地域がん診療病院
 当院は、2019年4月厚生労働省から「地域がん診療病院」に認定されました。
 「地域がん診療病院」とは、がん診療連携拠点病院がない地域に都道府県の推薦をもとに厚生労働大臣が指定した病院です。 長野県のがん診療連携拠点病院とのグループとして指定され、今まで以上に大北地域のがん診療に取り組んでいきたいと考えており拠点病院と連携しつつ、専門的ながん医療の提供、相談支援や情報提供などの役割を担います。
北アルプス医療センターあづみ病院で対応不可能な治療については、グループ指定となっている信州大学医学部附属病院と連携して治療にあたります。
- 都道府県がん診療連携拠点病院 信州大学医学部附属病院
 - 地域がん診療連携拠点病院 諏訪赤十字病院、佐久医療センター、飯田市立病院、長野赤十字病院、長野市民病院、相澤病院、伊那中央病院
 - 地域がん診療病院 北アルプス医療センターあづみ病院、信州上田医療センター、県立木曽病院、北信総合病院
 
緩和ケアとは

がん患者さんやその家族は、がんと診断されたとき、治療の経過あるいは再発や転移がわかったときなど、さまざまな場面でつらさやストレスを感じます。緩和ケアでは患者さんと家族が自分らしく過ごせるように、医学的な側面に限らず、いろいろな場面で幅広い対応をしていきます。
緩和医療外来
診療科 「緩和医療外来」をご覧ください。
緩和ケアチーム

緩和ケアチームメンバー (一部)
当院の緩和ケアチームでは、患者さんやご家族の抱える痛みや苦しみ、つらさなどの身体的・精神的苦痛を和らげ、日々を安らかに過ごせるように「緩和ケア専門チーム」が介入・サポートし、以下のような「つらさ」のご相談にのります 。
・からだのつらさ (痛み、吐き気、だるさ、苦しさなど)
・こころのつらさ (不安、不眠、気分が落ち込むなど)
・死への恐怖や将来への不安
・家族や仕事の悩み
・治療の選択や療養先の決定について
相談先
当院外来通院中の場合:がん相談支援センター
担当医や担当看護師が、適宜相談を受け対応いたします。
構成メンバー
・医師(身体症状担当医師・精神症状担当医師)、看護師(病棟看護師・緩和ケア認定看護師・がん相談担当看護師)、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー(MSW) 
 ・活動内容 週に1回緩和ケアチームメンバーによる合同カンファランスとチーム回診を行います。 
専門認定・研修修了者
・認定看護師(緩和ケア認定看護師・がん化学療法看護認定看護師)2名
 ・がん薬物療法認定薬剤師 1名
 ・がんのリハビリテーション研修修了者 理学療法士 8名・作業療法士 6名・言語聴覚士 2名
がん相談支援センター
地域のがん患者さんやご家族がかかえる様々な悩みや心配事を一緒に考え、情報を提供する「がん相談支援センター」を設置しています。
 がん患者さんやご家族のためのがん患者サロン「てるてるサロンあづみ」を開設しました。ご自分だけで悩まずに、ぜひお気軽にご相談ください。
- がんと診断されて不安。どこへ相談したらよいかわからない
 - 自分のがんについてどんな治療があるのか知りたい
 - 医療費はどのくらいかかるか知りたい
 - セカンドオピニオンを受けたいけどどうしたらよいか
 - 療養生活や使用できる医療サービスが知りたい
 - 緩和ケアを受けたいけどどうしたらよいか
 - 家族が、がんになってどう接すればよいかわからない
 
相談日時
月曜~金曜日 9時~16時(休診日は除く)
相談方法
来院による対面相談(原則予約制)・電話による相談(受付時間内)
相談料
無料
相談対応者
支援センター担当看護師がまずお話を伺います。内容により、関連の専門スタッフが対応いたします。
 (医師、看護師、緩和ケアチーム、薬剤師、管理栄養士、ソーシャルワーカー、理学療法士など)
予約方法
電話でご予約ください。
北アルプス医療センターあづみ病院「緩和ケア研修」修了医師一覧
| 診療科 | 氏名 | 診療科 | 氏名 | 
| 精神科 | 春原 隆史 | 外科 | 本山 博章 | 
| 循環器内科 | 富田 威 | ||
| 東方 壮男 | |||
| 血液内科 | 武岡 康信 | 麻生 真一 | |
| 呼吸器内科 | 岡田 光代 | 消化器内科 | 村木 崇 | 
| 池川 香代子 | 中村 麗那 | ||
| 呼吸器外科 | 花岡 孝臣 | 
緩和ケア研修とは・・・
 国のがん対策推進基本計画の「すべてのがん治療に携わる医師が研修等により、緩和ケアについての基本的な知識を習得する」ことを目標とした指針に基づいた研修です。
 この研修を修了した医師は、痛みを始めとした、がんによる苦痛に対する緩和ケアの知識、技能を習得し、実践することができます。







