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今年の漢字は何?

 私の今年を表す漢字は「初」です。

初体験が多く、見事に上半期と下半期で活動内容が変わった1年でした。
上半期は、新病棟移転・電子カルテの褥瘡管理システム導入・病院機能評価受審・学会発表など。
下半期は、排尿自立関連など。
国際的な学会から医師向けの講習会への参加、メーカー主催のセミナーでの発表などを行い、特にセミナーでの発表は勉強になったと思っています。
最初に作った資料は普通すぎてつまらない内容で、話したくなかった失敗談を盛り込んで作り直しました。
封印したかった過去を話せたのは、失敗も糧になっているので、恥ずかしいことではないと感じたからかな。
話を頂いたタイミングも丁度良かったのだと思います。
1番のネタは、私の発案で新しい製品が誕生したこと。
メーカーの営業担当者へ、「製品化して欲しい(きっと売れると思う)」とお願いをしたところ、企画が通り発売となりました。
会議では反対意見も多く、大変だったそうですが、「営業の企画が通ったのは恐らく初めてではないか。」とも聞きました。
試作品が完成し、実物を見せていただいた時は本当に嬉しかったな。
いいことばかりでもなく悪いこともありますよ。
それは、大ファンの安部先生のセミナーに、今年は2回しか参加できていないこと!
1年に3回以上は参加すると決めているのに!!
先生のお父様の口演と落語をお聞きしたこと、ランチョンで司会をされた時の発言などを併せて、1回とカウントできないかなと考えているところです。
やはり目標は、達成できそうな値にしてはいけませんね。
 
  
*生ガキと蒸しガキ。
どちらも美味しいけれど、蒸した方が美味しいと初めて知りました。
 
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弾性ストッキング

今月中旬、数年来の念願だった弾性ストッキングの講習会に参加しました。
テキストも持っているし、参加する必要はなかったのかもしれませんが、医師の講義を聞いてみたい気持ちを抑えられませんでした。
 
恥ずかしい話なのですが、当院ではここ2年ほど、医療機器関連圧迫創傷を数例発生させています。
その殆どが、術後患者さんの弾性ストッキングや弾性包帯、間欠的空気圧迫のための機器が原因です。
入院加療や手術により、静脈血栓塞栓症のリスクがあり、リスクにあった予防策を取りますが、それで創傷が発生しても良いはずはありません。
ギブスやコルセット、酸素マスクなどでも創傷発生のリスクがありますが、治療に必要な機器類なので、適切に使用し、医師の計画通りに治療が進むことが重要で、かつ、静脈血栓塞栓症と創傷の予防を図ることも大切です
私自身弾性ストッキングの愛用者でもあるので、安全に着用できるよう更に検討を重ねたいと考えています。
 
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新人看護師研修

今月上旬、コンチネンスケアについて新人看護師研修を行いました。
4月に行って以来8ヶ月ぶり。。。
消極的に感じた新人が、どの位成長したのか楽しみに当日を迎えました。
30分程度の講義後にデモンストレーション。
4グループに別れて全員が正しい当て方を行い、「退院予定の患者家族へおむつの当て方を指導する」という設定で発表してもらいました。
「分かりやすい指導のためには、どのように行えばよいのか。」考える必要があり、
私が家族役なので皆、緊張気味です。
それでも、どのグループも丁寧に分かり易い指導が行われたので安心しました。
「同期の仲間なので難しく考えずに、気が付いたことを指摘し合おう!」ということで、
良かったところや、もう少し工夫した方がよいかも?というところを遠慮なく出し合い、勉強になったことと思います。
「自分では気が付かない、気が付けないことを教えてもらえるなんてありがたいこと」
なので、「教えてもらってありがとう」という気持ちになって欲しいのです。
研修後のアンケートには、羞恥心への配慮や患者さん目線で考えること、アセスメントや根拠の大切さ、家族指導に必要なことを学べた様子が記載されていました。
今まで正しい方法と思っていたけれど、間違えていたところもあったと、気が付くことができたので研修の目標は達成できたのではないでしょうか。
出来ていない・分かっていないことを認めるのは、とても難しいこと。
これができればあとは簡単なのだと、いつもいつも考えています。
今年の新人には指導に苦労した分、私も良い勉強になりました。
受けてきた教育や育った環境などを考慮し、来年の研修に役立てたいと思います。
 
