ごあいさつ

病院創立70周年記念式典が2017年10月20日に行われました。テレビ東京の「開運!なんでも鑑定団」に出演している福澤 朗アナウンサーからの講演「こころをのせたコミュニケーションが人生を豊かにする」により, 参加者は話すことと聴くことの基本的スキルの大切さを教えていただきました。2日後の22日には病院祭・農業祭を「未来~地域とともに学ぶ~」を掲げて開催したところ, あいにくの雨にも関わらず,約1,500名の方々に来場いただきました。衆議院選挙の投票日と重なり, 例年の会場である池田町公民館と役場北側の駐車場を使用できませんでしたが, 前年にアスファルト舗装を終えていた病院東側の駐車場を利用することで開催することができました。

「さぁ健診センターへ行こう!」, 「腰・膝の痛み相談」, 「女性骨盤底教室」, 「知って予防しよう心臓病」などの健康に関するコーナーは来場者から大好評でした。日本消化器病学会甲信越支部主催による「胃がんの予防・診断・治療」, 「大腸がん 診断と治療の最前線」, 「知って安心 膵がん」の3講演からなる『地域住民のための健康公開講座』は約100名の方々が熱心に聴講されていました。ご支援・ご協力をいただきました関係各位の皆さまに感謝申し上げます。
2018年4月の診療報酬・介護報酬同時改定において, 7対1入院料の病棟は提供している医療の機能で評価するべきとされ, 重症度評価の厳格化が必至となることで経営に対する一層の厳しさが予想されるところです。当院においては2017年12月1日に八幡神社平林宮司による神事を執り行い, 工事のつつがない進捗を祈願した旧病棟(4階建て)の解体・南病棟等増築工事が進行中です。さらに池田町の道路計画により,病院北側を東西に走る県道275号線から南北に病院東側を経て総合体育館に至ることが可能となる、東側の町道251号線整備が始まります。
大北地域の人口は2025年(7年後)には約52,000人と見込まれています。 2016年と2017年を比較した人口の動きは(各自治体のホームページによる)、池田町が133名減の10,047名, 松川村が91名減の9,865名, 大町市が452名減の28,077名, 白馬村が113名減の8,783名, 小谷村が109名減の2,939名, 合計が898名減の59,711名でした。2017年の人口が見込み通りに減少したことは残念ですが, 約6万人が暮らしている大北地域の基幹病院としての責務を市立大町総合病院との機能分担と連携のもとに果たしてまいります。「質の高い医療と社会への貢献をとおし,地域の皆様から信頼される病院を築く」との理念を実践し,2017年11月現在で病診連携登録医になっていただいている病診連携の93名の先生方とともに,来院する患者さんが笑顔と満足と希望に包まれるように努めます。2018年は30年後の北アルプス医療センター創立100周年を見据えて着実な再スタートをきり, 実りある1年にしたいと思っています。今後もこれまで通りのご支援とご協力をお願い致します。

平成30年1月4日 北アルプス医療センター統括院長 西澤 理