WOCNブログ

2020

今年はタオルセットの導入や、おむつを配達してくれる業者の決定など、数年来の課題が解決できた年でした。

委員会や会議の方法の見直し、学会でのシンポジストとしての発表や、看護部学習会を14回行い、CST活動の推進も図れました。

NP実習生の受け入れ、認定看護師会義での学び、今まで経験したことがないことを学んだ実り多い年だったはずですが、あまり達成感はなく不思議な感覚に包まれています。

学会やセミナーがWEBだったことで、メリハリが少ない1年だったというのも、原因のひとつなのかもしれません。

コロナの影響で、1番やりたかったことができず、資格取得のために準備していたことが白紙になったことなども影響しているのかな。

ナイチンゲール生誕200周年の記念でもある今年は、きっと忘れられない年になると思います。


よいお年をお迎え下さい。

いつもありがとうございます。   WOCN   ふりはた

スタッフブログ

ためになったね~

「大人の発達障害 Part2」へ行ってきました。
私には、本当に興味のあるテーマでした。なぜなら、私は発達障害児を持つ母だからです。
いずれ来るその時に備えて、しっかり勉強させてもらおうと、前のめりで冬の大町に行きました。

 発達障害とは、医学的に言えば脳機能の障害です。発達障害の方は円滑に「コミュニケーション」を取ったり、「ミス・抜け漏れ」なく作業をしたりすることに他の人よりも難しさを感じています。
講師の新保先生のわかりやすく快適なトークで、時にはジョークを交えながら講演は進みました。学校などとは違い、職場ではさまざまなことを求められます。
・こんな簡単な作業ができない?
・その場の空気を読まなくてはいけない?
・これができるのにあれができない?
・その場に応じた適切な表情を作る?
発達障害をもつ方にとっては困難なことばかりです。発達障害の方は、自助努力が足りないわけではなく、むしろ「真面目」で「裏表がない」性格です。
しかし、結果が伴わないため「努力が足りない」「なまけ癖がある」などと勘違いされやすいのです。
 みんなが気持ちよく仕事を継続するために、それぞれの「違い」を認め、「違い」を活かすことでお互いが尊重できるような職場環境になることを期待します。
今回参加させていただいたことを、仕事でも活か せればいいなと思っています。

看護師 R.A

スタッフブログ

病棟デイケア 2020クリスマス会

 12月1日、5階病棟で毎年恒例のクリスマス会を行いました。
早い時期での開催でしたが、デイルームをクリスマスツリーやリースで飾りクリスマス気分を演出。
今年は感染予防対策のため、デイルームに大勢の患者さんを集めて行うことはせず、少人数単位で実施をしました。
スタッフ7名がサンタクロースやトナカイに変装し登場。

「きよしこの夜」「ジングルベル」「あわてんぼうのサンタクロース」の三曲をリコーダーとハンドベルで演奏しました。
自立されている患者さんにはデイルームで演奏を聴いていただき、その後、移動に介助が必要な患者さんの部屋を順番にまわり演奏を行いました。
完璧な演奏とはいきませんでしたが、そこは笑顔でカバー。明るく盛り上げながら実施することができました。
一緒に歌を口ずさんだり、笑顔をみせてくださる 患者さんも多く、いつもと違った表情をたくさんみることができました。逆に私たちがたくさんの元気をもらいとても幸せなひと時となりました。
感染予防対策のため、例年とは違った形での開催になりましたが、閉鎖的な日常生活に刺激が入り楽しい時間をつくることができたのではないかと思います。

 
                          

5階病棟 薄井

 

WOCNブログ

乾燥にご用心

 子供の頃から乾燥肌で、季節の変わり目と冬季は特に用心をしています。
爪も割れ易いため、爪きりは使わずにヤスリを愛用し、スクエアオフに整え、足の爪も同じようにケアをします。

今年はコロナの影響で、仕事以外でも手指消毒をする機会が増え、更に爪が割れ易くなってしまいました。
注意:爪が割れる病気もありますが、私の場合は病気ではありません。

こんな時はどうするのかというと、美容オイルやクリームに頼ります。
普段はベタベタするのが嫌いでほとんど使わないのですが、トラブルシーズンには毎日頑張って使っています。
お気に入りは、アルガンオイル、オリーブオイル、スクワランオイルなどで、化粧水の前に使うブースタータイプ。

最初は、「化粧水の前に、オイルを塗るなんてありえない!」とかなり疑っていましたが、
使ってみたら私にはすごく合っていました。

爪にも専用のオイルがあるので、爪の表面と甘皮の部分に塗り、ハンドクリームも皮膚のキメに沿って塗るようにしています。
手だけでなく、腕の方にも塗りながら廊下を歩いているので、「寒いの?」とか「マッサージ?」などと言われることも。。。

これからしばらく、乾燥に用心する日々が続きます。


*スウェーデンの12月。
今年はノーベル賞授賞式もオンラインでしたね。

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フレッシュナースブログ

2020新人研修~退院支援~

雪が降り始めた池田町です。
今年最後の研修がありました。
今回のブログ担当は精神科病棟配属の3名が担当です!
課題は、12月までの振り返りと今後の目標、退院支援についてです!!

