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いつもの学会の裏側

 前回の告知どおり、昨年度の3つのエピソードの内のひとつを投稿します。
もう時効!?だと思うので、学会の裏側について。

 実は、ある学会のプログラム委員を務めさせていただきました。
経緯は、学会長である安部先生から依頼があり、引き受けることに。
最初の仕事は、演題を査読し採択について検討し、コメントを考えることでした。
訪問看護ステーションの所長に就任したばかりの頃で、タイミングが悪すぎる・・・。
時間が無くて、本当に〆切ギリギリの入力になってしまいました。
次の仕事は教育講演者を推薦し、講演内容とタイトルを決め、事務局に連絡すること。
(仕事の順番は逆だったかも)
看護領域から2名(ベーシック編とアドバンス編)講師を推薦する必要があり、5名の候補が浮かびましたが、期限が10日間程度しかないこと、プログラム委員なんてきっと最初で最後だと考えると、「内容について細かく指定したい!」と欲が出てきました。
そうなると、お願いできるのはあの2人だけ・・・。
大先輩のWOCN2人に、信じられないむちゃブリをして、快諾をいただきました。

老年看護CNSとのダブルライセンスの清水さんにはベーシック編を。
特定行為研修を修了している、澤柳さんにはアドバンス編を担当していただきました。

澤柳さんには、私が参加したことがある研修と同じ内容で、是非にと。
清水さんには、老年看護の視点から、初学者に分かりやすく、看護職の属性に関わらず実践的で、応用できる内容にというようなことをお願いしました。
もちろん講演は視聴しましたが、素晴らしい内容で、お二人を推薦して本当に良かったと
心底、思いました。

委員の仕事で緊張したのは、座長を務めたこと。
リモートで前撮りでしたが、看護の演題がなかったため質問を考えること、事前の打ち合わせが十分取れなかったことなど、不安材料ばかり。
ひとつだけ良かったのは、一緒に座長を務めた医師がステキだったこと!?
思わず見とれて失敗もしましたが、仕方がないです。

違った角度から学会に参加させていただき、記念となる、特別な学会になりました。

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二刀流!?

 ご無沙汰して申し訳ありません。
実は、昨年4月から訪問看護ステーションの所長に就任し、WOCとの二刀流⁉になりました。
意外と思われるかもしれませんが、WOC以前は訪問看護に従事していたため、
私としては「10年ぶりに戻ってきたよ、ただいま!」という感じ。

ブログについて忘れたことは1日もなく、タイトルを変更した方が良いのか、内容を見直すべきかとか、迷ったり考えたりしているうちに(現実逃避?)看護管理者研修に参加することになり、その後は怒涛の日々に。。。
今日までが本当にあっという間でした。

(当ステーションについては、先月8月号の広報誌「きずな」で特集をしてもらったので、よろしかったらお読み下さい。)

 あの原稿も迷いながら執筆しました。
新規の利用者さんから1番多い質問が、「訪問看護って何をしてもらえるのか」ということなので、そこは簡潔で分かりやすくしたつもり。
最初は文章でつらつらと書きましたが、非常に分かりにくかったため、表にしてもらいました。
内容はあえて、無難な感じに仕上げています。

今後も投稿のペースはゆっくりになるとは思いますが、継続する予定ですので、
あまり期待せずに、気長にお待ち下さいませ。

ちなみに、昨年度のマイニューストップ3は、
1.褥瘡学会のプログラム委員をさせていただいたこと
2.看護管理について学んだこと
3.伯母を当ステーションで看取れたこと  です
(順位ではなく時系列で挙げました)

これらについては、順次投稿しますね。

昨年度しみじみと感じたことは、「長く看護師をしていて苦労も多かったけれど、辞めなくて良かった。」ということ。
辞めなかったからこそ・・・と感じることが多い日々です。
善いことばかりではないですが・・・

フィールドは在宅がメインになり役割も増えましたが、これからも型にはまらず、自分の理想を追い求めて行こうと思います。

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医師との関係

 先日視聴した学会で、医師とのコラボレーションについてのセミナーがありました。
コラボレーションは「協同作業」とも言われていますが、「異なる視点を交錯させることで、新たな視点を見出し、新しい考え方を創出してゆくような仕事の仕方」という解説が私には一番しっくりきました。
普段、消化器外科の医師とは回診を一緒に回ったり、処置を一緒に行ったり、ストーマ外来でコラボをしています。
学会の演者は、「医師とのコラボレーションを円滑に行うためには、日頃からの情報交換、信頼関係の構築が大切」と述べており、「大腸外科医全員とストーマカンファレンスを開催し、情報共有を図っている」そうです。
ストーマ造設について、必ずフィードバックをしているとのことですが、私も同じようにしています。
ポジティブフィードバックばかりではありませんが、ネガティブフィードバックをしても、「患者さんのため」という共通の目的があるため、関係が悪化するようなことはありません。

