2019.10.30  
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				ご案内 
				11月3日日曜日に病院祭 が開催されます。 
 今年のパネル展示のテーマは、失禁関連皮膚炎について。 
 タイトルは「失禁関連皮膚炎は体も心も傷つけます 」にしました。
失禁関連皮膚炎とは、尿や便(あるいは両方)が皮膚に接触することにより生じる皮膚炎ですが、病名ではなく局所に炎症が存在することを示す広義の概念になります。 
 したがって、おむつ皮膚炎や真菌感染症も含まれ、陰部だけでなくソケイ部まで発生します。
おむつの交換時間やスキンケアを見直すことで予防が図れるため、退院後もケアを継続して欲しいのですが、実際はできていないように感じています。 
 啓発の意味も含めて、分かりやすく作成したつもりなので、パネル展示コーナーへお立ち寄り下さい。 
 サンプル品やパンフレットも準備する予定です。
また、15日金曜日は18時~外来棟会議室にて学習会を開催します。 
 地域の施設職員、ケアマネジャー、訪問看護師、訪問介護員などが対象です。 
 今月は「創傷・スキンケア・スキン-テア・褥瘡」をテーマに、演習なども取りいれようかと考えています。 
 申込みは不要ですのでお気軽にお出かけ下さい。
堅苦しくない、楽しい学習会を参加者の皆さんと一緒に作るのが、理想的だと思っています。
仁和寺の二王門(京都三大門のひとつ)
いつもありがとうございます。   WOCN   ふりはた
			 
			
				
					2019.10.18  
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				10月20日は“床ずれ予防の日” 
				床ずれ(褥瘡)は、自分で寝返りができなかったり、トイレで排泄が出来なかったり、十分に栄養が摂れない人などに多く発生します。 
自立している高齢者でも、風邪を引いて少し寝ていただけでもできてしまうことがあるため、「歩けるから大丈夫!」ということはありません。 
また、形や色など、いつも同じような傷ができるわけではないため、「床ずれ」と気付かず、感染を起こして緊急入院する方もいらっしゃいます。
日頃から「床ずれができる可能性が高い」とはどのような状態なのかを知り、大丈夫かどうかチェックすることが大切です。 
当院では褥瘡の危険因子評価を全入院患者さんに行い、褥瘡発生の可能性がある場合には看護計画を立て、予防的なケアを開始します。 
持ち込みの褥瘡がある患者さんには、退院までのゴールを設定し、治療方針を医師と一緒に考え病棟スタッフと共有しています。 
床ずれは予防することがポイントなので、患者さんの危険因子にあったケアを実施して欲しいです!! 
ちなみに当院では「基本的動作能力(ベッド上自力体位変換)(イス上座位保持、除圧)」「病的骨突出」「関節拘縮」「栄養状態低下」「皮膚湿潤(多汗、尿失禁・便失禁)」「皮膚のぜい弱性(浮腫)(スキン-テアの保有・既往)」をチェックし、予防的スキンケアやマットレスの交換、体位変換・ポジショニングを必ず実施しています。 
日本褥瘡学会 のホームページも是非チェックして下さい。 
床ずれ予防パンフレットもダウンロードできますよ。 
熱田神宮の大楠   
いつもありがとうございます。  WOCN  ふりはた
			 
			
				
					2019.10.15  
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				活動の場を更に広げる 
				この頃、投稿が滞っていて反省しています。 
セミナーは相変わらずのペースで参加しており、ネタはたくさんあるのにすみません。 
「忙しいから」とは言いたくありませんが、最近介入した患者さんから、多くのことを学びました。
当院は精神科病棟を有し、精神科の訪問看護も併設しているため、ストーマや褥瘡を保有する患者さんの支援をさせていただくことがあります。 
今回も精神疾患を有する患者さんの転院を通して、精神科単科の病院について考えさせられることがありました。 
とても大きな課題なのですが、知ってしまった以上「何かしなければ!」と考え、アクションを起こしました。 
 
