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※診察開始は9時から

女性骨盤底医学センター

女性骨盤底医学センターでは膀胱、直腸、子宮などが腟口から体外に出てくる病気である骨盤臓器脱と尿失禁の患者さんを治療します。

診療科紹介

女性骨盤底医学センターでは膀胱、直腸、子宮などが腟口から体外に出てくる病気である骨盤臓器脱と尿失禁の患者さんを治療します。骨盤臓器脱は膀胱瘤、直腸瘤、子宮脱、腟断端脱に分類されます。(図1)


(図1)

火・水・木・金曜日に外来患者さんの診療を行い、月曜日、木曜日の午後に手術を実施しています。

特色

骨盤臓器脱に対する従来の治療は腟壁を切開し、伸びきった腟壁の一部を切除して縫い縮めることでしたが、弱くなったところを縫い縮めるので、術後に再発が多いという欠点がありました。そこで、ポリプロピレンで作成したメッシュを使用して骨盤底の補強をする手術がフランスにおいて開発され、日本でも2010年から保険適応となり、当院でも2013年から導入しています。低侵襲な術式で治療成績が良好なことから手術を受けた患者さんには喜ばれています。

腟壁を切開して、メッシュを入れるスペースを確保した後、特殊な針を使用し体表から膣内に穿刺し、挿入したメッシュの脚を膣内から体表の皮下に導きます。術式はアプローチにより膣前壁(A)と膣後壁(P)に分かれ、穿刺ルートにより3種類ーⅠ(経閉鎖孔から恥骨付着部分付近への経路)、Ⅱ(経閉鎖孔から坐骨棘近傍への経路)、Ⅲ(坐骨直腸窩から仙棘靭帯への経路)-に分類されます。図2には膀胱癌に対するA-ⅠⅡ法を示します。麻酔は全身麻酔で行い、入院期間は1週間です。術後にメッシュの一部が露出することがありますが、露出した部分を切除し被覆することで治癒します。


(図2)

尿失禁は切迫性と腹圧性とに分類されますが、腹圧性の場合には、経閉鎖孔テープ手術(TOT手術)により完治が可能です。腰椎麻酔下に30分程度の手術で尿道の後ろに幅1cmのテープを通して尿道を補強します。(図3)入院期間は4―5日です。


(図3)

 

2016年度手術実績

2016 2017
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
TOT 1 3 2 0 1 0 1 1 3 0 0 3 15
A-ⅠⅡ 4 5 3 4 3 5 2 3 2 3 1 0 35
A-ⅠⅢ 1 1 3 0 2 3 2 2 4 2 6 5 31

A-Ⅲ

0 0 1 2 1 1 2 2 3 0 1 0 13
A-Ⅱ 0 0 0 2 0 0 2 1 0 3 1 1 10
子宮摘徐+
 A-ⅠⅡ
0 0 1 1 0 1 0 0 0 0 0 0 3
P-Ⅲ 0 0 1 0 1 0 1 0 0 0 2 1 6
A-ⅠP-Ⅲ 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
メッシュ被覆術 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 3

 

  • 統括院長
    女性骨盤底センター長 西澤 理

    昭和48年東北大学卒

    信州大学名誉教授

    信州大学医学部付属病院特任教授

  • 泌尿器科部長 平林 直樹

    昭和54年広島大学卒

  • 非常勤医師 山ノ井 万里子(信大)

    平成17年信州大学卒

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