回診中のやりとりが「怖い」と指摘されたこともありますが、そのことについても後日話ができるくらい、何でも気兼ねなく話せるような関係なのです。(自己分析)

心がけていることは、「アセスメント内容をすぐに伝えること」
外来診療中でも急ぎの場合は、1分以内で直接伝えるようにしています。
もちろん意見の相違もありますが、ディスカッションすることが大事で、結果がより良いものになることを目指しています。
私達には、忖度なんて存在しないのです。

5年位前に出雲大社にて撮影

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私の10年間

 東日本大震災当日のことを良く覚えています。金曜日の午後のことでした。
当時訪問看護に従事していた私は、発生時間帯はトイレに入っていて揺れにまったく気が付きませんでした。
いつも通り訪問先へ向い、自宅に戻っているはずの利用者さんが不在だったので、しばらく駐車場で待機していましたが、なかなか帰ってきません。
その利用者さんはデイサービスを毎日利用されていて、金曜日は少し早く帰宅していただく契約になっているのですが、ご家族の都合で急なショートステイを利用することもありました。
時々、ご家族やケアマネさんからの連絡が忘れられたこともあったため、確認しようと各所に電話をしましたが全くつながりません。
呼び出し音も鳴らないような状態なので、職場に戻りその時にはじめて地震があったことを知った次第でした。
その年の6月からは認定看護師の研修に行きましたが、有事の際に困らないケア方法について常に意識するようになりました。
専門領域であるストーマケア、褥瘡予防、深部静脈血栓症予防、簡潔自己導尿など。

オストメイトには有事を想定した準備を指導していますが、実際には持ち出せない可能性もあるため、自分が使用している装具と違うタイプの物を使用しなければならない状況でも迷わず使用するように、「これは使えない」とはならないようにと伝えています。

福祉避難所の存在すら知りませんでしたが、地域の福祉避難所についても調べました。

内閣府で定める基準や運営ガイドラインには、福祉避難所とは、「主として高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配慮を要する者(要配慮者)を滞在させることが想定されるもの」「要配慮者を滞在させるために必要な居室が可能な限り確保されていること」と規定されています。
実際にはどうなのか分かりませんが、災害対策基本法についても理解を深め、行政との連携も必要なのだと感じています。
コロナ渦での避難。。。
課題はたくさんありそうです。

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4つの目

先日、ストーマ装具メーカー主催のセミナーに参加しました。
演題は「エキスパートナースとしてのキャリアプランを考える~様々なキャリアシーンや経験から学んだこと~」。

講師の柳迫先生は現在看護部長ですが、WOCやGRMとしてのご経験もあります。
そんな先生の「経験から決めていく、無駄な経験はない」という言葉に、安心と共感を得ました。

ビジネスに必要な4つの目。
今まで「鳥の目と虫の目」は知っており、実践しているつもりでしたが、「魚の目・コウモリの目」もあることを初めて知りました。

鳥の目は俯瞰することができる視点のことで、虫の目は物事を掘り下げて細かく見ること。
魚の目は流れを感じ取る目、視点の長さ、変化を見ること。
コウモリの目は別の側面を見る目で、逆転の発想や固定観念、常識を疑うことなのだそう。

個人的には、コウモリの目は割りと得意かもと思っています。
「そもそも○○は本当に必要なのか?」、「○○の目的は何なのか?」、
常識や慣例を理解した上で、それらを壊し、新たに創ることに抵抗はなく、当たり前になっています。

視点・視野・視座を変えて、多角的に物事を捉えられるようになることは、認定看護師として必要なスキルなので、常に意識していきたいのです。

*2年前に高台寺天満宮で撮影。
牛の頭を撫でまくり、頭が良くなるように祈願しました。
天満宮を見つけると小さなお社でも必ずお参りしますが、まだご利益を授かっていません。神様でもできることと、できないことがあるのでしょうね。。。

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DESIGN-R®改定

褥瘡経過評価に使用しているDESIGN-R®が、先日改定されました。

コンセンサス・ドキュメントを早速購入し、読み終わったところ。

昨年の学会でのコンセンサスシンポジウムから、わずか3ヶ月程度で公表されたというのは本当に驚きです。

 

