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今年の帰れま10!

褥瘡学会での楽しみは、全員参加型ワークショップ 全部正解するまで帰れま10!へ参加すること。
全問正解を狙っているのに、私としたことが、トップバッターの切手先生の出題で間違え、早々に脱落。(ちーん)
側臥位の角度で間違えるなんて。。。思い出しても悔しい~。
間違えた瞬間に、ガイドラインのページが浮かびました。
テンションが一気に下がっても、楽しめるのは帰れま10の良いところ。
信じられないことに、管理栄養士田村さんの出題でも間違えました。
豆腐好きなのに、豆腐の栄養価を過少評価。(木綿豆腐に謝りたい)
倉橋WOCNのリスクアセスメントも良かった!
他にも、医師、薬剤師からの出題もあり、私も含めて参加者は勉強になったと思います。
今年は褥瘡対策委員と、医療関連機器圧迫創傷の看護研究に取り組んでいるスタッフと一緒に参加しました。隣で間違えるスタッフを見ながら、指導の至らなさを痛感し反省。。。
面目丸つぶれだったのにも係らず楽しめた理由は、大切な人と参加するともっと楽しいから。
「間違えた問題は忘れないし、今日覚えればいいんだよ。」と
自分を慰めるようにスタッフと話し、初めて帰れま10!へ参加した日に「褥瘡対策委員を連れて来たい。」と感じたことを思い出していました。
今年、初めて一緒に参加することができて、本当に良かったと思っています。
 
 
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言うは易く行うは難し

 褥瘡学会で参加したシンポジウム「辛さに目を向けた褥瘡患者へのケア」で、講師が述べた言葉がとても印象に残りました。

それは、
「チームの組み方はインテグレーション(融合)」
「緩和ケアの目指すところは、よりよく存在することの探求」
思いも寄らなかった、「融合」と「存在」ということ。。。
「存在する」ってすごくいいと思いました。
どんな姿になっても、いつも一緒にいられなくても、存在は変わらない。
それは、命が続かなくなった時も同じですよね。
融合は難しいかな。
「できるのかな」ってため息しか出ません。
でも、出来ない理由を探すよりも、出来る方法を探したいし、
すぐに取り組めそうなことも見つけたので、まずはそちらから。。。
倫理的なジレンマをチームで検討しチームのものにする。
方法論に固執せず、工夫と創造的なケアを展開し、優先すべきこと、目標をチームで検討する。
問題解決思考とマネジメント思考の偏重を止める。
言うは易く行うは難し。
日頃、課題と考えていることの解決に向けて、ヒントを頂いたシンポジウムでした。
今年の学会では初体験が2つありました。
それは、ブースセミナーとE-learningの聴講。
展示ブース前で講演を聞くなんて面白いし、講師との距離が近いので特別な感じ。。。
E-learningも画期的で、繰り返し学習できるのが嬉しい!
期間限定なので、頑張って聴講しようと思っています。
 
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腑に落ちた時

「浸軟」(しんなん)とは、角質に水分が増加し、ふやけている状態。
新人看護師や復帰支援プログラムの研修などでは、浸軟について「バリアが破綻することで外的刺激が容易に入りやすくなり、スキントラブルの原因になる。」
「角層の1/3程度が膨張することで起こる。」
「予防することが大切であり、おむつを使用している患者さんには、洗浄後に撥水剤を塗布してもらっている。」などと説明をしていました。
自分でもつまらない説明だとは感じていて、
分かっているようで分かっていない、そんな状態。
先日参加した褥瘡学会で購入したスキンケアの書籍には、浸軟の化学的バリアの障害について「表皮細胞から産生されている物質が、外界からの刺激によって産生が亢進し、機能しなくなることでバリアが障害される。(略)」とあり、すとんと腑に落ちました。
注:書籍には物質の名前などもイラストで分かり易く示されています。
根拠を持ったスキンケアを実践するには皮膚の生理機能を理解し、正しい知識を持つことが大切です。
そんなNsを1人でも多く育てたいし、私ももっと学びたいという気持ちが強くなりました。説明を聞いて「なるほど!」と感じたことは忘れないので。
書籍に掲載されている俳句、
「白い色 原理はおなじ 皮膚と雲」
脱帽しました。
注:「浸軟」(しんなん)とは、指に絆創膏を貼り、剥がした時に白くなっているあの状態を示しています。
 
 
 
 
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