精神科の患者さんの平均寿命は、一般の人に比較して10年程度は低いと聞きました。 
今までは何もできなかったけれど、精神科単科の病院と医療連携を図るために、とりあえず1歩だけ前進できたと思っています。 
できることからすぐに始める。 
やるだけのことをやる。 
そんなことを考え、行動をしているこの頃なのです。 
  
藤原鎌足が祭神の談山神社 
 いつもありがとうございます。   WOCN   ふりはた  
			 
			
				
					2019.09.24  
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				終わりよければ全てよし 
				前回の続きというか、内容の報告を投稿します。
学会というと、教育講演やシンポジウムに参加することが殆どで、一般演題やポスター発表会場に足を運ぶことは、あまりありません。 
抄録を読んでいるということと、どうしても聞きたい講演と時間が重なってしまうことも理由のひとつ。(言い訳?) 
今回は、医療関連機器圧迫創傷や終末期に関する、発表に興味があり満員の会場で、頑張って聞きました。
がん患者さんの痛みは、創部以外の皮膚にも存在し処置後にも継続すること、がん疼痛部位が刺激されたことにより痛みの状況が広がるという発表がありました。 
痛みがないように事前に痛み止めを使用してから、処置を行うようにしていても、 
期待するほどの効果がなかったり、痛みの範囲が患部よりもかなり広いと感じることは、 
経験的にありました。 
発表を聞き今後は、刺激の少ない方法を病棟スタッフと一緒に考えてみようと思います。 
分からなかったことが分かるのって、楽しいですよね。
真田先生のランチョンセミナーは、お弁当を早々に食べてしっかりとメモを取れるようにしてからの参加です。 
終末期には腸骨と大転子部に褥瘡発生し、線形で、明瞭な紫~赤黒色の紫斑と紅斑の2重発赤を呈し、発生後2週間以内に死亡することが多いそうです。 
どんなに予防的に関わっていても、発生させてしまうことがあり、 
病棟看護師は心を痛めへこみますが、「これは予防できなかったし、仕方がない。旅立ちの日が近づいて来たということなんだよ」と返すようにしていました。 
2週間以内という数字や、形については指導していなかったので、サインを見逃さないようにと加えようと考えています。
ポスター発表は発表者と距離が近く、気軽に質問ができるのが楽しかった~。 
資料もいただいて、大満足。 
終わりよければ全てよしの学会でした。
  
コングレスグッズでいただいたステキな扇。宮内庁御用達店の物です。 
スイーツもありましたが、温かい内に食べました。 
京都らしいおもてなしですね。
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前回の投稿で「全員参加型ワークショップ バーチャル症例検討 帰れま10!」の 
「ま」が変換ミスにより「間」になっていました。 
司会の安部先生からご指摘を受けてしまい、翌日にしれっと訂正してもらうことに。 
先生の大ファンを公言しているにも係わらず、信じられないミスをしたことがショック! 
1番気付いて欲しくない人に、ばれてしまった。。。
			 
			
				