主な変更点としては、深さ(Depth)の項目に「 DTI(深部損傷褥瘡)疑い」が追加されたことと「臨界的定着疑い(創面にぬめりがあり、滲出液が多い。肉芽があれば、浮腫性で脆弱)」が追加されたことです。

 

改定自体は大賛成なのですが、最初に浮かんだことといえば

「褥瘡対策診療計画書での書式や、経過記録の書式をすぐに変えられないけれど、どうしようか」ということ。

WOCの考えることはだいたい同じなので、全国的に同様の問い合わせがあったようですが、今までの改定でもすぐには反映されていない経緯があり、次の診療報酬改定のタイミングなのではないかというのが濃厚の模様。

少しだけ安心しましたが、適時調査対策には問題がなくても、スタッフへの指導は必要です。まずはリンクナースには伝達しなければ。

 

ただ、臨界的定着疑いは、「ちょっと難しいかな」とも思っています。

OJTで説明してきたことですが、褥瘡の患者さんが少ないので、担当する機会はあまりないのが現状。

未経験なことを、分かりやすく指導するのは難しいのですよね。

 

 

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新しい年に新しい学び方を

 昨年2月の学会参加を最後に、セミナーや学会は全てWEBに変わりました。
メーカーさんとの面談もリモートで行われることもあり、リモートにも大分慣れてきています。
ここ数ヶ月はセミナーを毎月3~4回のペースで視聴していますが、トラブルもなく順調です。
(1度だけ、後半部分が視聴できなかったことがありましたが、原因は不明)

自分が学ぶ環境の変化には対応できましたが、演習が必要な場合の研修を、効果的に行う方法については、人数を制限することくらいしか良いアイディアがありません。
ただし、これは職員を対象にした場合のみで、地域の方を対象にして、リモートで行いたい場合は、全くのお手上げ状態です。

ストーマケアやおむつの当て方など、動画の視聴だけでは伝わりきれない、細かいニュアンスを伝えるにはどうすれば効果的なのか。
う~ん、難しい。。。
きっと、違う業界の人の方が、斬新なアイディアを出してくれるような気がしています。

メーカーさん達にも、「これはWOCだけでは解決できないので、担当の部署の人に良い方法で作成してもらえないか(VRで3Dや360度対応などで)」とお願いしていますが、
完全に他力本願ですね。

患者さんや家族指導にも使用できる、良いアイディアを絶賛募集中です!

*写真は大倉OTより提供

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今年もよろしくお願いします

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2020

今年はタオルセットの導入や、おむつを配達してくれる業者の決定など、数年来の課題が解決できた年でした。

委員会や会議の方法の見直し、学会でのシンポジストとしての発表や、看護部学習会を14回行い、CST活動の推進も図れました。

NP実習生の受け入れ、認定看護師会義での学び、今まで経験したことがないことを学んだ実り多い年だったはずですが、あまり達成感はなく不思議な感覚に包まれています。

学会やセミナーがWEBだったことで、メリハリが少ない1年だったというのも、原因のひとつなのかもしれません。

コロナの影響で、1番やりたかったことができず、資格取得のために準備していたことが白紙になったことなども影響しているのかな。

ナイチンゲール生誕200周年の記念でもある今年は、きっと忘れられない年になると思います。


よいお年をお迎え下さい。

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乾燥にご用心

 子供の頃から乾燥肌で、季節の変わり目と冬季は特に用心をしています。
爪も割れ易いため、爪きりは使わずにヤスリを愛用し、スクエアオフに整え、足の爪も同じようにケアをします。

今年はコロナの影響で、仕事以外でも手指消毒をする機会が増え、更に爪が割れ易くなってしまいました。
注意:爪が割れる病気もありますが、私の場合は病気ではありません。

こんな時はどうするのかというと、美容オイルやクリームに頼ります。
普段はベタベタするのが嫌いでほとんど使わないのですが、トラブルシーズンには毎日頑張って使っています。
お気に入りは、アルガンオイル、オリーブオイル、スクワランオイルなどで、化粧水の前に使うブースタータイプ。

最初は、「化粧水の前に、オイルを塗るなんてありえない!」とかなり疑っていましたが、
使ってみたら私にはすごく合っていました。

爪にも専用のオイルがあるので、爪の表面と甘皮の部分に塗り、ハンドクリームも皮膚のキメに沿って塗るようにしています。
手だけでなく、腕の方にも塗りながら廊下を歩いているので、「寒いの?」とか「マッサージ?」などと言われることも。。。

