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10月20日は“床ずれ予防の日”

床ずれ(褥瘡)は、自分で寝返りができなかったり、トイレで排泄が出来なかったり、十分に栄養が摂れない人などに多く発生します。
自立している高齢者でも、風邪を引いて少し寝ていただけでもできてしまうことがあるため、「歩けるから大丈夫!」ということはありません。
また、形や色など、いつも同じような傷ができるわけではないため、「床ずれ」と気付かず、感染を起こして緊急入院する方もいらっしゃいます。

日頃から「床ずれができる可能性が高い」とはどのような状態なのかを知り、大丈夫かどうかチェックすることが大切です。
当院では褥瘡の危険因子評価を全入院患者さんに行い、褥瘡発生の可能性がある場合には看護計画を立て、予防的なケアを開始します。
持ち込みの褥瘡がある患者さんには、退院までのゴールを設定し、治療方針を医師と一緒に考え病棟スタッフと共有しています。

床ずれは予防することがポイントなので、患者さんの危険因子にあったケアを実施して欲しいです!!
ちなみに当院では「基本的動作能力(ベッド上自力体位変換)(イス上座位保持、除圧)」「病的骨突出」「関節拘縮」「栄養状態低下」「皮膚湿潤(多汗、尿失禁・便失禁)」「皮膚のぜい弱性(浮腫)(スキン-テアの保有・既往)」をチェックし、予防的スキンケアやマットレスの交換、体位変換・ポジショニングを必ず実施しています。
日本褥瘡学会のホームページも是非チェックして下さい。
床ずれ予防パンフレットもダウンロードできますよ。

熱田神宮の大楠 

いつもありがとうございます。  WOCN  ふりはた

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