					2019.09.03  
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				今年の学会は。。。 
				今年の褥瘡学会は、トラブルから始まりました。 
 本当は前泊したかったのですが、実習生の受け入れ、学習会の依頼などがあり、当日京都へ。 
 楽しみにしていたランチョンセミナーには参加できるはずが、とんでもないことに。。。
特急しなのが雨天のため木曽福島駅で一旦停車し、その後、運休している駅の1つ前の駅まで、減速して運行し停車。 
 「安全が確認できた後に復旧するが、目処は立っていない」といった内容のアナウンスが流れたので、状況は理解できましたが、セミナー参加は絶望的に。 
 運行中の車両では、眠るつもりはなくても眠っているのに、停車中の車両では全く眠れない! 
 電車の中で書類や資料の下書きとかすることもあるけれど、今回は出来ないっ! 
 「運休」と言ったので名古屋までたどり着けないのかとやきもきしましたが、 
 実は「見合わせ」だったのかなと後から思いました。 
完全に出鼻をくじかれ、毎年楽しみにしている「帰れま10」の参加もできず、 
 1時間立ち身で一般演題を聞き、その後座って一般演題を聞き、会場を後にしました。 
 医療機器関連圧迫創傷他の発表は参考になるものがあり、帰れま10に参加できなかった恨み!?は、来月の学習会や発生率を下げることで果たすぞと、 
 考えながら地下鉄に乗りました。 
 それにしても、鉄道に詳しい!?安部先生は「払い戻しになるから、改札を出る時に気をつけて」とか即答。 
 学会参加絡みの移動トラブルは、これで3回目ですが、今回が1番きつかったかな。 
学会の内容については、次回投稿します。   
*京都コーヒー フレンチプレス(コーヒープレス)を使うみたいです。
一瞬、間違えて紅茶を持ってきたのかと思いました。 
 奥のお皿には、熱々のタマゴサンドが乗っていました。
  
いつもありがとうございます。   WOCN   ふりはた
 ランチに入った店でおばんざいを注文し、少し経ってから「ご飯が炊けるのにあと15分位かかります」と言われがっかり。 
 「ついてない時ってこんなもの」と、両隣で美味しそうにご飯を食べている人を、つい恨めしく見てしまったのでした。 
			 
			
				
					2019.08.20  
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				美味しく・楽しく 
				前回同様、病態栄養について投稿します。 
 私は、臨床から少し離れてしまっているので、(病棟から相談があった時、その他ラウンド時のみしか病棟には顔を出せないため) 
 忘れてしまっていることや、分からないことなどが沢山あると感じています。 
 1人でできること、時間は限られており、現場のナースが1番の頼り。
食事の摂取量や嚥下状態、口腔ケアを実践しているスタッフからの情報収集、情報の共有が大事なのですが、それをどう活かしていくか。。。 
 まだ、勉強中の身なのでよいプランが浮かびませんが、管理栄養士、言語聴覚士、薬剤師と相談していきたい! 
 多職種連携ですね。
ただ、話についていかれないと思うので、まずは自分の知識を深めることが目標。 
 (誰か、家庭教師してくれないかな)
ある特養の1年半の口腔ケア効果に、 
 「口腔および咽頭の細菌数が減少、発熱の回数・期間の減少、歯肉炎や口腔粘膜の炎症が減少、口臭がしなくなった、食事量が増えた」といったことがあったそうです。 
 どれも嬉しい事ばかり。 
 入院中だけでなく、退院後も継続していっていただけると助かりますね。
ちなみに、言語聴覚士が摂食嚥下障害をテーマに、毎月学習会を開催しています。 
 今年9月で1年経過するため、11月から皮膚・排泄ケアについて、奇数月に学習会を開く運びになりました。 
 言語聴覚士が偶数月に行い、交互に学習会を行う予定です。 
 地域の施設スタッフの方々と、現場の悩みや困りごとなどを聞きながら、 
 美味しく・楽しく食べられることについても、一緒に学びたいと考えています。
  
*住吉大社反橋
あいにくの雨でしたが、幻想的でした。
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					2019.08.14  
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				あこがれの栄養学 
				先月末に京都で開催された、病態栄養看護師セミナーに参加してきました。 
「専門病態栄養看護師」とは 
よりよい栄養管理を行うために、専門的知識および技術を有する看護師の資質向上と、国民の健康増進に貢献することを目的として認定された資格です。 
試験は来年9月頃辞実施の予定とのことなので、看護師の資格としては新しい分野になります。 
私自身が受験するかどうかは未定ですが、管理栄養士や薬剤師とは違う、「看護の視点で適切な栄養管理ができるようになれたらいいな」と思っているところです。
「塩分制限のため、食事を全量摂取できない患者さんにはどうしたら良いと思いますか」という問いに「制限を緩くする」と考えましたが、 
講師は「私だったら常食に戻す。きっと全量は食べられないから、結果的に塩分制限になる。」と述べていました。 
確かに、そうなんですよね。 
献立の内容が完璧でも、残してしまったら意味がない。 
私がずっと思っていたことを肯定してもらい、スッキリしました。
食べられないと排泄や褥瘡、傷などの治りにも影響するため、私にとっては死活問題!?だし、 
栄養学は憧れの分野なのです。
   
