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学会報告

先日参加した学会で、テア(表皮裂傷)のコンセンサスシンポジウムがありました。
お知らせしたい内容がたくさんあったので、ポイントを投稿します。

テアが発生しやすい患者さんとしては、
ステロイドの内服や外用をしている患者さんよりも、麻痺や拘縮がある患者さん、
抗凝固剤を内服している患者さんに多い。
発生状況はテープ剥離時が多いが、原因特定不能も20.6%あるとのこと。
テアの既往や乾燥、紫斑がある時は、ハイリスクなので注意が必要です!
そして予防には、外力を保護するケアとスキンケアが重要となります。

ケア方法の具体例を挙げると、
皮膚に優しいテープを選択し、予め皮膜剤を使用する。
ベッド柵の外力緩衝と、ベッド柵のすきまから四肢が出ないようにする。
車椅子にはレッグカバーやアームカバーをする。
リストバンドは麻痺側ではなく健側にする。
移乗の際にはスライディングボードを使用し、決して引きずらないこと。
四肢は掴まないで下から支えるようにする。
おむつも引っ張らないように交換する。
ミトンを使用する際には使用の是非を確認する。
入浴時はシャワーの高水圧を避け、上がり湯に保湿成分入りの物を使用する。
保湿剤は1日2回押さえるように塗布する。

 

どれも特別難しいことではなく、すぐに実践できることばかり。。。
皮膚が脆弱だからと諦めずに、チーム全体で意識を高く持つことが大切だと思います。
ひとりひとりの心がけで、もっともっと予防できるはず。
病院、在宅、施設、どこでも同じなのではないでしょうか?

いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
安部先生の公開講座まであと、31日!
 
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学会報告 つづき

 学会2日目は、幕張から横浜へ移動し「皮膚科スペシャリティーナース講習会」に

参加しました。
この講習会は皮膚科学会が、毎年看護師向けに無料で開催している講習会で、
著名な先生方の講義を聞くことが出来ます。
今年も、医師、薬剤師、看護師の講義があり、資料やコングレスバッグも頂きました。

講習会のトップバッターは安部先生です。
20分という短時間でもポイントをまとめ、笑いをたくさん取れるのはさすがです。
安部先生は、皮膚科スペシャリティーナースになる3カ条として、
・皮膚の解剖生理を熟知し、処置の理論と背景を知ろう!
・皮膚を読み取る眼をもち、愛護的に皮膚に接し、優しさをもって患者に向き合おう!
・不安に思う患者をサポートし、正しい皮膚のケアを易しく指導しよう!
と講義されていらっしゃいました。
皮膚科が無い病院や、専門医がいない施設でも、
正しい知識と根拠に基づいたケアを積み重ねることで、スペシャリティーナースになれる
と思います。
むしろ医師がいないからこそ、看護師が果す役割が大きく、
このようなセミナーには積極的に参加して欲しいと感じました。

 

他にも、「皮膚の構造と機能・洗浄・スキンケア」「軟膏療法の基礎と実際について」
「軟膏とクリームはどう違うの?」「にきびのスキンケア」の講義がありました。
これだけの内容を無料で聞くことができるのは、看護師への期待を表しているからなのではないでしょうか?
皮膚科看護学。。。
とっても奥が深いです。
参加が難しい方は、看護雑誌や書籍を購入して、自己学習をしてはいかがでしょうか?
それも「あり」だと思います。

いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた
安部先生の公開講座まで、あと23日!


 
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病院祭のお知らせ

 10月25日(日)9時30分~16時まで、あづみ病院と池田町公民館・池田町役場駐車場において、病院祭・農業祭が開催されます。

昨年は「お肌診断」を行い好評!?でしたが、
今年は当院で使用している高機能タイプのエアーマットレスや、ポジショニングピロー、車椅子用クッションの紹介し、実際に体験していただこうと考えました。
「エアーマットレス(床ずれ用マットレス)のひみつ!」
~寝て・座って・触れてみて下さい~というコーナーで、
9時30分~12時30分まで、エアーマットレスなどの褥瘡予防寝具を展示いたします。
普段はシーツの下で見えないエアーマットレスがどのような物なのか、
ポジショニングピローや車椅子用クッションの心地良さを、
地域のみなさまにお伝えできたら。。。と思っています。
今年はパネル展示も復活し、「当院で使用しているおむつの特徴」を作成しました。
残念なことにパネル前での説明は出来ませんが、見れば分かるように考えてみましたので、是非お立ち寄り下さい。
病院祭・農業祭のテーマは「創~地域とのつながり」です。
地域のみなさまとのつながりを感じることができたら、嬉しいですね。
 
いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた
 
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1ヶ月経過。。。

先月から、精神科病棟でも1枚使用タイプのおむつに変更になりました。
一般科病棟では4年前から導入を開始しましたが、
精神科病棟では特有の諸事情などがあり難しい状況でした。
時間が掛かることを覚悟して、諦めずにアプローチを続けてきて本当に良かったと思っています。
しかし、導入することが目的ではないので決まってからの準備が大変。。。
10月導入を目標にしていましたが、他施設の事情により当院での開始が1ヶ月早まり、
タイミング悪く!?一般科病棟でのおむつ定額制度の開始と重なり、スタッフには迷惑をかけたかもしれません。
(「かもじゃないよお~。」って言われそうです。)
新しいことを始めるには大変なエネルギーを消耗しますが、
一緒に活動してくれるコンチネンスケアサポートチームのメンバーや、
病棟スタッフの頑張りを見ることで充電ができます。
一般科に比較してアセスメントに苦労するケースもありますが、アドバイザーさんのご協力も得ながら、ステップアップが図れることに期待が膨らむ今日この頃です。
 
いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた
 
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タックフォーシーアナストゥー

9月上旬に当院で使用しているおむつメーカーのフォーラムがありました。
会場は、なんと、スウェーデン大使館!
看護部長の代理で出席させていただきました。
内容は、地域の皆さんが推進する「生活の質を支えるコンチネンスケア」として、
スウェーデンにおける高齢者ケア理念と社会保障制度、
テーマセッション「排泄ケアの地域連携を目指して 院内連携の実践から院外連携へ」
「地域連携の目的共有と意思の統一~地域CSTの設立~」など。
スウェーデンといえば、福祉先進国のイメージがあると思いますが、
「最適な排泄ケアを受けることは基本的人権のうちのひとつ」と
法律で定義されているとのことでした。
そのため、教育を受けていない家族が介護をしないのが通常なのだそうです。
そして、おむつは専門の看護師が処方し、無料で受け取るのだと聞きました。
処方されることは知っていましたが、無料とは。。。オドロキですね。
 
大切な発表がありました。
「院内外の連携のために、連携の主語は患者さん」
「排泄ケアの地域連携は生活を支えるうえで不可欠であることを認識する」
最近多摩地区では、排泄ケア地域連携会をキックオフしたそうです。
「院内連携が完了してから地域連携を検討する」と考えていましたが、
院内、院外の排泄ケア連携は同時進行で行っても良いことが分かり、
新たなプランが浮かんで来ました。。。
最後に「桃栗三年 柿八年。柚子は9年でなりさがる。梨の大馬鹿18年。
時間は要するかもしれないけど、地域の力を信じて継続していくことが大切なのかもしれません。」と結んだ発表を聞き、会場の誰もが頷いているように感じました。
地域は違っても考えていることは同じです。
 
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帰ってきた 帰れま10!

前回に続き褥瘡学会の報告です。
スキルアップセミナー、全員参加型ワークショップ バーチャル症例検討
帰れま10!がめでたく!?今回の学会に帰ってきてくれました。
参加したことがない方のために説明をさせていただくと、
プレゼンターが事例を提示したあとに3択問題を出題するので、
起立したままグー・チョキ・パーで回答を表し、間違えた場合は着席します。
間違えても恥ずかしくないし、(その場で覚えてしまえば良いのです)
全員が正解した時には、プレゼンターに罰ゲームが待っているという楽しいセミナーです。しかし、ただ楽しいだけでなく事例を通してケアの実際やケア後の様子、
褥瘡についての知識も学ぶことができるので、ためになることも多いのがポイント!

プレゼンターは医師(皮膚科医・形成外科医)、皮膚・排泄ケア認定看護師、薬剤師、
理学療法士に加え、座長は内藤WOCNと切手先生という豪華な先生の皆さま。
全員が正解した時に内藤WOCNが仙台銘菓にワサビを注入するのですが、
「きっと綺麗に入れるんだろうなぁ~。」などと想像したり、
全員正解しなかった時は切手先生が本当に嬉しそうに、「ありがとうございます~。」と
仰っていましたが、「先生、それってどうなんでしょう~」と
心の中で突っ込んだりして。。。
お二人がご登壇されていることで安心し、会場の雰囲気も和んでいたと思います。

そして、司会は安部先生でした。
先生のご登壇はありませんでしたが、声だけでもすごい存在感!
やはり「帰れま10!」には欠かせない存在ですね。
 


プレゼンター・座長・司会の先生方、参加者の皆さんが幸せに包まれますように。。。

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学会を満喫!