 
*病院屋上から見える北アルプス、今月上旬に撮影しました。
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ストーマケア講演

11月下旬に徳永先生の講演会に参加しました。
テーマは「ストーマケアにおける看護師の役割と皮膚・排泄ケア認定看護師との協働
~QOL向上を目標にしたストーマ保有者へのケアに必要な課題~」
病棟Nsも参加し、学習してもらいました。
・ストーマ装具交換は排泄ケアとして看護師が実践できなければならないケア。
・WOCは看護の専門性を可視化させるスキルを備える看護師。
・ストーマ造設術を受けた人々が手術したことを感謝することができる支援を行う。
・一流の患者を育てるために、納得するまで説明してもらえる環境を作る。
・アドボカシ―・セルフケア支援は看護の責務であり、正しい医療、安全な医療が行えているかモニタリングをする。
資料がないので必死でメモを取りました。
患者さんが主治医に聞きたいことがあった時、「先生に聞いておきます。」ではなく、
主治医に直接尋ねるよう支援すること、主治医にも説明のチャンスをつくることが看護なのです。
主治医にしてみたら「どうして本人が聞かないの?」と思うだろうし、直接やり取りを行った方がお互い気持ちよく、納得もできますよね。
私は「先生に聞きたいことがあるって言ってましたよね?」とか、むちゃぶりすることもありますが、「自分の体のことなのだから、自分で聞いた方が良い。」と伝えています。
・無駄な失敗はない。失敗も必然。
・感性を維持するために、自分にご褒美をあげること。
このふたつは得意!?かな。。。
先生お薦めの書籍も購入したので、ゆっくり読みたいと思います。
 
*ふわっふわのオムレツ。友人達とディナーで行ったのですが、気に入ったので一人でランチもしてしまいました。
*きのこたっぷり鍋。鍋が美味しい季節になりましたね。
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しくじり先生

 「いいひふの日」におむつメーカーのセミナーで発表をしました。

タイトルは「しくじり先生~一般科病棟と精神科病棟でのCST活動から~」
一般科病棟CSTでのしくじりを、精神科病棟CSTでどう活かしたかという内容です。
TV番組の「しくじり先生」風にまとめてみました。
しくじったことで初めて分かることってありますよね。
大事なのは、その経験を活かすことだと思うので、これから導入を考えている施設や、
現在の活動が停滞している施設の参考になれば。。。と考えました。
「導入した当初はよく頑張ったのに、少しずつフェードアウトしてしまった。」
「CSTが役割を理解していると思っていた。」
「病棟責任者の継続的な協力を依頼できなかった。」
この3つがしくじりです。
しかしこれらを活かした結果、精神科病棟では順調にステップアップができました。
困難事例と言われるような事例でも、アセスメントを繰り返し、適切なケアを行うことで排泄の自立が図れました。
職員アンケートでは、製品を変えて良かったという意見が多く記載されており、嬉しく思っています。
でも、1番嬉しかったのは、セミナーにCSTメンバー全員が来てくれたことかな。。。
最後のスライドに、WOCNの願いとして
「之を知るものは之を好むものに如かず、之を好むものは之を楽しむものに如かず」
*あることを知っているだけの人よりは、それを好きになった人の方が優れている。
 それを好きになった人よりは、それを楽しんでいる人の方がもっと優れている。
「コンチネンスケアを楽しめるようになって欲しい。まずは、知ることから。」と入れました。
私の切なる願いです。
 
*湯島聖堂の孔子銅像。世界最大級なのだそうです。
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看護記録って大事!