*京都駅にて撮影
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					2019.07.31  
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				医療安全とのリンクアップ 
				 今月上旬に褥瘡専任看護師数名を連れて、褥瘡と医療安全についてのセミナーに参加してきました。 
ここ数年は、スキン-ケアや医療関連機器圧迫創傷など、医療安全管理室との連携の必要性を痛感しています。 
今回は、ちょうどよい機会だったので、頑張って行ってきました。
医療安全の講演タイトルは「ノン・テクニカルスキルの重要性~医療安全とコミュニケーション」
事故の原因は、コミュニケーションエラーが70%を占めているのこと。 
「一度無視されても2回は伝える努力をする」 
「いったん中断して私の話を聞いてくださいと伝える(CUS)」 
主治医や先輩ナースへ、誰でも言えるようになることが大切だと思います。 
ちなみにCUSとは・・・ 
I am concerned!  気になります。 
I am uncomfortable! 不安です。 
This is a safety issue! 安全の問題です。 
それぞれの頭文字をとっているそうです。
ちょっとしたことでも、何でも言い合える関係になれるといいですね。
「何かおかしいぞ」と確認しあえるチームであることが重要。 
「ルールを守る者はルールに守られる」 
普段から指導していることですが、「医療安全のセミナーでも言っていたよ。」というと 
効果的だと思うので、当面使わせてもらうつもりです。
三島由紀夫記念碑、達筆ですね。
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					2019.07.19  
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				多忙を極めた日 
				認定活動を凝縮したような、忙しい日がありました。 
今まで、1日のスケジュールや、業務内容は投稿したことがなかったため、ご紹介いたします。
出勤するとまず、メールのチェックと電子カルテから情報収集を行います。 
夜間帯に緊急入院した患者さんの情報や、術後の経過、その他入院中の患者さんの状態、褥瘡対策診療計画書の確認、チーム介入依頼の受付など。 
情報収集中に、病棟NSからコンサルテーション依頼のCallが入ります。
対応していると病棟クラークから、計画書や排尿ケアチーム介入依頼などの書類が届くため、一通り確認してから病棟ラウンドへ。 
(書類は事務担当者のところへ届けます)
精神科病棟は鍵がかかっているため、鍵を持参する必要があり、紛失すると大変なことになるので、どんなに忙しくても、精神科病棟へ行く直前に鍵を持ち、終わったらすぐに戻すようにしています。
あの日は病棟へ行く時間がなく、すぐにストーマ外来を開始。 
その後ストーマサイトマーキングを外科病棟で実施し、午後は、排尿ケアチームのラウンド、その後退院後訪問指導へ。 
精神科病棟の看護師と一緒に、ターミナル期のオストメイトの自宅へ訪問し、1時間以上の滞在。
訪問から戻ったら、持込褥瘡のコンサルテーションやスキン-テアの報告などが数件あり、各病棟ラウンドへ。 
オストメイトからの電話相談対応、看護大学の先生方との実習(診療看護師の実習)についての打ち合わせもあり、本当に忙しい1日でした。
以上の業務に加えて、糖尿病教室や各病棟(各チーム)での学習会の講師、委員会やチーム会への参加などが主な業務内容です。 
記録をしながら、「今日って認定活動を凝縮したような日だったなぁ~」としみじみ感じました。
病棟への移動には階段を使うため、毎日けっこうな歩数を歩いていると思いますが、ちっとも痩せません。 
忙しさと比例すればいいのに。。。
   