先月末に仙台で開催された褥瘡学会に参加してきました。
昨年は所用のため、半日程度しか滞在できませんでしたが、
今年はしっかり学習してきましたっ。
どの会場も満席で、立ち見の方も大勢いらっしゃいましたが、
私は毎回座ることができたのでラッキーだったと思います。


ランチョンセミナーの「褥瘡治療におけるチーム医療の重要性 医師の立場から、看護師の立場から」では、病院機能評価でS評価(秀でている)だった北川WOCNの施設での方法を知ることができ、来年5月に受審を控えている当院でも大変参考になる内容でした。
褥瘡関連でS評価の施設は、まだ3施設だけとのこと。。。憧れです。

「手の治癒力」では、触れる技術について新しい知見がありました。
以前参加したポジショニングセミナーや、キネステティック、タクティールでも同じような講演がありましたが、「触れる前にポジティブに予告する。」「つかまない。」「指を開き一定の重みと時間をかける。」「最初に触れる部分は敏感な部分を避ける。」「触れる時、放す時はゆっくり行い、斜め上から触れ放す時も斜めに放す。(飛行機の離陸や着陸のイメージ)」
効果的なタッチのポイントとしては、「1秒間に5~10cm程度のゆっくりとした速度でやや圧をかけ、掌全体で触れること」が良いそうです。
看護師の手には不思議な力があると思っています。痛いところをさすったり、冷たいところを温めたり、手を握ることで不安な気持ちを軽くしたり。。。
言葉は無くても肩や背中に手を触れることで、慰めや癒し、労い、支援などの様々な感情を伝えることができます。
手の治癒力を信じ、実践することが大切ですね。

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アナタに伝えたい地域住民のための公開講座(褥瘡管理対策研修)

 大変遅くなりましたが、今回は講座の内容について資料を元に投稿します。

安部先生には、「今年は褥瘡の基礎編で」とお願いしました。
できれば来年、「応用編」を開催したいと勝手に考えています。(未定です)
 
まずは、床ずれ(褥瘡)とは?
「何らかの原因により、ヒトが長期にわたり同じ体制で寝たきり等になった場合、
身体とそれに接する面の接触により、体重が皮膚に持続的に加わることで、血行が不良となり皮膚が死に至るもの」です。
そして、褥瘡?褥創?
褥(しとね):座るときや寝る時に下に敷く物。しきもの。ふとん。
瘡(かさ):①皮膚のできもの、はれもの。また、傷の治りぎわにできるかさぶた。
②梅毒の俗称  創(つくる)①刃物のよる傷。②初めて作り出す。はじめる。
漢字の意味を知ると、納得できることってありますよね。大事です。
 
私が押しているポイントは、紅斑・紫斑・色素斑(色素沈着)・脱色素斑(白斑)
この4つは絶対に覚えてね!と言っています。
「紅斑」は、真皮乳頭および乳頭下層における血管拡張、充血による斑で、赤血球の血管露出はありません。硝子圧法により色調は消えます。
「紫斑」は、真皮乳頭および乳頭下層における出血による斑で、赤血球の血管外露出があります。硝子圧法により色調は消えない。
どちらかひとつを完璧に覚えれば簡単ですね。
「色素斑(色素沈着)」は、メラニン、胆汁色素、金属、異物、墨汁など
メラニンは表皮に近いほど黒色調を呈し、真皮深くに移動するほど青色調を呈するのです。
消えてしまう色素沈着は無視!消えない淡い色素沈着は炎症の存在!
何を隠そう私の左上腕には、小学生の時に入れた鉛筆の色が残っています。
ふざけていて芯を入れたら取れなくなり、そのままなのです。
「脱色素斑(白斑)」は、色素脱失もしくは局所貧血により生じた白色の斑で、治癒したことを表していますが、決して元通りではないので注意が必要です。
 
