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摂食嚥下障害

NST研修会「摂食嚥下障害 在宅・施設でできる評価と対応~予防から終末期まで~」が開催され、地域から大勢の方に参加していただきました。
嚥下障害については、以前からアンケートからも関心の高さが伺え、現場で困っている状況なのだと捉えています。

在宅・施設ケアでのポイントは、
Ⅰ.嚥下障害の有無を把握する
Ⅱ.現在の嚥下状態(段階)を把握する
Ⅲ.それぞれの段階にあった対応をする こと
摂食嚥下評価シートなどを使用することも有効であり、学会のホームページからダウンロードできるそうです。

また、簡易評価のひとつに「反復唾液嚥下テスト」があり、30秒間に何回唾液を嚥下できるかをチェックして、3回以上できたら正常とするものもあります。
これならすぐにできそうですね。

嚥下障害の原因には、脳血管疾患や神経・筋障害などの他に、加齢による機能低下もあります。
個人差はあるとしても、誰にでも起こりうることなので、日頃から嚥下障害になった時にどうしたいかということを、家族間でよく話し合っておくことも大切だと思います。
人生の最終段階での検討事項として事前に共有しておくと、いざという時に困らないし、
誰も傷つかず、よりよい最期を過ごせるのではないでしょうか。

決められない時は、主治医や専門職に相談してみて下さい。
患者さんを良く知っている主治医は頼りになると思いますよ。

いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた

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