*夏はやっぱりカレー!ラッシーとの組み合わせが最高!!
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					2019.07.09  
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				梅雨とおむつ内環境 
				東京で開催されたブラッシュアップセミナー「新たな時代につなぎたい!IADベストプラクティス」に参加しました。 
IAD(Incontinence-Associated Dermatitis 失禁関連皮膚炎)は、今年度力を入れるテーマのひとつ。
IADとは、尿または便が皮膚に接触することにより生じる皮膚炎のことで、皮膚の局所に炎症が存在することを示す広義の概念です。 
病名ではないので、医師は「何それ?」ってなると思いますが、私には好都合で失禁関連皮膚炎と遠慮なく記録しています。
当院ではIAD-Set ケアアルゴリズムはまだ使用していませんが、学習にもなるため使いたいと考えているところ。 
予防的なケアを徹底しているため、発症する患者さんは少ないのですが、下痢が頻繁に続く疾患もあり、すばやい対応を求められます。
まずは予防的スキンケアの徹底をし、ブリストールスケールで6~7の排便を観察したら、丁寧な観察が必要です。 
肛門周囲や性器周囲の皮膚をよ~く観察し、変化に気付くことが大切。 
紅斑を認めたら、すでに炎症を起こしているため、治療的スキンケアに切り替えます。 
コンサルテーション後にカンジダや白癬菌症を強く疑う場合は、皮膚科医へ紹介。(主治医にしてもらう) 
違うと判断した場合は、主治医へ外用薬の処方依頼。 
経過観察して、変わりなければ皮膚科紹介というスタイルを取っていますが、 
アルゴリズムを使用し、ケアの標準化を図るとより良いと思います。 
(先生方は、紹介状の作成も処方も「何でもやるよ~」と言ってくれる先生ばかりなので、 
すごく助かっています。)
セミナーでは「在宅や施設などで皮膚科医の診察が難しい場合はどうすれば良いか」という質問がでていましたが、難しい問題だと思います。(個人的な考えはありますけど) 
「リトマス試験紙みたいに、当てると色が変わるとか、簡単に鑑別できる物があればいいのになぁ~」と思っています。
梅雨とおむつ内環境って似てませんか?
 
*茅の輪でお祓いとお清めをしました。これで、今年後半も乗り切ります!
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					2019.06.24  
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				学会の醍醐味 つづき 
				排便アセスメントには、便秘のタイプを見極め、最適な下剤を使用することが大切です。 
直腸性なのか結腸性なのか? 
浣腸や座薬に反応するのは直腸性、反応しないのは結腸性。 
結腸性の便秘に浣腸をしても無駄なのです。 
だたし、器質的な問題や(腫瘍など)、他の薬剤の有害事象で便秘になる場合もあるため、 
主医師に相談することも大事です。
「下剤は毎日投与するものではなく、必要な時に使う薬」ということ、 
「大腸刺激性下剤を長期間投与すると、習慣性や腸管変化の可能性がある」ことを理解することも大切!
排便が無ければ食欲も無くなるし、尿閉のリスクもある。 
残便感や下剤使用による腹部不快感から、不穏を招く可能性もあるため、 
しっかり食べてしっかり出すことを目標に! 
患者さんもご家族も、看護・介護する職員も。。。 
(ちなみに私は便秘とは無縁です)
  
*「三人寄れば文殊の知恵」の安倍文殊院。 
いつもありがとうございます。   WOCN   ふりはた
学会が終わると、参加したセミナーの営業担当者から連絡がきます。 
アンケートには丁寧に答え、新製品のサンプル提供や、詳細に説明を聞くためです。 
学会の時にはしませんが、休日に参加するセミナーなどでは、あえて提出しないという、無言のメッセージを送ることも。(こわ~) 
「予定時間をオーバーしたので、アンケートを書く時間がなかった。」 
「ここには書ききれないので、直接伝えます。」 
このパターンの方が早く連絡がきますが、1年に1~2回位ですね。
			 
