指導医・研修医ブログ

臨床病理検討会(CPC)に参加

 研修医1年目の柏瀬です。
9月16日に行われた臨床病理検討会(CPC)に参加しましたので報告させていただきます。
コロナ禍にあって今年度は病理解剖が行われなかったため、過去に病理解剖された症例をテーマに、研修2年目の先生方が過去のカルテから病歴と経過をまとめ、とても分かりやすく発表してくださいました。
また、信州大学からお越しいただいた病理の先生からはその後の病理解剖の結果や病態についての説明がありました。参加された先生方からも活発な意見交換がされ、理解が深まりました。
非常に貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
 

 少し近況報告も。。。
初期研修が始まって半年が経とうとしています。
現在、私は循環器内科で研修させていただいております。当直も少しは慣れてきました。
季節は秋らしくなり、病院から見える北アルプスの変化も楽しみになってきました。
長野は美味しいものが豊富です。「ナガノパープル」というぶどうはこちらに来て初めて知ったのですが、非常に美味しいです。
値段も高いのですが、たまに贅沢して買っています。

初期研修医1年 柏瀬

スタッフブログ

終末期ケア専門士を取得して

 終末期といえば、どんな印象がありますか?
私はターミナル(終末期)やホスピス(※)、がん患者さんのお看取りをイメージしていました。
その漠然としたイメージの中、病棟で心不全の患者さんに関わる事が多く段々と死に近づいていく方のサポートに悩んでいました。
そんな中、2020年「終末期ケア専門士」という資格が日本終末期ケア協会より設立されました。終末期ケア専門士とは終末期に対する専門的知識を取得し、広い視野を持って多角的に患者や家族、チームを捉えることができる感性・技術を学びます。また多くの方の看取りに対する想い、ご家族・在宅と医療の架け橋として情報を提供し繋いでいきます。

私の思い悩んでいた心不全患者さんへの対応だけでなく、若年層のがん看護、内服薬、臨床のケア、在宅、多職種との連携について学ぶことができました。この資格は看護師だけでなく、医療従事者なら取得可能な資格です。現在は外来勤務ですが、心不全外来を担当しておりACP(アドバンス・ケア・プランニング~人生会議~)や終末期についても介入させていただいています。この資格を活かして、今後の患者さんの死生観についての相談にのれるよう、技術を磨いていきたいと思います。

                           内科外来 看護師 和泉真実

※ホスピス・・・死が迫っている患者さんとその家族の苦痛を最小限にすることを主な目的とするケアのプログラム