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乳房超音波技術更新講習会

 三月初旬、上記講習会に参加すべく、至極久しぶりに電車に揺られて名古屋まで行ってきました。この講習会の内容は更新試験であり、10年以上前に取得した日本乳腺甲状腺超音波医学会認定資格の更新の必要に迫られ、受験してきました。コロナ禍で県外に出るのも何年かぶりで、この講習会へはここ1、2年何度か申し込みをしていたのですが、コロナの影響で開催中止が続き、ずっと受講出来ずにいました。今ようやく少しコロナが落ち着いてきて開催決定となり、参加が叶いました。
 当日は雲一つない晴天の下、会場の名古屋医療センターへ到着。

直ぐに薄暗く照明の落とされた会場に入り、一人につき「ノートパソコン、マークシート、疾患名シート」がセットされた各席へ約40余名の受講者が座し、主催者から手短な説明を聞いて程なく試験開始。試験内容はノートパソコンを操作しながら超音波画像(静止画25問、動画65問)をひたすら見て100分間で疾患名やカテゴリー(カテゴリー:良性~悪性を1~5段階で判定する)を答えてマークシートを塗りつぶす作業を行いました。静止画はまだしも動画は20秒前後の動画を目を見開いて65問「いつ病変が出現するか」凝視せねばならず、ドライアイの為ピントが瞬時に合わず苦労しました。夢中で解答し続け、あっという間に時間は過ぎ、終了の合図が。採点後に講評を聞き、更新手続きが無事できました。


 今回の様に、定期的に自らの乳房超音波検査の知識や判定能力をチェックすることで、検診乳房超音波検査において精密検査まで行わなくてもよい病変の拾い過ぎを防止することや、精密検査した方がいい病変の報告をより正確に行うための精度を上げることに努めています。現在当院では、認定資格を有する技師を含む複数名の女性技師が乳房超音波検査を行っています。

 

臨床検査科 関口

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