			
				
					2019.06.11  
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				学会の醍醐味 
				先月末に参加した学会は、私が特に興味を持っているセミナーなどが多く、 
 とても勉強になりました。 
 (興味がある=好きな事と言った方がよいのかな。。。) 
 前から好きな事は、排便とエコーについて。 
 現在はそれが一緒になり、便秘のアセスメントにエコーが使いたいと考えています。
ちなみに参加したのは、ランチョンが「明日から役立つMDRPU対策のポイント~弾性ストッキングの適正使用~」「腸内フローラから見た経腸栄養管理~下痢・便秘トラブルへの対応」 
 スイーツセミナーが「排便アセスメントと下剤に頼りすぎない排便ケア」 
 「便秘や便失禁についてもっと知ろう!!~チームで取り組む画期的な排便管理方法~」 
 モーニングセミナーが「一歩先ゆく!!WOCNの専門性が生きるエコーを活用した排便アセスメント」 
 他にもシンポジウムや教育講演、企業展示や書籍のチェック、口演発表なども聞きながら充実した2日間でした。 
 会場が2か所あり、日傘を差しながら行ったり来たりで疲れましたが、学会の醍醐味は学びが多いこと! 
 非会員でも参加できるので、気軽に参加して欲しいと思っています。
前置きが長くなりましたが、今回は、排便アセスメントについて投稿します。 
 「3日便が無かったら浣腸」「排便は毎日なければいけない」「便がでないとイレウスになる」施設や在宅で、当たり前のように行われていることかもしれません。 
 排尿日誌のように、排便にも日誌があり、連日記載することでアセスメントが可能になります。 
 下剤を使うことが悪いわけではなく、適量を適当な時期に使用することがポイント。 
 乱用することによって、ガスが溜まって苦しかったり、下痢状態にして排泄するのは、苦痛を与えるだけなので、自然に近い排便を促すことが理想。 
 排便障害の原因は多岐に渡るので、食事内容や摂取量、食物繊維量、水分摂取量などを記録する。 
 排便の状況はブリストルスケールを使う。 
 スケールを使用していない施設は、手始めに使用することから始めて欲しいです。 
 今週末には、NST栄養勉強会があります。 
 テーマは「お薬に頼らない排便コントロールを目指して~腸内フローラと腸管のメンテナンス~」排便に興味のある方も、そんなに無い方も、多くの皆様のご参加をお待ちしています。
   
*声を掛けましたが、完全に無視されました。
いつもありがとうございます。   WOCN   ふりはた
			 
			
				
					2019.05.30  
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				新人研修~コンチネンス編~ 
				4月の研修に続き、今月も新人研修を行いました。 
この研修は入職して1ヶ月以上経ち、配属先にも少し慣れてきたこの時期に行うのがポイント! 
4月早々に行う施設も多いのですが、覚えることも多い時期を避けて、あえて5月にするようにしています。 
そして、メーカーのアドバイザーさん2名にもお手伝いしていただき、しっかり!?と覚えらるように細かく指導するのです。
40分程度の講義では、失禁関連皮膚炎・排尿自立指導・排尿日誌・採用しているおむつを選定した理由などを説明しました。 
濡れた皮膚は乾燥した皮膚に比較して、摩擦係数が5倍になります。 
これが褥瘡の原因になることや、スキンケアを徹底することで皮膚炎を予防できること、 
尊厳を守り、羞恥心に配慮することなども。。。
毎年感じることですが、その年によって新人の傾向があり、個性も豊かなので、実技の時間や内容は当日の空気感で決めています。 
そのため、昨年と今年では、全く違う方法になりました。
「自分がして欲しいケアを実践する。」 
「誰にでもできる簡単なことほど丁寧に!」 
「介護者とは違うプロの技を身に着ける。」ことが大切なのだと思っています。
    