これからしばらく、乾燥に用心する日々が続きます。


*スウェーデンの12月。
今年はノーベル賞授賞式もオンラインでしたね。

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食べる楽しみ

 褥瘡学会関東甲信越地方会は、オンライン開催で先月終了し、リンクナースと一緒に視聴しました。
教育講演の「誤嚥を予防するポジショニングと食事ケア」のPOTTプログラムは、初めて知った内容でした。
ちなみに、POTTプログラムとは、ポジショニング(PO)で食べる(T)喜びを伝える(T)の愛称です。

食事時のポジショニングの基本は、自立支援と誤嚥予防の視点 から体幹の安定、足底接地、頭頚部正中位で軽度前屈とのこと。
ベッド上での食事の際には、「足底接地ができていないことがあるのでは?」と考え、効果的な対策を検討中です。

食事介助が必要だった人が自力で摂取できるようになり、食事量の増加や食事時間が短縮したケースがあることが分かり、技術伝承中の POTTプロジェクトチームのセミナーを
いつか開催したいと考えています。
集合研修は難しいと思いますが、できることもあると思うので、ただ待つのではなく、何かアクションを起こそうと思っているしだいです。

「食べることと出すこと(排泄)は、セットで考えなければいけない」という気持ちが更に強くなりました。

昨年の台風19号で受けた他病院の浸水被害や復興、対策についての講演も参考になりました。避難訓練は毎年行っていたけれど、患者さんの転院や医療機器の搬出について想定していなかったとのこと。
医療機器にも、上の階に搬出できるものとできないものがあるため、全ての医療機器が搬出できる訳ではありませんが、様々なことも想定に入れた、取り決めと訓練が大事なのだと思います。

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学習会後のお楽しみ!?

 今年度は学習会を毎月2回行っています。
6月から始めて、12月で終了する予定。
対象をラダーⅡ以上(新人看護師以外のNs)とし、褥瘡ケアとスキンケアについて、
15時から開始し、30~40分間で終了しています。

最初は、「月2回程度なら何とかなる」と簡単に考えていましたが、委員会や会議への出席などもあるため時間の確保に苦慮しています。
自分から言い出したことなので大変とは言えませんね。

学習会の内容は、あえて超基本的なことも入れています。
「これは知っているよね~」と思うようなことでも、「知らなかった」とアンケートに記載されていることもあり、それを知ることも楽しみのひとつです。

質疑応答の時間がないため、質問や要望をアンケートに記載してもらうのですが、性格が出ますね。
みんな違っていて面白いし、現場にいない私が知らないことも、要望として教えてもらえるので、すごくありがたいのです。

質問・要望へのコメントを書いてくれた人には、感謝の気持ちを込めて返事を書き、本人へ手渡しています。
そのままだと味気ないので、「たいへんよくできました・よくできました・すばらしい・がんばりました」などと書かれた、可愛い動物のシールを貼っています。

研修の内容だけでなく、演習で体験した洗浄剤や保湿剤の効果や、ベッドの背上げ・背下げ時の圧抜き、大転子の位置と背上げ部分の位置を合わせることなどを忘れずに、
看護に活かして欲しいと願っています。

 
*若一王子神社の御本殿の屋根に付いていた鬼面。写真は南側の鬼面です。

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床ずれの予防の日

10月20日は床ずれ予防の日です。
以前にも、床ずれ予防の日については投稿していますが、今回は褥瘡学会で募集した「床ずれ川柳」の入選作品を紹介します。

私も応募しようと思っていましたが、気が付いた時には締め切りを過ぎていました。

「体変を
大変だとは
言わないで」

「床ずれは
 床に寝たきり
 ずれてなる」

まあ、応募しても入選しなかったでしょうね。。。

  「床ずれ川柳10選ポスターPDF

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オンデマンド配信視聴のオススメ

日本褥瘡学会学術集会のオンデマンド配信が始まっています。
視聴期間は10月30日まで、申込みは前日の29日まで可能です。
専門的な講演ばかりでなく、特別講演の視聴もオススメのポイント!