公開講座を開催したこと、安部先生をお招きできたことで、私の夢が同時に2つ叶いました。しかし、この夢にはまだ続きがあります。
終わりはないのかもしれません。。。
 
いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
 
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残暑お見舞い申し上げます

久しぶりの投稿です。

予告もなく、こんなに長い間投稿できなかった(しなかった)のは初めて。。。
担当者が長期休暇を取得し不在だったこと、
それがきっかけで気持ちが萎えたことが理由になります。
ただのいい訳ですね。

自分以外の理由で上手くいかないことって、たくさんあります。
詰めが甘かったと反省することも多々あります。
そんな時は、♪笑い飛ばして頑張れ~って自分にエールを送るだけです。


*白いヒヤシンスの花言葉は、「心静かな愛」「控えめな愛らしさ」

いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた
 
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公開講座アンケート結果

安部 正敏先生を講師にお招きし、
「アナタに伝えたい褥瘡治療の真実・そして都市伝説」と題して
院内褥瘡管理対策研修会を兼ねた、第34回地域住民のための公開講座を開催しました。
地域住民の皆様だけでなく、ケアマネジャーや介護保険事業所に勤務する
職員の方々にも案内を送り、お気軽に参加していただくよう呼びかけた結果、
60名方に参加していただきました。
職員と合わせると200程度の方が、参加されたことになります。
参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。
初めての公開講座なので多少の不安もありましたが、
アンケート結果を読み、開催して本当に良かったと思っているところです。


外部からの参加者は、30代~70代で50代の方が1番多く、
病院まで1時間以上かかる地域から参加して下さった方もいらっしゃいました。
満足度は、「満足」と「まあまあ満足」を合わせると92%で「普通」が8%でした。
「また来たいと思いますか?」という質問には、100%の方に「はい」と
答えていただきました。
100%ってすごいですよね~。私もそう言っていただけるように頑張らないと!

職員アンケートでも、
「講演内容」は「大変良かった」と「良かった」を合わせて100%
「理解度」は「大変理解できた」と「理解できた」で96%、
「参考になったか」については
「大変参考になった」と「参考になった」で100%でした。
アンケートには、きちんと「あまり○○○」や「全く○○○」の項目もありますが、
チェックはひとつもありませんでした。


意見や感想は、「とてもたのしく聞きました。また来年も最新版を聞きたい」
「たのしく学べました。参加できて良かったです。ありがとうございました。」
「また、安部Drにきていただきたい」などがあり、
やらせ?かと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、参加した人には納得できるデータなのではないでしょうか?
資料についてのリクエストも多かったので、きちんとお応えしようと検討中です。

いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた
 
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無病息災

 2015年も、半年が過ぎてしまいました。

今年は看護雑誌への執筆に始まり、適時調査、新しい企画の取り組みや、
配属先の変化などがあり、忘れられない半年間になりそうです。
多くの方に助けていただきながら、無事に半年を過ごすことができたので、
1日遅れの「茅の輪くぐり」をしてきました。

6月30日や7月1日は、多くの神社で「夏越の大祓い」が行われます。
これは「日常生活を送る中で、知らず知らずに身体につく罪や穢れは、放っておくと大きな災厄となって降りかかる」ため平安時代より続いているのだそうです。
正式な作法では、形代の使用や神官よりお祓いを受け、罪や穢れを除くのですが、
勤務もありできない為「せめて茅の輪くぐりだけでも。。。」と思い、
病院の近くにある神社へお参りに行きました。
 

*勤務後に行ったので薄暗いですね。

私がなぜ参拝したのかというと、組織横断的な活動の中で多くのスタッフに関わり、
そんなつもりはなくても「傷つけてしまうこと」も少なくないと考えたからです。
多くのスタッフのおかげで、私の活動は成り立っているのですから。。。。
きっと、半年間の罪や穢れが除かれたことでしょう。
 


*後日彫刻の撮影をしてきました。
昇り龍は「運気の上昇」下り龍は「幸運が降りる」ことを祈りながら触れるのだそうです。
いいですね~。

いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた
(安部先生の公開講座まであと1日! うれしい~)
 
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あと7日!