*通勤途中にある献上米田圃。 
お米は秋には収穫できますが、看護師を育てるには時間が掛かります。
いつもありがとうございます。   WOCN   ふりはた
			 
			
				
					2019.05.22  
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				補助者さんへ伝えたかったこと 
				前回の投稿の続きです。 
 まずは、褥瘡予防について。 
 外力×時間で発生するので、外力の時間を短くすること・圧力や摩擦ずれの軽減を図ることが大切。 
 普段行っている背上げ・背下げ、おむつ交換、体位変換などの場面で発生している。 
 拘縮がある患者さんに対しては、ポジショニングを行い身体の重みを支えることで、圧力の分散を図る。 
 背上げ、背下げの場面では、ずれの解消を行うことで患者さんも快適になる。 
 おむつは正しく当て、スキンケアを徹底することで、失禁関連皮膚炎を予防するなど。。。
デモンストレーションは、ポジショニングとおむつの正しい当て方。 
 身体の重さを感じてみたり、ずれの解消の前後での違いや、側臥位のポジショニング方法。 
 1グループ20数名なので、体験できたのはモデルを務めてくれた人だけですが、研修後に実践できるように指導したつもりです。
おむつは、細かい所までは見えなかったと思いますが、ポイントはおむつの特長を知ること、サイズに合った物を選択し、ソケイ部に沿って当てる。テープは必ず下から止めて、上のテープは少し伸ばす位に当てて丁度良いことなどを説明しました。 
 当院で使用している、重ね使いをしないタイプのおむつを採用しているのは、参加者の中では少数派でしたが、持ち帰り希望者が多く、サンプル品を持ち帰っていただきました。
腰痛にならない移乗方法や、摂食嚥下についての演習もあったので、参加者の皆さんも 
 内容が盛りだくさんで大変だったと思いますが、実践や伝達講習を行っていただき、自分のものにして欲しいです。 
 適時調査の前日だった研修、色々な意味でちょっと大変でしたけれど、アンケートの結果を聞き、汗だくで頑張って良かったと思っています。
 いつもありがとうございます。   WOCN   ふりはた
 
*カレーでパンダだったか、パンダでカレーだったか、そんな名前のカレー。 
 可愛いだけでなく、味もマイルドで美味しかったです。
			 
			
				
					2019.05.20  
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				バタバタ? 
				看護協会からの依頼で、看護補助者が対象の研修の講師を務めました。 
補助者さん達は院外での研修の機会がないため、今年度から企画した研修とのことでした。 
趣旨には賛同しましたが時間が少なく、「1人30分程度でポイントの説明とデモンストレーションを行って下さい」との依頼。 
しかも、褥瘡予防・ポジショニング・おむつの当て方について。。。
サンプル品などを手配したメーカーの営業担当者からは、「ふりはたさん、チャレンジャーですね」などと言われましたが、やるしかないじゃないですか!
デモンストレーションは、見学しているだけではつまらないし、身につかないと思っているので、全員は無理でも少し体験できるように計画しましたが、モデルを務めてくれた人くらいしか体験できなかったことが残念! 
ポイントは絞ったつもりでしたが、色々と反省点が残ります。 
次の機会があれば、反省点を活かそうと考えているところです。
アンケートにはきっと、「時間が短すぎて分からない」とか「もっとゆっくり聞きたかった」とか書かれてしまうだろうなぁ~。
実は、企画の時点で、「10分程度でも構わないので、事前にスライドでデモンストレーションのポイントなどを説明する時間が欲しい」とお願いして、10分だけ時間をもらいました。 
それと、資料は(ガイドブックやパンフレット)沢山用意したので、時間のある時などに読み返していただきたいと思います。
次回は、内容について投稿します。
  
*立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。。。 
研修も優雅にできればいいですね。
いつもありがとうございます。   WOCN   ふりはた