今年は、小説家百田尚樹さんの「日本人の誇り」
株式会社ミライロの岸田ひろ実さんの
「バリアバリューで未来をつくる~絶望から未来へ~」
日本初の義手の看護師・北京・ロンドンパラリンピック競泳日本代表の伊藤真波さんの
「あきらめない心」の3つでした。

内容は視聴期間が終わってから投稿しますが、コロナ禍で良い話を聴く機会が減っている中で久しぶりに感動し、心にしみました。

もうひとつ、長野県民には嬉しいお知らせがあります。
褥瘡学会関東甲信越地方会が、11月2日~15日までオンデマンド配信の形で開催されます。
ちなみに県内の医療・介護施設にお勤めの方は長野県褥瘡懇話会会員に該当するので事前登録にてお申込みください。締切は10月11日までになります。

通常の地方会参加費よりもお安いので、是非、事前登録して学習されることをオススメします。
食機能を改善するポジショニング、皮膚疾患の特徴と治療といった教育講演や、
昨年の台風被害の復興と対策についての特別講演などを予定しているそうです。

こんな時だから、自分磨きというか、スキルアップを図る時間と思って、
普段しないようなことでも、挑戦してみることも良いのでは。。。

申込みはいずれも、ホームページからどうぞ。


大倉PTからもらった写真です。

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精神疾患と褥瘡対策

シンポジウムの依頼をいただいた時、すぐに浮かんだことが精神科の患者さんのことでした。
長く看護師をしていても精神科看護の経験はなく、WOCNになって初めて精神科入院中の患者さんと関わるようになりました。

最初の頃は精神疾患のことも、病棟のこともよく分からないため、ハード面の整備とスタッフ指導に明け暮れていました。
患者さんのことをより気にするようになったのは、ある患者さんとの出会いがきっかけです。

その患者さんは外出先で事故に遭い、一時的に人工肛門を造設されました。
転院の受け入れから、入院中のケア、退院後のフォロー、人工肛門の閉鎖まで関わらせていただき、一般科よりも配慮が必要なことが分かりました。
患者さんが「まだ、差別とか偏見とかはある」と話してくださったことも、心に残りました。

当院には幸い、精神科に特化した訪問看護ステーションも併設しているため、同行訪問や日々のコンサルテーションなど、連携を密に取れる環境にあります。
といっても、私が精神科看護については素人なので、みんなに色々と教えてもらいながら、何とか専門領域のことと折り合いをつけている。。。といったところでしょうか。

実は、今のように考えられるようになるまでには、時間がかかりました。

どうしても褥瘡発生率や有病率など、数字で評価されてしまうため、私もそれに惑わされるというか踊らされていたというか。。。
「0コンマいくつ」の世界で一喜一憂しても仕方がないと、割り切れるようになったのは、ここ数年のことです。

どんなに予防的に関わっていても、褥瘡を発生させてしまうこともあるけれど、それは誰も悪くないし、長期に及ぶ入院生活で褥瘡を発生させないように、患者さんに不自由なことを強いてしまったら、本末転倒になってしまいます。

18日から開始された褥瘡学会のオンデマンド配信にあたり、演題についての思いを投稿させていただきました。

*晴明神社の晴明井、水の湧き出るところは今年の恵方を指しているそうです。

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復活&速報

久しぶりの投稿になってしまいました。
タスクとプロジェクトが重なり余裕がなく、投稿したいことはたくさんあったのに、
できませんでした。
今は、少しだけ落ち着いたので、ボチボチ投稿しようと思っています。

先週末は褥瘡学会がオンラインにて開催され、
1日目のシンポジウム7「この褥瘡!あなたならどうする?」に登壇!?させていただきました。
コロナの影響により神戸に行くことができないため、リモートでの参加に。。。
百人会議という画期的なシステムを利用するのに、はたしてリモートでも上手くいくのか、
心配したら切りが無い!

慣れていない状況での参加に、前日まで緊張していましたが、当日は「学会」という感覚がなく、不思議な感じ。
現地に行かないメリット、デメリットがありますが、1番のデメリットは、
「参加した」という充実感があまり感じられないことでしょうか。
(そのうち、慣れてくるのかなぁ)

ライブ配信は会期当日だけでしたが、オンデマンド配信も始まるため、
参加申込みがまだの方は、申込みをしていただくことをお勧めします。
学会に行ったことがない方も、この機会に是非視聴してみて下さい。

シンポジウムの内容等については、次回以降に投稿します。

*スライドの最後に入れた写真は、訪問看護ステーションあづみの大倉PTから頂いたものです。ステキな写真でとても気に入っています。
「たまにしかインスタに上げていない」と言っていたので、その分ブログで使おうと考えています。

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