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学会でシンポジストさせていただきました

先週末、横浜で開催された心臓リハビリテーション学会に参加しシンポジウムで発表を
させていただきました。
この学会は医師だけでなく、看護師・PT(理学療法士)・OT(作業療法士)・管理栄養士・臨床心理士、運動療法士など多職種が参加する学会です。
心臓リハビリはリハビリ=運動ではなく、入院中~退院後も継続して多職種で患者さんを包括的にサポートします。
今回は、「心臓リハビリテーションにおける看護職の役割」というセッションで当院
のデバイスナースの役割について発表しました。全国の名高い先生方と同じ壇上で、
しかも大きな会場、満席立ち見という中でものすごく緊張しました。
臨床の中で、やはり多職種連携はとても大切だと感じます。そしてあづみ病院の多職
種連携はすごい!と感じて帰ってきました。その中で橋渡しの存在であり続けたいと
思います。
学会で勉強してきたこと、臨床に生かしていきたいと思います。

▲発表をしているところ                        ▲会場の雰囲気

※デバイスナースとは、PM (ペースメーカ)、ICD (植込み型除細動器)、CRT-P (両心室
ペースメーカ)、CRT-D (両心室ペーシング機能付植込み型除細動器)、S-ICD (皮下植
込み型除細動器)などのデバイス植込み患者さんに特化して、患者教育を含め専門的にケアする看護師です。

(3階病棟看護師 大月幸恵)

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行って良かった公開講座

先週末、長野市で開催された「乾癬市民公開講座」に参加してきました。
会場は患者さんと思われる人達で、ほぼ満席。
長野には患者会がないので、講演に惹かれるのも理解できます。

講演は2部構成で、1部は群馬県患者会会長の角田さんと、安部先生の講演。
2部は松代病院の瀧澤先生も加わったパネルディスカッションでした。

角田さんは「治らない。完治することはありませんと言われ、その後の説明は覚えていなかったこと」や
「人に見られたくない、普通にできることができないことが辛かった。」ことなど、ご自身の体験を赤裸々に述べていらっしゃいました。
治験を受けて寛解した時の喜びや、「病気について分かって欲しい、助けて欲しい、良くしたい、という思いから患者会を立ちあげ、3名から62名にまで会員が増えたこと」などにも胸を打たれました。

「自分の気持ちをアウトプットする」
大事なことですね。
アウトプットの対象者がいないというのは孤独感を強め、闘病意欲の低下にも繋がるので、要注意なのです。

ボディイメージが肯定できない疾患は皮膚科に限らず、他の診療科でもありますが、
知識不足からの心無い言葉や視線で、患者さんを傷つけないように、
誰もが気兼ねなく生活できるようになって欲しいと願っています。

*群馬と島根のゆるきゃら、ぐんまちゃんとしまねっこ。

いつもありがとうございます。  WOCN   ふりはた

乾癬(かんせん)って馴染みのない皮膚疾患ですが、決してうつる病気ではありません。

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学会に参加しました

7月11日~15日にかけて第65回日本不整脈心電学会学術大会(東京国際フォーラム)と第24回日本心臓リハビリテーション学会学術集会(パシフィコ横浜)に参加しました。心リハ学会に至っては、当院からは多職種13名という大所帯での参加でした。

他院のデバイスナースの活動報告や、当院でも手術が始まっている植込み型心臓モニターに関しての発表もありました。企業展示では最新の医療機器に触れ、学会に参加している心臓デバイス植込み患者さん(一般の方)のお話を聞くなど、病棟勤務の私にとってはとても刺激的で勉強になる内容ばかりでした。
循環器疾患の中でも心不全は加齢に伴い再入院を繰り返し、徐々に終末期に向かっていく疾患です。当院が位置する大北地域は現在、高齢化率でみても全国平均予測の10年以上先の状態であり
当院も御高齢の患者さんが多いです。


今回参加した両学会では心不全の緩和ケアに関する発表も多く、全国的にも注目度が高まっている内容であることを知りました。中でも患者さんのアドバンス・ケア・プランニングについては病棟でも日々のナースカンファレンスに上がってくる内容です。今病棟で行っている看護の質に自信を持ちつつ、最新の情報に触れながら働いていくことが大切だと感じました。
さらに学会では医師や看護師だけではなく、リハビリやソーシャルワーカー、管理栄養士や臨床心理士の発表も多数あり、多職種で患者さんに介入していく事が重要だと再認識できました。緩和ケアチームや3D(認知症・せん妄・鬱)サポートチーム等との連携も引き続き行なっていきたいです。

