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地域での足病変管理

7月上旬、アベノハルカスで開催されたセミナーに参加しました。

創傷ケア専門の訪問診療所を開催した木下Dr。コンセプトは、
「褥瘡・糖尿病性壊疽なその通院困難な高齢者に、在宅でも高度な創傷ケアを提供する」
「急性期病院とクリニック完全に連動することで保存的治療と外科的治療をタイムラグなく提供できる」
「糖尿病・透析クリニックと連携し下肢の切断リスクが高い患者に早期介入して自宅での指導を含めて予防的ケアの提供を行う」

4月1日の開業から1日も休まず仕事をしていると聞き、会場がかなりザワツキました。
在宅で困っている患者さんの数は予想よりもかなり多く、介入する意義は大きいとのこと。
先生やスタッフが疲弊しないように、陰ながら応援させて頂きます。

日本初の足の総合病院としての取り組みを講演して下さったのは菊池Dr。
「足から健康を支える」を理念に足病総合センターと糖尿病センターを開設され、見学も随時受付ているそうです。

「都会特有の問題として、通院は電車の患者さんが多く、自分で病院に行けない!
電車で行くのも大変!専門的医療の届かないフット難民に対して地域で足の健康を支える必要がある。病院に来れない地域にこそ足の評価とフットケアが必要だ!」と仰っていました。

アベノハルカスのように志の高い先生方の講演を聞き、大阪まで足を運んで良かったと
しみじみ感じながら帰路につきました。

(日帰りだったので、大阪駅と名古屋駅は走って移動。久しぶりに本気で走りました。
 汗だくです。でも、走れる足に感謝しましたよ。)

 

*京都の神護寺。参道の坂道に苦労しました。履いていた靴はもちろんスニーカー!

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