まずは個人ワークで、今の自分を見つめなおし、今後目標としていくことを考えました。
グループワークで、3か月前に立てた目標に対して評価をし、3月までの目標を設定しました。グループメンバーで、それぞれ自己の反省点などを話し合うことができました。

 

 
▲こちらの目標は、外来棟2階眼科前の廊下に掲載しています。

午後は、退院支援について講義を受けました。患者とその家族が病院から自宅や施設に帰っていくことを想像して支援することが重要だと思いました。

 

 

                           P1 岡村、白川、水野

WOCNブログ

食べる楽しみ

 褥瘡学会関東甲信越地方会は、オンライン開催で先月終了し、リンクナースと一緒に視聴しました。
教育講演の「誤嚥を予防するポジショニングと食事ケア」のPOTTプログラムは、初めて知った内容でした。
ちなみに、POTTプログラムとは、ポジショニング(PO)で食べる(T)喜びを伝える(T)の愛称です。

食事時のポジショニングの基本は、自立支援と誤嚥予防の視点 から体幹の安定、足底接地、頭頚部正中位で軽度前屈とのこと。
ベッド上での食事の際には、「足底接地ができていないことがあるのでは?」と考え、効果的な対策を検討中です。

食事介助が必要だった人が自力で摂取できるようになり、食事量の増加や食事時間が短縮したケースがあることが分かり、技術伝承中の POTTプロジェクトチームのセミナーを
いつか開催したいと考えています。
集合研修は難しいと思いますが、できることもあると思うので、ただ待つのではなく、何かアクションを起こそうと思っているしだいです。

「食べることと出すこと(排泄)は、セットで考えなければいけない」という気持ちが更に強くなりました。

昨年の台風19号で受けた他病院の浸水被害や復興、対策についての講演も参考になりました。避難訓練は毎年行っていたけれど、患者さんの転院や医療機器の搬出について想定していなかったとのこと。
医療機器にも、上の階に搬出できるものとできないものがあるため、全ての医療機器が搬出できる訳ではありませんが、様々なことも想定に入れた、取り決めと訓練が大事なのだと思います。

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精神科ブログ

令和2年度PTSD対策専門研修B(専門コース)に参加

 12月3日~4日、国立精神・神経医療研究センター主催のPTSD(心的外傷後ストレス障害)対策専門研修(オンライン)に参加しました。2日間の講義内容は、PTSDの診断と評価、PTSDの心理療法、複雑性悲嘆の心理療法、薬物療法、支援者支援といった内容であり、どれも興味深いものでした。

 重大な危機に直面した後に続く恐怖心や、大切な人を亡くしたあとの悲嘆、哀しみを、自分のその後の人生のなかでどう意味づけ、再び歩んでいくのか、そのプロセスを共に歩んでいくという姿勢が心理職としては、最も求められているところなのだと感じました。また、薬物療法に関する講義のなかで、PTSDの治療において第一選択とされるのは心理療法であるというエビデンスがあるとのことであり、難しいPTSD症状のある患者さんのケアにおいて私たちの技術が問われるところであることも痛感しました。有効性が証明されているセラピーの方法がある程度体系化されており、今回の研修でも学ぶことができましたので、今後も講義内容を何度も繰り返し読み返しながら実践に役立てていきたいと思います。

 また、オンライン形式で研修に参加するのは今回が初めてで、それ自体も良い経験となりました。講義の一部はビデオ視聴ができ、質問もチャット形式で送信できるなど、会場での講義と比べての不都合はまったく感じませんでした。数日にまたぐ研修を県外で受講するには色々な調整が必要ですが、そういったことも気兼ねなく受講することができました。今年はオンラインということもあり例年の2倍の数にあたる200人ほどの参加人数であったようです。コロナ禍ではありますが、こういった学習の機会が得られることはありがたく、またオンライン研修ならではの良さも実感できました。
開催にあたっては、事前から当日までの主催事務局の丁寧な説明や迅速な対応も素晴らしく、内容も含めて、この研修に参加をする機会をいただけたことはありがたかったです。得られた知見を、自分の力量を考えながら、日々関わり合っていく患者さんに還元していきたいと思います。

心理療法科  吉野 諭美子