フレッシュナースブログ

2022年新人研修 ~麻薬、エンゼルケアについて~

 こんにちは。11月に入りより一層寒く、日も短くなり徐々に冬が近づいていますね!寒くなると余計に布団から出られなくなるので毎年困っています。
少し前になりますが、10月24日に看護師の新人研修がありました。手術室の同期がいない私にとって新人研修は同期と会える貴重な場なので毎回密かに楽しみにしています。

今回は、麻薬の取り扱いやエンゼルケアなどについて学びました。
 麻薬は麻酔をかけるときに使うため手術室では身近な存在です。今回麻薬の保管方法や捨ててはいけないこと、返す場所、紛失した際はどうするかなどの管理について教えていただき、大切な薬剤の1つだなと改めて感じました。私は、外回り看護師を経験しておらずまだ麻薬を扱ったことはないですが、取り扱う際は、今回学んだことを心にとめてやらなければと思いました。

 そして、エンゼルケアについて学びました。
 エンゼルケアとは、亡くなった後のケアのことを指します。亡くなった方のその後の身体の変化やそれに対するエンゼルメイクのやり方を学びました。メイクと聞くと女性への印象が強いかと思いますが、エンゼルメイクは患者さんらしく身だしなみを整える目的のため男女関係なく実施することです。また、エンゼルメイクは看取りの手段にもなるため、家族が少しでもケアに入れるように声かけなどコミュニケーションが大切だということも学びました。

 話は変わりますが、あづみ病院は整形外科の手術が多く、これから冬になりスキー場や凍結した道路などでの怪我により特に手術件数が多くなると先輩看護師に教えていただきました。みなさん怪我をしないように気をつけてくださいね!

手術室 降籏

 

指導医・研修医ブログ

CPC症例検討会

 研修医の山田です。CPC症例検討会について報告させていただきます。

 CPCの実施は初期研修の要件として必須とされており、研修病院では基本は毎年開催されていることと思います。しかし昨今はコロナ禍により病理解剖への実際の立ち会いも難しく、今回過去の症例につき検討させていただくことになりました。昨年の大学病院でも同様だったので、今はどこも似た状況なのではないかと思います。大学から病理医の先生にもお越しいただき、研修に不都合のないよう調整していただけたのでその点では安心できます。

 テーマになったのは難しい症例でしたが、病理解剖を通して死因究明に一歩近づくことができました。いわゆるAi(Autopsy imaging; 死亡時画像診断)だけでは分からないことも、病理的には診断できることがたくさんあります。ただ、病理にも特有の限界があり、決して万能ではないことを認識させていただいたのが、今回の自分の収穫でした。お忙しいなか先生方、検査科の方々にもお集まりいただき、これだけ職員が集まるのを見たのは入職式以来(?)でした。関係各所に感謝申し上げます。

 その他近況としては、今年度も残すところ半分を切り、進路決定の直前まで来ております。半年後には専攻医になり、自分で判断して責任を持って動く場面が格段に増えます。実践的な勉強をしておこうと、空き時間には気合を入れて、先生方の書いたカルテを丁寧に読むようにしています。医療行為は遅滞なくカルテに記録することになっているため、カルテから教わることは多いです。自分は白馬診療所での2ヶ月間の研修をこれから控えているので、今の生活スタイルもそう長く続かないことを思うと、時の経つ速さを実感します。