安部先生を講師にお招きした「地域住民のための公開講座」の開催まであと7日!!
起きている時に「いい夢」を見させてもらっていましたが、それもあと少しですね。
職員はもちろん、関係機関の方々や、地域住民のみなさまに
喜んでいただけたらWOCN冥利に尽きます。
当日はお天気にも恵まれますように。。。
いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
 
 
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ワールドコンチネンスウィーク(WCW)2015

ワールドコンチネンスウィークとは、
「世界中で6月の最終週を排泄を考える週にしよう」と国際禁制学会
International Continence Society(ICS)が7年前に提唱したものです。
「世界中で失禁に関する問題を認識してもらい、可能な対処、および療法に関する情報を伝えること」を主な目的としています。
日本では1年遅れて参加したため、今年で6回目の開催になりますが、
6月21日~28日までの1週間は、世界各国で多くのイベントや提言があります。

コンチネンスとは、「気持ちよく排泄のできている状態」を意味し、
排泄障がいの予防・治療・排泄障がいが、生活上問題にならない前向きのケアです。
1日に行う回数が多く、プライバシーを必要とする大切なケアのひとつであり、
体だけでなく、心の健康も保ちたいと考えています。
先月参加した学会で学会長を務めた西村先生は、コンチネンス協会の会長ですが、
会長講演の中で亡くなった飼い猫のエピソードを話して下さいました。
「最期までトイレに行こうとして頑張ったけれど、結局間に合わなくて失禁をしてしまっていた。トイレに行きたいという思いは、動物にそなわった本能である。」
動物の本能。。。
心に響きました。

WCWの間は世界中の人達とコンチネンスについて、
一緒に考えているのかと思うと格別ですね。
ひとりでも多くの人に、排泄について考えていただけると嬉しく思います。


いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
安部先生の公開講座まであと17日!



 
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朗報!!!

今回は、とても重要なお知らせがあります。
本当に大切なお知らせなので、しっかりとお読み下さい。
できましたら、メモとペンか、スケジュール帳もしくはスマホを
ご用意することをお勧めします。
年始に、「次年度の夢のひとつに、外部講師を招いて褥瘡関連の公開講座を開き、
成功裏に終わること」と投稿しました。
詳細はこれから決まりますが、7月9日木曜日に開催が決まりました。
今から、スケジュールを空けておいて下さいね。

職員以外にも、近隣の介護保険施設に勤務する看護師や介護スタッフの方など、
地域の方々が、気軽に参加していただくようにできればと思っています。
参加費はもちろん無料です。

肝心の講師の先生ですが。。。


(以前、通勤途中で見つけて撮影した虹。
♪信じた夢はすべて現実になるっていう歌がありますね。)

なんと、あの、安部 正敏先生 なのです!!!

すごいでしょ~!
まさか、当院で先生のご講演を開催できるなんて。。。
初めて先生のセミナーに参加したときから、「いつか、きっと」なんて
無謀なことを夢に見ていました。
「スタッフにも聞かせてあげたい。」「セミナーに連れて来たかった。」という
私の思いがWOCの神様に通じたのかな?
活動を頑張っていて本当に良かった~。

ご多忙の先生が、快諾してくださったおかげですね。
開催まであと140日!
待ち遠しくて、とても楽しみなカウントダウンが始まりました。

いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
 
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2月10日は何の日?

2月10日は「フットケアの日」です。
フットケアの日は、日本フットケア学会と下肢救済・足病学会らが
「足を救おう!」と2012年に制定されました。
フットケア外来を設けている施設もあり、フットケアが必要な患者さんは
増加しているのが現状です。

糖尿病で治療をされている患者さんや、治療を受ける前の状態の患者さん、
人工透析を受けている方などは、日頃から自分の足を良く観察し、
トラブルを起こす前に、専門医に相談する必要があります。
当院の糖尿病教室では、予防的フットケアについて、説明をさせていただいていますが、
「フットケアは初めて聞いた。」
「気をつけるようにします。」などといった、感想を伺うことがあり、
十分な活動ができていないことを反省させられます。

皮膚科領域では、ウオノメやタコを自分で処置したことでの感染や、
水虫を放置したことによる感染などに、注意が必要です。
ちょっとした傷がなかなか治らない時などは、必ず専門医へ受診するように、
また、自分の足は自分で守るように指導をしています。
ちなみに、11月12日は「いいひふ」ということで、「皮膚の日」でした。
昨年は、糖尿病週間関連のことで終わってしましましたが、
来年の皮膚の日には何か、啓発活動を行いたいですね。

先日、白馬診療所でストーマの指導を行った際に、
透析室の看護師から、フットケアについての相談を受けました。
セルフケアが難しい患者さんには、看護師が関わる必要があり、
「出来ることから少しずつ始めて欲しい。」
「是非、連携させて欲しい。」と話しました。

なかなか出来なかったフットケアですが、「機は熟した」のでしょうか。

 

いつもありがとうございます。    WOCN ふりはた