WOCNブログ

災い転じて福となす

前回の投稿の続きです。

*札幌へ行く数日前に引いたおみくじは大吉でした。
おみくじを引いた当日から、想定外のことが連続しています。

機体の整備不良による欠航で大変な思いをしましたが、自宅で色々と思い出していたら、ふと、「これって、ストーマ造設になると医師から説明された患者さんの気持ちに近いのでは?」と思いました。

私の役割の中に、ストーマ外来での術前オリエンテーションがあり、
時間をかけて説明をしています。
軽い気持ちで外来受診したのに、がんと診断され、ストーマ造設することになった患者さんやご家族は、本当にショックを受け、絶望的な気持ちでいっぱいです。
「がんって言われたことよりも、人工肛門になるって言われたことがショック。」
「手術はしたくない。」
「人工肛門になるくらいなら、死んだほうがいい。」
というような訴えをされる患者さん方が殆ど。。。

今までは説明が終わった後に「自分でも出来そうな気がする。」
「手術を受けようと思う。」と仰って頂くので、少し安心していましたが、
この頃なぜか、「本当にこれで良いのだろうか」と考えていました。
そんな時に欠航というアクシデントに見舞われ、貴重な疑似体験ができたと思っています。

「検診を受ければよかった。」「受診すればよかった。」
「手術しなくて済む方法はないのか。」「ストーマ以外の方法はないのか。」
「まさか自分がこんなことになるなんて。。。」といった気持ちの揺れは、まさに私が感じたことと同じ。
欠航なんて、体のことに比べたら比較にならない位小さなことですが、
大きなショックを受けた時は、対応方法を誤ると、更に不安になったり、緊張感が高まったりするということが身を持って分かりました。

伴走者のつもりでいましたが、実は自分のペースで走っていたのかもしれません。

次のオリエンテーションからは、変わることができそうです。

 

*雪の北海道神宮に誓いを立ててきました。

いつもありがとうございます。   WOCN  ふりはた

札幌からの帰り、盲導犬を連れた一行が「みんなに親切にしてもらって良かったね」と
話しているのが聞こえ、週末の災難が救われました。

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FとJの悲劇!?

2月末に札幌で開催された学会へ参加しようとしたところ、搭乗予定の飛行機が欠航になってしまいました。
最初は羽田発着で予約をしていましたが、プログラム見てから県内の空港へ変更したのです。それが悲劇のはじまり。。。
空港へ到着した時、既に20分遅れの状態でした。
嫌な予感をよそに、通常どおり機内へ。しかし、機体がちっとも動かない。
けっこう待たされたあとに、空港の待合室で待つように指示されました。
TVではオリンピックの女子フィギィア最終組を放送しており、日本人選手などを観戦しながら待っていましたが、メダル確定後に欠航も確定。
でもその時は、他の代替便に乗れると信じているので全く焦りませんでした。
ただ、某旅行会社を通しての予約だったので、欠航になった連絡を入れ、手続きを待つ事に。

受験生と思しき親子や、盲導犬を連れた家族など、優先的に手続きした方が良いと思われる乗客もいたので、私は長蛇の列の最後尾です。
私の手続きが始まった時間は、学会会場に到着しているような時間でした。
代替プランは、最寄の駅までタクシーで移動し、特急に乗車して他の空港へ行くというプランでしたが、特急に乗れるタイムリミットを過ぎており、他の方法を考えないといけません。
同じ空港から福岡便もあるので、福岡経由の新千歳、羽田に移動しての新千歳など。
羽田からだったら、翌日の早朝便とか1つくらい空席があるのではないかと思いましたが、当日の夜も含めて全て満席でした。
他に、札幌まで行かれる方法はないか検討しましたが、本日の分をキャンセルし翌日に変更する方法しかありません。(提携している航空会社のフライトしか検索していなかったということがあとで分かりました)

本当にがっかりしたけれど、空腹に耐えきれず、高速を降りたあとファミレスで、
少し早い夕食にすることに。
こんな時でも食欲は無くならないし、「これって笑えるからネタにできるよねぇ」と
思っていましたが悲劇はこれで終わらず、新に予約したはずのホテルの予約日が間違っていて。。。

安部先生のランチョンに参加できないし、さんざんだったけれど、ストーマを造設する患者さんの心理が分かったような気がしました。
このことについては、次回投稿します。

いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた