指導医・研修医ブログ

精神科専門研修専攻医~精神科研修を始めて~

 すがすがしい初夏の季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。4月から精神科専攻医として働かせていただいております、前田和輝と申します。三重県出身で初めて長野県での生活をスタートさせましたが、涼しくカラッとした気候の中で、三重県と比べ物にならない「初夏のすがすがしさ」を感じ感動しております。

 ついこの間入職し、毎日がむしゃらに過ごしておりましたが、早いものですでに2か月が経過しました。そこで精神科研修の日常について、少し紹介させていただきます。
 水曜日以外は病棟カンファレンスから一日が始まります。前日に入院した患者さんを短くプレゼンし、スタッフ全員で情報を共有します。水曜日は、専攻医が交代で入院患者さんについてレポートを作成してプレゼンし、上級医から診療や治療について指導をいただきます。その後外来がない日は初診患者さんの予診と本診に陪席し、自分の診断はどうだったのか、診断を確定させるにあたりさらに必要な情報は何だったのかなど指導をいただきます。また入院となれば自分も担当医として関わらせていただいたり、自分が外来で担当させていただいたりということも可能です。午後からは病棟業務として、入院患者さんの回診などを行います。水曜日は抄読会、木曜日は外来で診察した方の症例検討を行っています。

▲カンファレンスの様子
 あづみ病院での研修の特徴を大きくあげると、総合病院であること、指導医の先生方の指導が充実していることです。まず総合病院の精神科ということで内科や外科の先生方と協力して精神科に入院となった方の身体疾患やまたはその逆のパターンなど、豊富な症例を経験することができます。また指導医の先生方は大変優しく細かく指導してくださる先生ばかりです。疾患や治療に対する指導はもちろん、患者さんに対する関わり方や自分が考えていなかった視点についてなど、患者さん全体を診るための指導をいただけます。温かい先生方ばかりなので、どんな些細なことでも気軽に相談できます。
 以上で紹介は終わりですが、当院での精神科研修がどのようなものか、少しでもご参考になれば幸いです。コロナウイルスの影響で外出等油断できない状況が続いていますが、落ち着けば自宅から見えるあの山々に登ったり、観光地を巡ったりと、長野県を満喫したいと考えています。これから暑くもなりますので、皆様ご自愛ください。

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精神科専攻医 前田和輝

 

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