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研修会に参加しました

 9月10日(日)、10月15日(日)、11月12日(日)に長野医療衛生専門学校言語聴覚士学科卒後フォローアップ研修に参加してきました。「ST領域の運動機能障害への介入~基礎的要素から機能的活動まで~発声運動障害・摂食嚥下障害・表情の問題」の議題のもと、上伊那生協病院の言語聴覚士 長谷川和子先生からご講義いただきました。

 座学のほかに実技を通して、ポジショニングやハンドリングを学びました。参加者同士で実技を行い、長谷川先生はもちろん経験豊富な先輩方から教えていただくことができました。入職して8か月が経過しましたが、まだまだ未熟なため、日々の業務に携わりながら技術も磨いていきたいと思います。

 久しぶりに母校へ行くことができ、懐かしい気持ちになりました。

 

言語療法士 野村

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第50回日本肩関節学会・第20回日本肩の運動機能研究会に参加して

 10月13日(金)〜10月14日(土)に東京で行われた「第50回日本肩関節学会・第20回日本肩の運動機能研究会」に参加してきました。

 本学会は日本の肩関節治療を代表する医師の先生方をはじめ理学療法士、作業療法士、看護師など日常診療で肩関節疾患に携わる全ての職種が対象の学会です。
本学会の学会テーマは「Standing on the shoulders of giants〜半世紀を振り返り、過去から現在、そして未来へ〜」でありました。日本肩関節学会は今回で50回目、日本肩の運動機能研究会は20回目の節目の開催となり、各学会の歴史や今後の展望に関する講演があり、大変興味深かったです。
 その中で私は、「関節可動域の改善が棘上筋筋萎縮を回復させるのか?」という演題で口述発表を行ってきました。座長の先生や参加者と活発なディスカッションを行うことができとても有意義な時間でした。当院は肩関節腱板断裂で手術される方が多く、術後のリハビリテーションにおいて腱板構成筋群の回復は重要です。今後もこのような学会活動を通じて、日々の診療でより良いリハビリテーションを提供できるように努めてまいりたいと思います。

肩関節治療センター 理学療法士 野本

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日本がん・リンパ浮腫理学療法学会学術集会に参加しました

 10月14日・15日に開催された「第6回日本がん・リンパ浮腫理学療法学会学術集会」にオンラインで参加しました。この学会は日本理学療法学会からの分化学会の1つであり、がん患者さんに対する理学療法について研究報告をし、エビデンスを蓄積しています。

 今回の学会では、がん患者さんの術前から術後に関する身体機能の変化ついての報告が多く、いわゆる体力がある方や栄養状態が良好な方は術後の回復が早いという結果でした。そのためにも、特に術前からのプレハビリテーション※が重要になってくるということでした。
当院でも、外科術前の方に対して医師からの指示のもと、手術前から運動療法や呼吸筋トレーニング、栄養指導を行っています。このような取り組みが、がん患者さんのADL・QOLの維持・向上に重要であるということを改めて再認識することが出来ました。
今後はその介入についてもより効果的な方法を検討していきたいと思います。

※プレハビリテーション:手術前に身体機能を強化することで、術後の合併症予防、身体的活動性の早期自立、早期退院を目指す介入です。

リハビリテーション科 理学療法士 赤羽弘泰

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医療通訳ロールプレイ研修

 当院で、外国人患者さんの対応をしています。
今回、医療通訳技能認定試験を受験するにあたって、受験資格にあたる研修に今年から参加をさせてもらっています。

今回参加申込したのは、「メディフォン医療通訳者養成ロールプレイ研修2023」。
研修の1回目は、眼科、呼吸器内科、糖尿病内分泌代謝科、総合受付でした。

クリニックで勤務している時は、そこまで難易度が高い医療英語を必要としませんでしたが、総合病院では病気の説明ひとつにしても難しいものが多いです。

眼科と糖尿病内分泌代謝科は、私の苦手意識があるというか、対応経験が少ないので特に難しく感じ、以前受けた他の研修でも、しっかり理解していないと先生の言葉を上手に通訳できませんでした。そのため、研修で先生の説明をノートテイキングして訳していても、知識が低くて何度も先生に聞く羽目に💦(現場だとイライラさせてしまうパターンですね)

医師の説明が十人十色であれば、それを英訳する答えがひとつではないこと、また、いかにわかり易くゆっくり医療用語を説明して訳さなければならないかという難しさを、研修では目の当たりにします。

そして、今回の研修では国立国際医療研究センターの先生が、病気や治療の説明、また質問の意図についても解説してくださったので、外国人患者さんに文化の違いで「何故こんな質問をするんだ」と疑問に思われてしまうことなどを頭に入れて説明していかなければならないということを学びました。

また、普段仕事上で何気なく使っている英単語が実は医療専門用語であり、一般の方には分かりづらいため、一般の方にも理解できる英単語を使うなど、その英単語を学ぶ良い機会でもあります。
ロールプレイでは、「早口」や「声が小さい」「もっとクリアに話す」など、講師の方の参加者への指導も、まさに自分のことのように受け止めて意識することができます。

 残り年内1回と来年2回の研修があります。

企画管理課山岸