精神科ブログ

平成30年度 こころのホスピタル事業部新年会

毎年恒例となっている北アルプス医療センターあづみ病院 こころのホスピタル事業部(精神科)の新年会が行われました。大変お世話になっている行政・保健所、警察、消防の来賓をお招きしての開催です。

精神科 雨宮光太郎

WOCNブログ

用語って大事

前回、セミナーをはしごした件について投稿しましたが、
今回は2日目のセミナーについて。
真田先生をはじめ、4名の先生方による講演と症例検討から、スキン-テアとストーマ周囲皮膚障害について学びました。

岐阜大学皮膚科医の加納先生から、「スキンケア最前線:科学的スキンケアとは何か」で、
皮膚粗しょう症について初めて聞きました。
「心不全、腎不全、肺不全などという他臓器不全と同様に、皮膚機能不全という概念を導入すべき。皮膚も物理的にもろくなり、場合によっては非常に重篤になることを示す。」
皮膚粗しょう症の軽症に当てはまる、萎縮や老人性紫斑、多数の裂傷、創傷治癒遅延などは、
入院患者さんに見かける皮膚の状態です。

脆弱というよりも、皮膚粗しょう症の方が、状態を正しく表しているように感じます。
医療従事者には、「皮膚の機能不全」ということを意識して頂き、それぞれの仕事を実践して頂きたいと思いました。

狭義のスキンケアは角質ケアという言葉も、とても印象に残りました。
次年度から、スキンケア改め角質ケアでいこうかな。。。

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*神田明神神馬のあかりちゃん。何かを食べるのに夢中な様子でした。

*電子カルテとノートPC用のお守りです。

フレッシュナースブログ

1月25日新人研修 3階病棟 中村、大日方

こんにちは。入職してからはや9ヶ月が経過しました。今日は大寒波です。
本日の講義内容は、退院支援についてと訪問看護についてと目標の振り返りを行いました。高齢化がすすみ、退院支援の重要性は増しています。新人看護師にとって退院支援はとても難しいことではありますが、患者さんや御家族、他職種と密にコミュニケーションをとり、退院後も継続してよい医療が提供できるよう日々考えていきたいと思います。
目標については、個々に課題は多く残っているため、残り3か月より意識し行動したいと思います。
みなさんインフルエンザには気を付けましょう。

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排尿自立のために必要なこと

先週末、排尿自立指導関連と褥瘡・創傷関連のセミナーのはしごをしてきました。
土日の開催だったので、どちらかひとつ。。。と思っていたのですが、
雪の心配もなさそうだったので、欲張って両方参加してきました。

排尿自立指導の方は、現在のチーム活動についての事例報告と、
東邦大学医療センターの関戸先生からの講義。
先生は、ご自身の手書きと思われるイラストを、スライドの一部に使用されますが、
分かりやすくて好きなのです。

講義の中で、「寝たきりの心不全の患者さんが、長期にカテーテル留置をしたけれど、2週間リハビリをしたら、歩行が可能となり、排尿もスムーズにあるようになった。
チームの誰もが、歩いてトイレに行かれるなんて思ってもいなかったけれど、
出来るようになって驚いた」というエピソードを教えて頂きました。
排尿ケアチームは、医師と理学療法士、作業療法士、看護師がメンバーですが、
多職種連携の大切さがよく分かる、いいエピソードです。
他にも、研修会で伝えたい内容があったので、月末の研修で使わせてもらおうと思っています。

排尿自立は、自立度(移動・移乗動作、トイレ動作、おむつや収尿器の使用など)と
下部尿路機能(尿意の自覚、尿失禁、排尿回数、残尿量など)の2つが揃うことが大事。
当院はリハビリスタッフが充実しているため、「強みを活かさないともったいない!」と考えているところです。

 

*神田明神と東京駅

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ストーマ外来

今月の診療案内から、ストーマ外来を標榜することになりました。
以前から外来は開設し、入院患者さんの退院後や、他施設で手術を受けた方なども
外来でフォローしていました。
標榜していないために、
「どこに相談すればよいか分からなかった。」
「あづみ病院にも専門の看護師さんがいるって知らなかった。」と言われ、
余計な苦労やストレスをかけてしまっていたことを心苦しく思っていました。
今回ようやく標榜することができ、一歩を踏み出せたことを嬉しく感じています。

たかが標榜、されど標榜。。。
本当に大変なのは、これからなのかもしれません。

外来は泣いたり笑ったり、何でもありの場所です。
誰にでも気軽に相談できる人ばかりではないので、家族にも言えない、言いたくない思いなども受け止める必要があります。

ストーマ外来を始めたばかりの頃、あるオストメイトに「もう、(外来を)卒業しても大丈夫ですね。」と話したところ、「もう、見てもらえないの?たまには、顔を見に来たい。」と言われ、それからは希望がある場合は、ずーっとフォローするように心がけています。

排泄物が漏れるというのは自尊心を傷つけ、食事や外出を控える原因にもなりかねません。
なぜ漏れるのか原因を説明し、必要な時には装具を変えてみたり、外用薬をつけたりして
漏れる心配を無くすことが私に与えられた役割です。
「困っていることはすぐに解決するように」と教えられてきたので、教えを守れるようにしたいですね。

こころもからだも、よく看て、護ることが、看護なのだと考えています。

 

*盛岡にある桜山神社の烏帽子岩。
自信と勇気を授けて下さり、物事に立ち向かう力も授けて下さるそうです。
たまたま見かけて、参拝しました。

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いつか皮膚が肌を超えるように

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ブログタイトルを、大ファンの安部正敏先生に命名して頂いたことは投稿済みですが、今回はタイトルに込められた意味について。

「“肌”が美容的用語であれば“皮膚”は極めて医学的。
一般的に“美肌”と言われますが、WOCナースが相手にする皮膚も“美皮膚”と認識されるように。」といった意味があるとのこと。

皮膚が肌を超える?どうやって?何を超えるの?など、色々な?が考えられますが、
実はこのような、深い意味がありました。
いくつかタイトルを考えて頂き、どれも素敵でしたが、文字数や見たときの印象、
ひらがなと漢字のバランスなどから、このタイトルに決めました。
それと、先生のエッセイのパクリになるので諦めていましたが、
皮膚と肌は、できれば、タイトルに入れたかったんです!

いつか皮膚が肌を超えるように。。。
いつか美皮膚と認識されるように。。。

*新年限定のチョコレート、戌の形をしています。

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