スタッフブログ

外国人患者受け入れ医療コーディネーター研修

 先日、厚生労働省委託事業「外国人患者受け入れコーディネーター研修」のフォローアップ研修が行われました。

 2月に5日間にわたり全国の病院・医院・歯科で外国人患者を受け入れている病院が対象で研修会が行われ、それぞれの外国人担当者さんが集まり、トラブル例や対処法ややさしい日本語の使い方などとても勉強になりました。
今回は、その後病院の外国人患者さんの受け入れの対応に変化があったのかなどの話し合いやロールプレイが行われました。当院は、冬になると英語圏の観光客の患者さんが多くなり、日本の医療システムの説明や治療費の支払いが可能なのか、旅行保険の使用など在留外国人の方以上に説明に時間がかかります。研修では、「日本語ができる」外国人の方の過去のトラブルなど、対応にも気をつけないといけないと学びました。日本語ができても、問診票が読めないという方も多くいます。
どの程度の日本語ができるのか?日常会話程度なのか?漢字はどこまで読めるのか?
私が対応する際は必ず確認します。
 当院は、今後増えるだろうと思われる、アジア圏の方の対応が今後の課題だと思っています。コロナ禍で外国人患者さんが減っていた中、英語・中国語の問診票は準備が整い、英語に関しては、入院の際の資料もできる範囲で準備が整いました。
この医療コーディネーターは、医療通訳はもちろん、問診票や入院に必要な書類を日本語で記入したりするお手伝いもします。お気軽に声をかけてください。
当院は、英語・ポルトガル語に関しては、事前に受診連絡をいただければ通訳対応スタッフがいます。

Available English speaking staff during weekday. Reservation is recommended in advance.

企画管理課 山岸

WOCNブログ

いつもの学会の裏側

 前回の告知どおり、昨年度の3つのエピソードの内のひとつを投稿します。
もう時効!?だと思うので、学会の裏側について。

 実は、ある学会のプログラム委員を務めさせていただきました。
経緯は、学会長である安部先生から依頼があり、引き受けることに。
最初の仕事は、演題を査読し採択について検討し、コメントを考えることでした。
訪問看護ステーションの所長に就任したばかりの頃で、タイミングが悪すぎる・・・。
時間が無くて、本当に〆切ギリギリの入力になってしまいました。
次の仕事は教育講演者を推薦し、講演内容とタイトルを決め、事務局に連絡すること。
(仕事の順番は逆だったかも)
看護領域から2名(ベーシック編とアドバンス編)講師を推薦する必要があり、5名の候補が浮かびましたが、期限が10日間程度しかないこと、プログラム委員なんてきっと最初で最後だと考えると、「内容について細かく指定したい!」と欲が出てきました。
そうなると、お願いできるのはあの2人だけ・・・。
大先輩のWOCN2人に、信じられないむちゃブリをして、快諾をいただきました。

老年看護CNSとのダブルライセンスの清水さんにはベーシック編を。
特定行為研修を修了している、澤柳さんにはアドバンス編を担当していただきました。

澤柳さんには、私が参加したことがある研修と同じ内容で、是非にと。
清水さんには、老年看護の視点から、初学者に分かりやすく、看護職の属性に関わらず実践的で、応用できる内容にというようなことをお願いしました。
もちろん講演は視聴しましたが、素晴らしい内容で、お二人を推薦して本当に良かったと
心底、思いました。

委員の仕事で緊張したのは、座長を務めたこと。
リモートで前撮りでしたが、看護の演題がなかったため質問を考えること、事前の打ち合わせが十分取れなかったことなど、不安材料ばかり。
ひとつだけ良かったのは、一緒に座長を務めた医師がステキだったこと!?
思わず見とれて失敗もしましたが、仕方がないです。

違った角度から学会に参加させていただき、記念となる、特別な学会になりました。

いつもありがとうございます    WOCN ふりはた  24/7