指導医・研修医ブログ

北信総合病院の産婦人科研修に行ってきました

 もう入職から半年が過ぎたことに実感があまり湧いていません(苦笑)。研修としては半年と少し内科を研修し、この度4週間、長野県中野市にある北信総合病院にて産婦人科の研修を行ってきました。外科系の科目を回ること自体が初めてだったので縫合どころか結紮(けっさつ)すらおぼつかない有様であったりもしましたが、無事乗り切ることができました。
 研修では病棟と外来、そして手術の立ち合いが主でした。研修後半では一部の結紮・縫合、そして婦人科の検診を上級医の補助のもとに行うようになったりと、現場の体験を重視した内容でした。診察をする際の緊張は最後まで拭えませんでしたが。
 外来診療では、診察の器具の取り扱いだけでなく、診察での言葉選びが特に勉強になりました。今後の自らの研修に役立てたいと思います。また、外来と病棟での精神科との関わりは興味深いものでした。コロナ禍の下で手術が中止になったりと、致し方ない面はありましたが、研修内容にはとても満足しています。
 今後は、麻酔科の研修を終えた後に救急科を回る予定です。救急科は自らの志望科目でもあるので、今から楽しみにしております。そのためにも麻酔科での研修も一層気を引き締めて参りたいと思います。
 最後になりましたが、ご指導くださった北信総合病院の産婦人科の先生の皆様、この場を借りて深く御礼申し上げます。

◀北信総合病院からの帰り道に寄った博物館です。ミドルヤードという展示場(フロントヤード)と収蔵品保管・調査研究の場(バックヤード)の中間のような展示が印象的でした。アクセスの際に細い道を通ることもあり、運転に不慣れな私はいつJAFを呼ぶことになるかヒヤヒヤしました。

一年目研修医 髙野 烈

フレッシュナースブログ

2022新人研修~ 患者さんのことをいちばんに ~ 

 皆さんこんにちは。新人看護師の松澤です。就職して8か月が経過しましたが、いまだに不慣れなことが多く、毎日学びの日々を送っています。とはいっても、帰ったらご飯を食べてYouTubeやNetflixを見て、時にはゆっくりお風呂に浸かってリラックスしてます。就職して一番大変だったことは環境に慣れること(一日の流れや物品の場所を覚えることなど)と早寝をすることです。その中で私が就職してから大切にしていたことは勉強!ではありません(そんなことをいったら怒られてしまいそうですが、、、)。いかにリラックスをして自分のメンタルを整えるかです。皆さん、まずは自分のQOL〈生活の質)を高めましょう!!

 私の話はこのくらいにして、新人研修の話をしたいと思います。
 11月の新人研修は、主にメンバーシップと人工呼吸器の取り扱いについて行い、写真にはないですが、嚥下評価についても学びました。
メンバーシップでは、実際想定される患者さんの状況に対し、どのようなことが行えるのか、事例を用いて考えました。客観的にみたら理解できていることでも、実際に適切な対応ができているのか考えさせられました。またIC(インフォームドコンセント:医療行為に対して患者さんが十分に理解できたか、多職種と情報を共有して皆で合意するプロセス。以下IC)についても話し合いました。私の病棟でもICを行っており、立ち会うことが多いのですが、実際患者さんの立場に立った意見を言えているのか、また患者さんの気持ちを代弁できているか、振り返ることができました。よりよい話し合いにするためにも患者さんが入院する前の状態、現在の患者さんの状態、患者さん・家族の気持ち、家族の支援体制などを把握して、日々のケアのなかでどんなことをすれば患者さんのためになるか考えて接していきたいと思いました。

 

 次に私の病棟ではなかなか経験できない人工呼吸器についてです。私の病棟は術後の患者さんが多く、担当した方が一度だけ呼吸状態が悪い患者さんに人工呼吸器を使用していたことがありました。その場にいた私は知識が浅くなにもできなかったのですが、今回の研修で自分はどんなことを行えばいいのか学ぶことができました。また、長期に渡り人工呼吸器を使用している方に対してどのようなケアが必要なのか、またいかに苦痛を軽減できるかを考えることが重要だと思いました。

 

新人看護師 松澤