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大切にしたいこと

今月上旬に、飯山市で開催された「ストーマリハビリテーション研究会」へ
病棟ナース2人と一緒に参加しました。

研究会は特別講演と一般演題、企業展示で構成され、学会の地方会として位置づけされています。
特別講演は名古屋第二赤十字病院の本田WOCNを講師に迎え、
演題は「在宅ストーマケア最前線~退院後訪問指導で見えてきたもの~」でした。

退院後訪問指導とは、「医療ニーズが高い患者が安心・安全に在宅療養に移行し、在宅療養を継続できるようにするために、患者が入院していた保険医療機関が退院直後において行う訪問指導を評価」するもので、私の専門領域では「人工肛門または人工膀胱を造設している状態にある者」「真皮を超える状態にある者」が該当します。

私も何度か退院後訪問指導を行ったことがありますが、身長の高い夫が妻の装具を装着する際に、ダイニングテーブルに妻を立たせて、ストーマの位置と目線が合うように行っていたエピソードなどは、実際に訪問しなければ分からないこと。。。
外来受診時に、「いつ・どこで・誰が・どのように・何回交換している」かを確認をしますが、次回の外来までに「予測を超えたことがあるかもしれない」ということが、よく分かりました。

ご本人達から見ると工夫していると思っているので、否定はせずに、受け入れてもらえるまで、提案するしかありません。
「退院後に困らない方法を一緒に考える」ことをこれからも大切にしていきたいと、改めて感じました。 

                         

*とてもステキな会場でした。

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10月20日は床ずれ予防の日

毎年、10月20日は「床ずれ予防の日」です。
今年は翌日が病院祭のため、パネルは床ずれ(褥瘡)をテーマにしました。
メーカーさんからボディモデルもお借りして、気合だけは十分です。
パネルの説明なども行う予定ですので、お近くの方は是非お出かけ下さい。

*帰れま10のスライドに使った写真。
虹の写真に一目ぼれして、データをいただきました。
他にもステキな写真が沢山あるので、大勢の人に見て欲しいと思っています。

 
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褥瘡学会 帰れま10 続報

まだ、参加されたことがない人のために説明させて頂くと、プレゼンターから問われた3択問題に答えるという、いたってシンプルな内容。
しかし、侮る無かれ、その3択にプレゼンターの個性が。。。
竹田先生については前回投稿したので、今回は5名の先生方について。

まずは、WOCNの石濱先生と山根先生。
石濱先生は感染褥瘡についての症例でした。
同行訪問や退院後訪問指導のこと、在宅版リスクアセスメントスケールについて取り上げ、K式スケールの「K」大学の校章を問題に!?
これは、難問ですね。(私も分からない。。。)

山根先生は、医療関連機器圧迫創傷について。
今年度から褥瘡ハイリスク患者ケア加算の項目に追加され、話題の創傷です。
フィジカルアセスメント用の人形モデルの(男性)顔が。。。
洗浄後に予防的なケアを行うことが大切なのですが、洗ってもらって気持ち良さそうな顔にしか見えない!
可笑しくて笑いが止まりません。

管理栄養士の田村先生は、「私、5問作ってきちゃった。。。」というまさかの発言。
これは、うれしいサプライズですよね。
鉄分って以外と難しく、含有量についての問題。
そこに黒柳徹子さんが3択に入るところが楽しい。。。。
見やすいスライドといい、さすがです。

薬剤師の庄司先生は、「ナレーターコンパニオンしていたことがあるんですか?」と聞いてしまうくらいの美貌と美声にビックリ!
外用薬の塗布量(厚さ)を、横浜銘菓に例えて問題にするところがニクイ。
イメージがしやすくなります。

最後の登壇はやはり形成外科医の佐藤先生。今学会の事務局長をお務めでした。
帰れま10には欠かせない先生です。
カッコイイ先生が面白いことを言うのがねえ~。
登壇して下さるだけでいい! そんな感じ。。。

そして、なんといっても司会の安部先生、内藤先生の存在感が半端ない。
安部先生の車掌ネタ!?や内藤先生の振りも最高!
まとめていくのは、誰にでもできることではありません。

今年は教育講演やシンポジウム、一般演題が重なり、若干参加者が少なめでしたが、
参加した方が、ひとつでも持ち帰って職場に伝えて欲しいと思っています。
(忘れてしまったら、「帰れま10、楽しかったよ」でも構いません。)

素敵な先生方、参加者のみなさんと楽しい時間を過ごし、忘れられない学会になりそうです。

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やっぱり大好き帰れま10!

先週末に、パシフィコ横浜にて開催された褥瘡学会。
今年は、ワークショップ「全員正解するまで帰れま10!」にプレゼンターとして登壇させて頂きました。
昨年の盛岡は、都合により参加できませんでしたが、必ず参加するようにしている、大好きなワークショップ。

当日の打ち合わせで順番が2番目に決まり、(これが私にとっての番狂わせの始まり!?)
夕方までは待ちの状態です。
「かしこまる必要はない」と思っていたので、緊張はしていませんでしたが、
いざ始まってみると。。。

トップバッターの竹田先生(理学療法士)が、まさかの不適切問題を出題。
不適切というとちょっと盛りすぎかもしれませんが、問いと回答に無理がある!!!
一瞬「?????????」という反応のあとに、会場は笑いに包まれました。

打ち合わせに参加できなかった先生方からは、「これって仕込み?」
「仕込みじゃなかったらすごい」という声が。
確かに!

計算されていない、アクシデントは最高に面白い。
ご本人はドキドキしていたそうですが、そんな感じもまた面白い。。。

参加者目線では楽しいけれど、次の出番だった私は大変でした。
竹田先生をいじる方向でやっても良かったのかもしれませんが、軌道修正する方向でやり抜きましたよ。
とても良い勉強になりました。

とりあえず、ミッション コンプリート!

(次回も帰れま10について投稿します。)

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*全問正解しないと帰れないぞ~