 今月上旬看護協会主催の研修、「弁護士の視点から見た看護記録」に参加しました。

講師は、看護師経験もある弁護士さん。経歴は知らずに申込みをしたのですが、
参加して本当に良かったと冒頭から感じていました。
私が特に知りたかったのは、褥瘡に関する記録について。
褥瘡対策は施設基準に定められており、リスクアセスメントを行った結果、
発生リスクがある患者さんや、既に発生した状態で入院された場合に、看護計画を立案し、日々展開しています。
記録に残すことは基本ですが、入力に時間がかかり、ケア時間の減少や、時間外勤務が増加するようでは本末転倒です。
「必要な記録を短時間で残すこと」これが大事。
看護記録とは「看護師の思考と行為を示すもの」ですが、看護師は日頃から時系列で記録をしているため、判決においては重視されるそうです。
裁判で重要な基本情報として扱われ、記録がそのまま判決文になるようなこともあるとか。
褥瘡での裁判事例や、良い記録・悪い記録の比較も勉強になりました。
「事実を正確に」「見た人に患者さんの状態が伝わる」「客観的に書く」ことがポイントで、簡潔に書かれていることも必要です。
私もコンサルテーションの記録を残しますが、主治医やチームの看護師が見た時に、
アセスメントの根拠が分かるような記録をするように心がけています。
 
 
*最近撮影が禁止になった、京都の寺院で一昨年前に撮影。
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お達者落語会

今月上旬に開催された、在宅褥瘡創傷ケア推進協会総会・学術集会参加最大の目的は、

春雨や落雷師匠こと安部 正之先生の「お達者落語会」を聞くこと。
安部 正敏先生のお父様の落語と医学講和です。
「江戸古典落語」と「いきいき医学講座“笑いと免疫力、、、そして健康”」の
二部で構成された口演は初体験でした。
初めて落語を生で聞き、情景が思い浮かぶ話し方に引き込まれ、
気が付くと前のめりになって、夢中で落語の世界に入っていました。
先生は「笑い療法士」という資格をお持ちで、「日本笑い学会」の会員なのだそうです。
笑いの効果は、免疫力を高めたり、痛みを消失させたり、円滑な人間関係維持にも必要と聞きました。
いいことずくめですよね。
人が1日に笑う時間は平均23秒程度なのだとか。
平均なので、もっと少ない人もいるのでしょう。
人間味が必要な医師は、話が上手いことや、笑いやユーモアを取り入れることが大切と聞いた時は、思わず何度も頷いてしまいました。。。
そして、ある程度チャランポランで良い、適度な運動をする、ぬるめのお風呂で温まる、納豆やヨーグルトなどの発酵食品を摂ることなども大切であるとのこと。
心の持ちようも影響があり、引きこもりタイプと自律しているタイプでは免疫力が違うそうです。
参加して本当に良かったと余韻に浸りながら、徳川家康の名言を思い出しました。
最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄える。
 
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熱い仲間達

7月上旬、浅草橋で開催された日本褥瘡創傷推進協会総会・学術集会に参加しました。
テーマは「在宅でも施設でも病院でも、やる・できる・つながる褥瘡創傷ケア」
都合で2日目しか参加できませんでしたが、とても充実した時間を過ごせました。
一般演題では、現場スタッフの切実な声、頑張って活動を行っている北陸地区の報告、患者会の方から「介護者向けにも研修会を行って欲しい」といった要望を聞くことができたのは、この総会・集会の特徴なのでしょう。
秋山先生の特別講演では、あるがん患者さんの言葉が紹介されました。
「連携といっても患者は物やボールじゃない。丁寧に手を添えて、確実に送り届けて欲しい。」普段、地域連携とか看看連携なんて簡単に言っていたのが、恥ずかしくなりました。
誰のための連携なのか、大事なことの共通認識を持って行いたいですね。
安部先生の参加型セミナー「外用療法を超学ぶ!全員あたるまで帰れま10!」は、今回も大盛り上がりでした。
参加者の属性に関係なく会場が沸き、一体感を味わえるのは他に類を見ないと言っても、過言ではないでしょう。
ちなみに、私が間違えた問題は先生の著書のカバーの白抜きの文字と、前東京都知事が行った回転すし屋さんの店名。
問題ひとつひとつに対する参加者の反応が面白くて、それも楽しめました。
暑い日に、涼しい会場で、熱くなりながら過ごした、そんな1日でした。
 
 
*ランチョンセミナーのお弁当、美味しかった~。
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いよいよ。。。

27日と28日に一般科病棟が新しい病棟へ引越しをします。
同時に電子カルテもバージョンアップするので、大変な2日間になりそうです。
私も引越しの手伝いや、電子カルテへの入力作業などがあるため土日は出勤予定。

