指導医・研修医ブログ

臨床研修医修了式が行われました (2017年03月31日)

初期研修医の常見浩司先生の研修修了証書授与式が行われました。2年間の研修の感想をお話ししていただきました。信州大学病院の産婦人科医局に入局となります。長野県の産婦人科医療を担う医師として、活躍していっていただきたいです。

精神科ブログ

あづみ病院精神科での実習を終えて(平成29年2月6日~3月2日)

「これが精神科病棟の鍵です。失くしたら全部取り換えになるので、えらいことになります。」事務のお姉さんが淡々と説明する。実習初日から衝撃を受けた。病棟の鍵を管理することなどもちろん初めての体験であったし、もし失くしたら・・・と考えるととても恐ろしかった。
あづみ病院精神科の実習の特徴といえば、なんといっても外来で予診をとることだ。毎日新患の予診をとり、その後医師の診察に陪席する。なんだか落ち着かない、うつっぽい、酒がやめられないなど患者さんの訴えは様々であった。自分一人で予診をとることは初めての経験でとても不安だったが、先生方に「予診で一番大切なことは、漏れなく聞くことよりも患者さんを疲れさせないことだ」とアドバイスを頂き、気が楽になった。最初の週はアナムネをとることで精一杯だったが、慣れてくると鑑別疾患も考えながら問診できるようになってきた。当科には個性豊かな8人の医師がおり、一人ひとり違ったスタイルがあり、患者さんとの接し方について多くのことを学んだ。
他にも、措置入院の瞬間を間近で見学したり、近隣の老人ホームに往診に行ったり、外科志望の私に、術後せん妄の患者さんや入院中に急性虫垂炎になった患者さんを診察させていただいたりと、とても充実した1ヶ月であった。
精神科医は「理屈っぽいわりには治療力が低く、単なる観察をして哲学を論じるものというイメージ」(標準精神医学 第6版.1章 精神医学とは より引用)が一般的にあるかもしれない(私は思っていない)が、それは間違っているということを主張したい。精神科医は患者さんの身なり、言動、行動を細かく観察し、精神状態を深いところまで考え、それを医学用語として言語化する能力に長けている。治療方法は薬物に限らず、傾聴や対話など他科の医師には無いものを持っている。また、精神科は医師だけでなく、看護師、作業療法士、ケースワーカーなど、多くの職種が活躍していることを実感した。1ヶ月の実習で病棟の鍵を開けることにも慣れ、精神科のリアルガチな現場にどっぷり浸ることができた。
精神科の先生方をはじめ、外来、病棟のスタッフの皆様、困っているときに声をかけてくださったり、熱心に指導してくださったり、1ヶ月お世話になりました。ここで得た経験は将来自分がどの科に進んでも役立つと思っています。本当にありがとうございました。
信州大学医学部5年 吉池奏人

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締めくくりの日

 平成28年度締めくくりの日です。

定年(医師65歳、その他職員60歳)を迎えた6名の送別会がありました。
それぞれの勤務年数は異なりますが、病院に対しての思いは熱いものがあります。
ほとんどの職員が再雇用制度を利用して、新年度は新たなスタートを切ります。
看護部も新たなリーダーにバトンタッチ。これからも目標達成に向けて心ひとつに頑張りましょう!!
 
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白馬ツアー

 この日は「白馬事業部(白馬診療所)見学と大北管内を知る白馬ツアー」というプログラム。

まず大町の山岳博物館へ。レイアウトも変更され、新たな発見もありました。「行方不明の雷鳥はどうしたかなぁ」など話しながら付属園を散策しました。
白馬診療所では、下里事業所長、市川看護部長から施設の説明を受けました。診療中のお忙しいところ、ありがとうございました。
次に白馬のジャンプ台へ。ラージヒル展望台で記念写真。(あまりの高さに腰が引けている新人もいました。)
自然豊かなこの土地で、それぞれの個性を発揮して大きく成長して欲しいと思いました。
   
 
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新人看護師の事前研修始まる

 平成29年度新人看護師の事前研修が始まりました。

今年度は15名の新人さんです。まずは国家試験合格おめでとう!!
これから多くの事を覚えていくことになりますが、夢の実現へのスタートです。
同期と力を合わせて頑張りましょう。
 
 
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新人看護職員研修1年目修了

 新人看護職員研修1年目が修了しました。

「心に残った患者さんとの関わり」についてまとめ、職場責任者やプリセプターの前で一人ひとり発表しました。嬉しかったこと、辛かったことそれぞれ自分の言葉で表現し、頑張った様子についホロリとしてしまう場面もありました。
もうすぐ新人さんが入ってきます。皆さんも先輩と呼ばれる立場になりますが、まだまだ学びの途中です。2年目の研修のスタート、常に学びの姿勢で頑張って。
 
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外用療法は塗布量が大事!