(学会後中華街にも寄り、食を堪能してきました。)

※デバイスナースとは、PM (ペースメーカ)、ICD (植込み型除細動器)、CRT-P (両心室ペースメーカ)、CRT-D (両心室ペーシング機能付植込み型除細動器)、S-ICD (皮下植込み型除細動器)などのデバイス植込み患者さんに特化して、患者教育を含め専門的にケアする看護師です。

3階病棟看護師 高野

 

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職場体験~中学生~

7月、近隣の中学校3校から男女合わせて21名の生徒さんが当院にて2日間職場体験を行いました。
1日目は、薬剤部、管理部、栄養科、臨床検査科、リハビリテーション科、放射線科を体験しました。

  
▲あまりの薬の量に驚いていました               ▲栄養科ではスープを飲みやすいように固める演習
2日目の看護体験ではお互いの血圧を測ったり各病棟で看護師にサポートをしてもらいながらさまざまな体験をしました。

  
▲お互いの血圧を測ってる様子                      ▲いよいよ病棟での体験。担当看護師さんに挨拶

参加いただいた生徒さんの将来の夢を聞いたところ、医療関係に携わりたくてなかでも看護師が一番多くその他に医師、薬剤師などもいました。
また今人気の「コードブルー」の医療関係ドラマを観て影響されたとの声も多かったです。
 医療関係を目指す子供たちが増えてくれることは嬉しいですね。
将来の夢が叶うことを願っています。

(広報担当)

 

 

 

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New Member

先週、認定看護師審査の合格発表があり、当院でもがん化学療法看護の認定看護師が誕生しました。
がん化学療法看護認定看護師の役割は、「がん化学療法薬の安全な取り扱いと適切な投与管理、副作用症状の緩和およびセルフケア支援」とされており、副作用に苦しむ患者さん達に、より良いケアが提供できるのではないかと、
期待が膨らみます。

化学療法中のオストメイトの対応も、より専門の看護師に任せられる!
良かった!本当に良かった!本当に本当に良かった!

誕生を1番喜んでいるのは実は私なのかも。。。と思いながら、1年目の自分はどうだったのか、初心を忘れていないか、
自問自答している今日この頃です。

*成田山新勝寺の倶梨伽羅剣と大錫杖

いつもありがとうございます。   WOCN  ふりはた

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りんご娘に紹介されました

 JA大北の広報誌「だいほく」7月号のりんご娘のコーナーに当院の看護師が紹介されました。
ぜひご覧ください。
広報誌「だいほく」は、病院入り口のパンフレットラックにもご用意しております。

 
  ▲撮影の様子

(広報担当)

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縁はやおら形をなしてゆく

お陰さまでこのブログも7年目を迎えました。
読んでいただいた方からの嬉しい感想や、出会いなどは大切な財産だと思っています。

先月も、退院当日にお迎えに来院されたケアマネージャーさんと相談員さんに、
施設へ訪問させていただこうとご挨拶をしたところ、
「ふりはたさんって、あのブログをやっているふりはたさんですか?」と聞かれ、
「苦情?」と思ったら「いつも読んで勉強しています。どんな人なのかと思っていました。」と言われ感激しました。

訪問中は、褥瘡ケアについて色々とお伝えしていましたが、過去にブログに書いていたことをよく覚えていてくださり更に感激!
久しぶりに、「ブログを続けていて良かった」と思えたのと、フィードバックの大切さを実感しました。

ブログを読んだ方から言われるのが、「どんな人かと思っていた。」という言葉。。。
「実際に会ってみてがっかりさせてしまったかな。。。」とちょっと不安になる反面、
励みにもなるので、遠慮なく声をかけて欲しいと思っています。

*善光寺の仁王像は通常とは逆で、左に阿形を置いているとのこと。
「阿形」は左手に金剛杵を持ち右肩を上げ、右側の「吽形」は左手を振り上げて右手をまっすぐのばしています。

阿吽の呼吸と言えるような関係を築いていきたいですね。

いつもありがとうございます。   WOCN  ふりはた

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心不全についての講演会に参加しました

3階病棟では看護師のみでなくリハビリや医師などと共に勉強会を行うことが度々あります。
今回は、心不全の最新の診療ガイドラインに沿った講演会がありました。
ガイドラインでも言われているように、疾病管理に対しての多職種によるチームアプローチや
地域との連携、心不全終末期の緩和ケアは、3階病棟でも迷い相談しながら大切に取り組んでいることです。
全国的にも心不全の緩和ケア等は、まだまだという話だったので驚きました。
当院も、積極的に講演会に参加しさらなる向上を目指していると感じました。

