原隆史です。
初期研修もあづみ病院で研修したので、合計5年間在籍いたしました。
あづみ病院は先生方もスタッフの方々もみんな優しかったので、快適に研修を行うことができました。先生方、病院のスタッフの皆さま、大変ありがとうございました。

 精神科研修では、主治医として多くの症例を経験することができ、対応に困ったときにはいつでも相談しやすい環境となっていたことが大変良い点だったと思います。
病院から見える北アルプスは大変美しく、特に冬場は雪がかかって美しさが際立ち、見ると心が癒されました。
不満点としては食事を食べるお店が近所に少ないことでしたが、2017年に病院の近くに「麦一粒」という大変美味しいラーメン屋さんができるなど不満点は解消されつつあります。
研修終了後も引き続きあづみ病院で働かせていただきますので、皆様、よろしくお願いします。

「麦一粒」の塩ラーメン

 

WOCNブログ

医師との関係

 先日視聴した学会で、医師とのコラボレーションについてのセミナーがありました。
コラボレーションは「協同作業」とも言われていますが、「異なる視点を交錯させることで、新たな視点を見出し、新しい考え方を創出してゆくような仕事の仕方」という解説が私には一番しっくりきました。
普段、消化器外科の医師とは回診を一緒に回ったり、処置を一緒に行ったり、ストーマ外来でコラボをしています。
学会の演者は、「医師とのコラボレーションを円滑に行うためには、日頃からの情報交換、信頼関係の構築が大切」と述べており、「大腸外科医全員とストーマカンファレンスを開催し、情報共有を図っている」そうです。
ストーマ造設について、必ずフィードバックをしているとのことですが、私も同じようにしています。
ポジティブフィードバックばかりではありませんが、ネガティブフィードバックをしても、「患者さんのため」という共通の目的があるため、関係が悪化するようなことはありません。

回診中のやりとりが「怖い」と指摘されたこともありますが、そのことについても後日話ができるくらい、何でも気兼ねなく話せるような関係なのです。(自己分析)

心がけていることは、「アセスメント内容をすぐに伝えること」
外来診療中でも急ぎの場合は、1分以内で直接伝えるようにしています。
もちろん意見の相違もありますが、ディスカッションすることが大事で、結果がより良いものになることを目指しています。
私達には、忖度なんて存在しないのです。

5年位前に出雲大社にて撮影

いつもありがとうございます。   WOCN  ふりはた