2021新人研修~論理とがん看護~
こんにちは。
寒くなってきましたが皆さん体調は大丈夫でしょうか。
実家で飼っている猫もこの頃は寒いのかこたつに1日中こもっているばかりで全然遊んでくれません…。
11月19日の新人研修は、「倫理」、「がん看護」についての研修でした。
<倫理>
倫理の研修では、倫理と道徳の違いや、日々の患者さんと自らの関わりを振り返り倫理的にどうなのかということを考えさせられる良い研修になったと思います。
私は精神科の急性期病棟で勤務しており、保護室という鍵のかかる部屋で隔離されている患者さんや、自分や他人を傷つけてしまうリスクが高く抑制されている患者さんと関わる機会が多いです。入職したての頃は、隔離や抑制されている患者さんと関わると、本当にこれでいいのかと疑問に思ったことも多かったが徐々に慣れてきて抑制されていることがあたりまえのように関わってしまうことも多かったように思います。
学生の時は1人の患者さんと長時間関わることができますが、臨床に出て勤務すると1人の患者さんと関わる時間は限られており、倫理的な視点で患者さんのことを考えることを忘れがちになってしまっていると感じました。倫理の問題はとても難しく、抑制も治療上やむを得ない場合も多いですが、それがあたりまえではなく4月に感じた思いを忘れずに患者さんと関わりたいと思いました。
<がん看護>
がん看護の研修では、がんの治療方法や認定看護師の主な業務内容、エンゼルメイクについて学びました。その中で、「もしばなゲーム」というカードゲームをやりました。もしも自分ががんと宣告され余命半年だとしたら…。自分が大切だと思うものを手持ちのカードに残すというものです。どのグループでも「家族と過ごせる」「つらい思いを聞いてくれる人がいる」など、最期は一人じゃなくて誰かと過ごしたいという意見が多かったです。きっとほとんどの人はそう思うのではないでしょうか。看護師としてがん患者さんと関わるうえで疼痛コントロールなども大切な看護であると思いますが、精神的なケアが最も大切なのではないかと感じました。
南病棟1階:星沢