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札幌での学会

先々週末の学会に参加し、精神疾患を有する高齢患者さんに行った治療について、口演発表を行いました。

手術部位感染を発生した場合、局所陰圧閉鎖療法を行うか検討を行いますが、
精神疾患がある患者さんには難しいのではないかと考えていました。
点滴のポンプもそうですが、トイレ歩行や移動する時には電源を外し、再度入れるといった手間が必要です。
術後の患者さんが移動するには、ドレーンや点滴スタンド、スタンドに付けているポンプも一緒に運ぶ必要があり、それだけでも大変なのに更にデバイスが増えるのは、「どうなのか?」と考えていたので。。。
通常使用しているデバイスではなく、軽量で静音性が高い物を選択し、治癒したといった内容です。(たいした内容ではありません)

*学会場のコンベンションセンター

今回楽しみにしていた企画にひとつに、コンセンサスシンポジウムがあります。
「IAD重症度評価スケールIAD-Setとケアアルゴリズムの紹介」があり、共通理解のためにIAD-Setが、ケアを決定するためにケアアルゴリズム(案)が作成され、これらの紹介がありました。
IADとは、排泄物が皮膚に接触したことが原因で生じる失禁関連皮膚炎のことを指し、
共通理解のためには観察部位や程度を統一し、スコア化することが有効で、学習にも繋がるのではないかと期待がふくらみます。

ベストプラクティスの完成が待ち遠しく、院内だけでなく在宅や施設でも使用できるようになって欲しいな。

*大通公園のライラック
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試験制度導入

当院で使用しているおむつメーカーが、正しい当て方について試験を実施し、合格者にはバッジを進呈するといった制度を始めると聞き、取り入れることにしました。
そうと決まれば間髪を容れずに、試験を受けようということになり、
先日試験を受けてもらいました。
方法は、当て方の方法を説明しながらモデルに装着し、間違っていたら指導が入り、やり直してもらうという徹底ぶり。
精神科病棟では、昨年度同じような方法で、スタッフ一人ひとりに指導をしているので、
合格者は多いはず。。。と考えて今年度から導入することにしたのです。

まずは、リーダーとなるCSTから。
その後は、新人看護師にも受けてもらおうと思っています。
「できる、分かる」と思っていても、言葉で説明するのは意外と難しいもの。
アドバイザーが立ち会い、私がモデル役を務めるので、緊張感はMAXなのです。
そんな状態の中で、実力が発揮できたら本物!と思って自信を持って欲しいと考えています。

CSTは、モデル役が私と聞き相当焦っていましたが、先日の試験では、全員が見事合格しました。
課題は、試験を実施する場所と時間の確保ですが、「何とかなる!何とかする!」と
思っています。

連休中に見つけた5つ葉のクローバー。精神科病棟CST4名と私!?

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毎年のお楽しみ

参加することを楽しみにしているセミナーがあります。
県内で参加しているのは私だけなのですが、主催者から招待状をいただくので。。。
今年は都合により金沢開催のセミナーに参加できないため、新潟まで行ってきました。

 

  *往路は高崎経由で

楽しみにしている訳は、セミナー終了後に行われるWOC向けの情報交換会。
真田先生が最新の情報を講演してくださるのです。
今年も予定時間をかなりオーバーしてまで、私たちのために、貴重な情報を教えていただきました。
トップシークレットのこともあるため、投稿できない内容が多いのですが、
今年度診療報酬改定から、入院基本料と入院時支援加算、褥瘡リスクアセスメント、褥瘡ハイリスク患者加算について、新しい認定看護制度など。
介護報酬改定については、詳細を知らなかったので勉強になりました。
ちなみに、「褥瘡の発生予防のための管理に対する評価」となる褥瘡マネジメント加算、「排泄に介護を要する利用者への支援に対する評価」として、排泄支援加算が新設されました。

認定看護師になってからずっと、褥瘡予防や排泄ケアに関することで、施設入所者さんのために何かできないかと考えていました。
今回の改訂が追い風となり、持ち込み褥瘡や不要なカテーテルの留置が減少するようになることを期待しています。
まずは、関係つくりから。。。

*善光寺の4・5月限定のご朱印。若草色が春らしいですね。

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