3階病棟看護師 髙野

指導医・研修医ブログ

大北医師会旅行

 はじめまして、初期研修医1年目のたかはしです。信州大学出身で部活は弓道をしていました。
 基本的にはまじめなことを書けない人間です、まじめな話題は他の研修医の先生方が書いてくれると思うので、
自分はまじめじゃない話題を織り交ぜていかしていただく所存でございます。でも常に不真面目とかじゃなくて毎日しっかり研修しています。
もし、初期研修を考えている学生さん、まじめにしっかり研修できるよ!と先に一言加えさせていただきます。

 初期研修の最初は内科からスタートし、そろそろ徐々に慣れてきたとともに疲れがたまってきた今日この頃、6月終わりの土日に医師会旅行へ同行させていただきました。その一部、研修医の目から見た世界をブログに書かせていただきます。

「序章 魔王との出会い」
 梅雨明けの日差しが眩しい土曜日の昼過ぎ、病院玄関の前に1台の大型バスがやってきた。何故かわからない、後光のさす、とても物々しい雰囲気を漂わせていた。バスの前に立つ運転手さんに挨拶をして恐る恐る中に入る。誘われたのはバスの最後部、そこにはテーブルがありそしてそれを囲むように座席が配置されていた。あたかも飲み会が出来るかのような不思議な空間、これが大人の世界か。そして、、、そこには2人の医師会の大先生が鎮座なされていた。自己紹介のあとの一言、「乾杯は田沢駅を越えてからだな」が何故か耳に残っている。

 田沢駅で大重鎮の先生を迎え、インターを越えると同時に開死のゴングが鳴り響く。「かんぱーい!!!」

非常に緊張をして震えていたが、同時に大人の世界の飲み会がどんなものなのかという期待にも胸が震えていた。
その期待が間違っていなかったかのように、次々と大先生方の高級なお酒がテーブルの上に姿を現す。すごい、なんて神々しい世界なのだろう。そしてこんな下っ端にも飲ませていただき本当にありがとうございます!
その脇にある、高級なお酒の前に乾杯で開けたビールが目障りだった。一気に飲み干してやった。

このお酒の中にあった一振りが「魔王」であった。焼酎なのにそのクセがなく飲みやすい、それなのに焼酎の味がしっかりとしている・・・恐ろしい、これが魔王様の力か。それからどれだけの時間が経ったか記憶が定かではないが、多くのおいしいお酒をいただきふらふらになっていた。

「ほら!水だ!」
更に幾ばくかしてから、大先生のありがたい救いの詩を聞いた。その手に握られていたアルコール入りミネラルウォーターを飲み、自分は死んだ。
美しく、そして無駄のないトドメだった。
おいしいお酒、魔王様に殺されたのなら本望、そんなことを思いながら自分の意識は途切れた。


以上が記憶に残る行きのバスになっております。なお今回載せた写真は気が付いたとき目の前に広がっていた天国の1シーンとなります。
ちなみにみんなシートベルトはしています。
こんなことを書いたが最後、もうお前はブログを書くなと言われそうですが今後ともよろしくお願いいたします。

研修医 高橋 良彰

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摂食嚥下障害

NST研修会「摂食嚥下障害 在宅・施設でできる評価と対応~予防から終末期まで~」が開催され、地域から大勢の方に参加していただきました。
嚥下障害については、以前からアンケートからも関心の高さが伺え、現場で困っている状況なのだと捉えています。

在宅・施設ケアでのポイントは、
Ⅰ.嚥下障害の有無を把握する
Ⅱ.現在の嚥下状態(段階)を把握する
Ⅲ.それぞれの段階にあった対応をする こと
摂食嚥下評価シートなどを使用することも有効であり、学会のホームページからダウンロードできるそうです。

また、簡易評価のひとつに「反復唾液嚥下テスト」があり、30秒間に何回唾液を嚥下できるかをチェックして、3回以上できたら正常とするものもあります。
これならすぐにできそうですね。

嚥下障害の原因には、脳血管疾患や神経・筋障害などの他に、加齢による機能低下もあります。
個人差はあるとしても、誰にでも起こりうることなので、日頃から嚥下障害になった時にどうしたいかということを、家族間でよく話し合っておくことも大切だと思います。
人生の最終段階での検討事項として事前に共有しておくと、いざという時に困らないし、
誰も傷つかず、よりよい最期を過ごせるのではないでしょうか。

決められない時は、主治医や専門職に相談してみて下さい。
患者さんを良く知っている主治医は頼りになると思いますよ。

いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた