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日本がん・リンパ浮腫理学療法学会学術集会に参加しました

 10月14日・15日に開催された「第6回日本がん・リンパ浮腫理学療法学会学術集会」にオンラインで参加しました。この学会は日本理学療法学会からの分化学会の1つであり、がん患者さんに対する理学療法について研究報告をし、エビデンスを蓄積しています。

 今回の学会では、がん患者さんの術前から術後に関する身体機能の変化ついての報告が多く、いわゆる体力がある方や栄養状態が良好な方は術後の回復が早いという結果でした。そのためにも、特に術前からのプレハビリテーション※が重要になってくるということでした。
当院でも、外科術前の方に対して医師からの指示のもと、手術前から運動療法や呼吸筋トレーニング、栄養指導を行っています。このような取り組みが、がん患者さんのADL・QOLの維持・向上に重要であるということを改めて再認識することが出来ました。
今後はその介入についてもより効果的な方法を検討していきたいと思います。

※プレハビリテーション:手術前に身体機能を強化することで、術後の合併症予防、身体的活動性の早期自立、早期退院を目指す介入です。

リハビリテーション科 理学療法士 赤羽弘泰

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