大きなイベントに備え、事前に準備をしていても、色々なアクシデントがありますね。
急遽準備が必要になったことや、予定外に準備が間に合わなかったこと、
「こんなものなのかなぁ。」なんて考えながら、昨年精神科病棟でおむつの製品変更をした際に、10月導入予定だったところを、他の施設の都合で9月導入になったことを思い出しました。
あの時も急遽予定変更となり大変だったけれど、当院が導入時期を変えないと、もっと困る施設があると考え予定を変えたのです。
「困った時はお互いさま。いつかきっと私も助けてもらえることがあるだろう。。。」と
考えていましたが、意外と早くその日が訪れました。

無理なお願いにも関わらず、イレギュラーな対応を短時間で行ってくれたメーカーさんに心から感謝し、信頼を裏切らないことの大切さについて、身を持って知りました。
「出来ない」をNGワードにしている私ですが、これからもNGワードのトップに挙げていこうと思います。

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WOCはつらいよ

久しぶりの投稿です。
本当は、「ハンセン病の日」について書きたかったのですが、書けずに今日に至ってしまいました。
気持ちに迷いがあるとダメですね。
ハンセン病についてはまたの機会にします。

最近、「WOCはつらいよ!」と思うエピソードが複数ありました。
活動を始めた頃のことを思えば「贅沢な悩み」だと分かっていますが、
寅さんのテーマソングが頭の中に流れてきます。
♪きょう~も涙の日が落ちる

つらい時こそ、笑って乗り切ろうと考えているこの頃です。


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雪にも負けず

雪に関するエピソードはたくさんありますが、毎年のように思い出すことがあります。
それは、行政に出向しケアマネジャーをしていた頃のこと。
大雪が降った日は、一人暮らしの高齢者や高齢世帯の除雪を行っていました。
社会福祉協議会のスタッフとも協力し、3~4人で1グループを作り、それぞれが数件を受け持ち、ヘルパーさんやデイサービスの車両が入るスペースを確保する。
大変だったけれど、いい経験をさせてもらいました。
*現在も同様のことを行っているかは不明です。
デイサービスに勤務していた時も、訪問看護師をしていた時も、大雪の時は大変でしたね。
雪道の車椅子介助、ホワイトアウトで運転が怖かったこと、大晦日の大雪の夜に緊急訪問したことなど。。。
色々なことが懐かしく思い出されます。
笑えたのは、山間地の細い坂道を下っている時にネコが道の真ん中を歩いていて、(雪で道幅が狭くなっているので追い抜くことができない)クラクションを軽く鳴らしたら、ネコが立ち止まって振り向き、しばらく私を見てから端に寄ってくれました。
思わずネコに「すみません。」と頭を下げてしまいましたが、立ち止まってから振り向くまでの「間」が絶妙だったことを覚えています。
現在の私はというと、訪問や送迎の仕事をするスタッフに事故が無いよう祈るだけです。
雪にも負けずに頑張って欲しいな。
 
 
*すごいツララですね。
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手術室と褥瘡対策

 一般的に褥瘡といえば、寝たきりで高齢の患者さんか、がんのターミナルステージの患者さんというイメージを持つと思います。

しかし、実際は歩行ができる患者さんや、年齢の若い患者さん(時には小児)も褥瘡になってしまう場合があり、手術中も予防対策が必要です。
患者さんは裸の状態であり、身体は動かせません。
体位は仰向けだけではなく、うつ伏せや横向き、座ったような状態など特殊な体位を取ることの方が多く、時には手術台ごと身体が斜めになったり、頭側が下になったりすることもあるのです。
どのような体位を取るかは事前に分かっているので、圧やズレが発生する部位に予防対策を取っており、手術室の看護師に全面的に頼っていました。
「気になっているけど相談がないと介入し難い。。。」認定看護師に共通する悩みです。
手術室での体位の取り方については、説明を聞いて何となくイメージは沸くのですが、やはり実際を見てみないと気が付かないこともあると思い、手術に何度か立ち合わせてもらいました。
立ち合わせてもらったことで分かったことや、
全身の体圧が測定できる器械を使用して集めたデータを基に、
医師や手術室、病棟看護師との連携で、よりよい褥瘡対策ができるはず!
簡単にはいかないと思いますが、皆が納得した対策を取れるようにしたいと考えています。
手術中の褥瘡対策。。。
全力で取り組みます。
 