  今月上旬に、上越地域医療センター病院薬剤師の宮川さんをお招きして、

褥瘡管理対策研修を行いました。
テーマは、「その創、正しく塗っていますか?~薬剤師が伝える褥瘡外用療法の世界~」
講演依頼の際に「タイトルはまじめでないものにして欲しい」ことを伝えましたが、
そのようなリクエストや、看護師から講演依頼が来たのは初めてだったそうです。
ちょっと意外。。。
外用療法について、より専門的な立場の薬剤師さんに講演をお願いするのがベストと考え、その中でも褥瘡認定師でもある宮川さんが最適と判断しました。
外用薬のしくみ、軟膏基剤による分類、基剤の機能別特性、塗布量など外用療法についてや、チーム医療、NSTとの連携のことなども講演して頂き、学ぶことが多い内容でした。
塗布量については、日頃から指導が難しいと感じています。
褥瘡の状態や、薬袋の日付を見て「塗布量がきっと少ないと思う」とアセスメントして、適量がどれ位なのかを伝えます。
宮川さんは、「看護師間で塗布量に差があること」を学会でも発表していて、私も同じことを考えていました。
1日でも早く褥瘡を治癒させるために、滲出液の量や褥瘡の状態から、「適量」とはどれ位なのかアセスメントができるNsを増やしたいですね。
まずは、皮膚科医に相談してから。
先生方はきっと賛成してくれると思います。
 
 
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次年度のメンバー

 28年度も残りわずかになってきました。

私は、褥瘡対策委員会、排尿ケアチーム、CSTの運営に関わっているので、毎年この時期は、「今度、褥瘡対策委員になりましたのでよろしくお願いします」とか「希望をしたのですが、他にも希望者がいてダメでした」とか「勉強がしたくて立候補したんです」などと、
声を掛けてくれるスタッフがいます。
院内にはたくさんの委員会やチーム、役割(チームリーダーやプリセプターナースなど)が存在し、通常の業務以外にも求められることが多いのが現状です。
認定看護師として組織横断的な活動をしていますが、それぞれの病棟に核となってくれるメンバーが存在しているおかげで、認定の活動ができるといっても過言ではありません。
それぞれが各部署で、リーダーシップを発揮し、チームとしての機能が向上するようサポートするのも重要な役目であり、後に続いてくれる人材を育てなければ。。。と考えている今日この頃なのです。
 
*諏訪大社の布橋、橋を歩くと違う世界に迷い込んだような感じでした。
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Gift(贈り物・才能)

 先月、長野で開催されたセミナー「一歩先ゆく知的スキンケア~透析のかゆみからあなたの美白まで~」に参加しました。

血液透析に係わる医師やコメディカル向けのセミナーで、講師は安部先生です。
血液透析患者さんの痒みの発現には、複数の因子が関与していると考えられていますが、決定的な因子は特定されていません。
内服薬の効果もありますが、日頃のスキンケアも重要です。
先生も、ドライスキンの状態が続くと、痒みの神経が表皮まで伸びてくるために、少しの刺激で痒みが出現とすると講義されていました。
 
セミナーで1番印象に残っていたのは、先生がとても丁寧に深々とお辞儀をしていたこと。
(内容はいつでも最高なので。。。)
有料から無料、県内外のセミナーに参加し、多くのことを勉強させてもらっていますが、
「参加したことを後悔したり、反面教師にしよう。」と思うセミナーもたまにはあります。
今回は先生のお辞儀を見て「セミナーはGift!」と感じました。
贈る立場では、相手のことを想う気持ち(何が欲しいのかとか、喜んでもらいたいとか)が働き、貰う立場では、お金では買えない物をもらえるなんて、これ以上のGiftはありません。
そして、安部先生のスキルもGift(才能)なのだと思いました。。。
規模に関わらず、学習会全てがGiftだと考えると、私も更に真剣に考えないといけませんね。
 
*パーキングから撮影した諏訪湖。
いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
 
フレッシュナースブログ

こんにちは。3階病棟の佐原、佐々木、花岡です。

 今回は最後の新人研修になるので、1年間の総括をする機会となりました。4月から新人看護師として患者さんと関わり、困難な状況から学んだ事や気づいた事を各病棟のプリセプターや師長が見守る中で発表しました。一人ひとり印象に残った患者さんとの関わりを発表していましたが、まるで自分のことのように感じられるようになったのは看護師として少しずつ成長している証だと感じました。

 今年度の新人研修のブログはこれで最後になりますが、今日学んだことを、日々の看護に活かし、2年目の看護師として再スタートしていきたいと思います。

 

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千里の道も一歩から!?

 院内感染対策研修「尿道カテーテルの適応と抜去後のフォローについて」に参加しました。

身体状況と病態を十分に評価し、適切な尿路管理を選択することが望まれることや、
留置することの合併症として、尿路感染・膀胱結石・尿道皮膚ろうがあることなどの講義がありました。
先日参加した学会のワークショップで、カテーテル留置の理由として、
日常生活動作低下により離床が不良である・全身状態悪化を挙げるスタッフを散見するとの発表を聞き、どこも同じ状況なのだと感じました。
先進的に取り組んでいる病院だったので、殆どのスタッフは理解できていると思いますが、
周知徹底するには時間がかかるということがよく分かります。
カテーテル使用率が下がり、早期にカテーテルを抜去するという原則を徹底するために、間歇導尿管理の習得と、残尿測定のためのツールの整備が有効であったとのこと。
当院でも参考にさせて頂こうと思います。
カテーテルは早期に抜去する方が良いことや合併症については、看護師ならば誰でも理解できていることなのですが、医師の指示により留置している場合もあり、
簡単にはいきません。
カンファレンスで留置の必要性について取り上げられる日が来るように、
チームでしっかりと取り組みたい気持ちが強くなりました。
まずは、リンクナースの指導から。。。
「千里の道も一歩から」ですね。
 
*学会場のホテルで撮影。名古屋なので京都風(お内裏様が向って右側)ですね。
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