*新病棟4Fから見た北アルプス
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科学的スキンケア

先月下旬に視聴した安部先生の講義に大満足したので、視聴できなかった方のために、
ポイントのポイントをお知らせします。
スキンケアって簡単に言いますが、看護師は「科学的スキンケア」を
行いたいものです。
「皮膚疾患をふまえた科学的スキンケア」
内容は、1.スキンケアとは2.皮膚の構造3.皮膚の変化と疾患4.皮膚と真菌症
5.皮膚の治療薬6.皮膚の正常を保つために でした。
どれも大切で覚えて欲しいのですが、ポイントをひとつだけ挙げるとしたら、
私は皮膚の生理機能を推します。
「皮膚の生理機能は、バリア・保護機能や体温調整、知覚、分泌・排泄、
コレステロール・ビタミンD3合成、サイトカイン、呼吸、吸収作用がある」
「高齢者の皮膚の特徴として、表皮の菲薄化と表皮突起の平坦化、真皮乳頭層の毛細血管係蹄の消失が見られ、皮膚分泌の減少、セラミドや天然保湿因子の減少が起こりバリア機能が低下する」
「真皮の老化は、生理的老化と光老化の2つのメカニズムが存在することで引き起こされる」
「皮膚におけるバリアには、物理的バリア・科学的バリア・免疫学的バリアがある」
「スキンケアにはドライスキンのケアと湿潤創面へのスキンケアがある」
患者さんの皮膚を守るケアを実践するためには、生理機能の正しい理解が必要です。
清潔や排泄ケア時に使用する、洗浄剤や保湿剤などを購入していただく時や、
退院後のケア方法について、患者さんやご家族にきちんと説明するために、
必要な知識のひとつなのです。
もちろん、患者さんだけでなく自分の美肌(?!)を保つためにも。。。
 
 
*函館の八幡坂。夜は幻想的ですね。
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謹賀新年

2016年が始まりました。
今年当院は、電子カルテのバージョンアップ、新病棟への引越し、病院機能評価受審などのイベントを控えています。
タイミング良く(!?)診療報酬改訂もあるため、私としては専門領域の情報収集も欠かせない状態です。
大変そうに見えるかもしれませんが、色々なことを見直し、より良い方法を検討するチャンスでもあるので、これを最大限に活かそうと昨年から準備を進めています。
せっかくのチャンスだから、活かさないともったいないですよね!

苦労が実を結び、良い年だったと思えるような活動をしますので、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


*災難を代りに受けてくれ、願いを託し叶えてくれるというお守りの「身代わり申」です。
申年の今年は身に付けていようかな。

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あなたの声が聞きたくて。。。

今年最後の学びは、e-ラーニングによる「皮膚疾患をふまえた科学的スキンケア」で、
安部先生が講師でした。
あえて視聴期間の最終日に視聴し、(理由はヒミツ)
いつも通り期待以上だった内容に「やっぱり最後にとっておいて良かったなぁ」と
思っているところです。
内容については、次回以降に投稿しますね。
自己研鑽のために、関連学会や各種セミナーに参加する機会も多いのですが、
「タイトルと内容が違う」とか「期待していたのに。。。」と少しがっかりしてしまうことも時にはあります。(自分のことを棚に上げてスミマセン)
先日、院内発生の褥瘡患者さんがいる病棟の看護師に、「気をつけていたのにショックです。」
「対策も取っていたのに悔しいです。」と言われました。
スタッフにそんな感情を抱かせてしまったことを申し訳なく思い、
何が不足していたのか考えられることを伝えました。
スタッフの中には、色々な感情を表出できる人がいますが、中にはできない人もいます。
ラウンド中に本音を聞かせてもらえると、参考になることが多いので、
できれば色々な想いを聞かせて欲しいと、いつも想っています。
私の使用している電子カルテの上には、
「あなたの声が聞きたくて お耳が こんなになりました」と書かれた、
かわいいウサギのイラストを飾ってあります。
認定看護師として大切にしたい気持ちなのです。
 
*新病棟7Fから見た北アルプス
今年もあと3日。
よい年をお迎え下さい。
いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた