精神科ブログ

研修 2017年12月1日~12月29日

精神科研修 感想文

市立大町総合病院

初期研修医1年目 尾田 正仁

 

お隣の市立大町総合病院から精神科の研修医として1か月間お世話になりました。精神科研修では主に朝会(司会)や初診外来の予診、病棟、ときに救急外来を担当させて頂きました。予診では普段の内科での問診と同じようにやってよいと伺っていたため、その通りやろうと思いましたが、勝手が違いました。内科問診では普段聞かない本人の性格や学生時代をどのように過ごしてきたかなど、それぞれの疾患に応じて聴取する必要があると感じました。また、予診の段階である程度の鑑別診断を自分で考えみると、指導医の外来では話を聞く姿勢、どのような内容を問診していくのかが非常に勉強になりました。救急外来では普段自分がConfusion Assessment Method: CAMを用いて診断している「せん妄」に関して、専門医がどのように考えているのか、その微妙なさじ加減が興味深かったです。また、精神科疾患の診断に関して専門医ならではの悩みに触れることが出来たときは、専門医であってもすんなりとは診断できないのか、と自分にとって安心できる場面でもありました。私は内科を志しておりますが、どのような場面で精神科に紹介すべきか、という点で今回の研修を活かせればと考えております。

 楽しく過ごせました。

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救急外来カンファレンス

本日の救急外来カンファレンスは皮膚疾患をテーマに
症例は凍傷で演者は研修医小林先生

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救急外来カンファレンス

本日の救急外来カンファレンスは
症例は再発した気胸で演者は研修医増田先生

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実習 2017年10月30日~11月22日

この一か月の実習期間中、患者さんとのコミュニケーションのあり方、対人スキルについて常に試されているような気持ちがしました。

毎日外来にて一人の方の予診をさせていただくという貴重な経験をしました。例えば主訴が同じ「意欲が出ない」でも、患者さんによってその表現方法や精神状態は異なります。

我々医療者は患者さんの表現をそのまま鵜呑みにするのではなく、殊精神科においては患者さんがそのような発言に至った精神状態へ深く思考を巡らせていく必要があると感じました。検体検査や画像検査から病変部位を特定できるわけではないということからも会話の重要性を感じ、意識して予診をするようにしました。今まで苦手意識を持っていた精神状態の表現方法(心気妄想、観念奔逸、妄想気分)を持つ患者さんに出会うことで、これらの違いについて学ぶこともできました。また、精神科以外の外来であまり気にすることがなかった患者さんの服装や話し方、アイコンタクトがとれるか、表情の変化など、予診の間に患者さんから得られうる情報量の多さに苦労したのも印象に残っています。その後の診察にも同席させていただき、先生方が患者さんと話す様子から問診の重要なポイント、鑑別に挙げるべき疾患やルールアウトの根拠、今後の方針などについても勉強させていただきました。どの先生も疑問を挙げた際に丁寧に答えていただき、得られるものが多かったです。

 また、当科では患者さんの生活の包括的なサポートのために様々な職業の医療スタッフが連携する場面に立ち会うことができました。外来での臨床心理士、ソーシャルワーカーを始め、病院近傍に位置する精神科デイケア・ショートケア施設に従事する方々は患者さんの社会福祉的な充実を目的として活動しているということがわかりました。チーム医療という言葉は医学部に入学してから幾度となく聞いた言葉であり自身でも理解しているつもりでしたが、この実習で更に理解が深まったと感じています。

 最後になりますが、精神科の先生方を始めとしてこの一か月お世話になりました皆様に厚く御礼申し上げます。今回の経験を活かしながら、学生生活を頑張っていこうと思います。

信州大学 前田梨穂子

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救急外来カンファレンス

本日の救急外来カンファレンス。
症例は水中毒で演者は研修医春原先生

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実習 2017年10月2日~10月26日

精神科実習感想 (2017/10/2~10/26

 「今までの実習とは、きっと全然違う景色がみえてくるよ?」

私にこの病院での実習を進めてくださった先輩方が口をそろえておっしゃっていた言葉でした。今回が私にとって大学病院以外の病院での初めての長期実習だったこともあるかもしれませんが、今までの実習で気付きもしなかったことにたくさん気付かせてもらえた実習でした。この感想文ではその学びや気づきについて書いていければと思います。

実習では初診の患者さんの予診や、入院している担当患者さんの話を聞くことが主となり、メンタルケアセンターや支援会議を見学させていただいたり、症例検討会やカンファレンスに参加させていただきました。

実習で初診の患者さんの予診を取らせてもらう機会は他の病院ではなかなかないためいい経験になると噂にはきいていましたが、評判通りとてもよい勉強の機会を与えていただけたように思います。今までは診断が予めついた患者さんを受け持たせていただくことが多かったのですが、事前情報をカルテで確認し外来の看護師さんの印象や先生がたのアドバイスを参考に鑑別に必要な質問や取るべき所見を考えるのは、普段とは違った頭の使い方が必要で新鮮で難しくも今後につながるよい経験となりました。加えて予診の後に様々な先生方の診療の様子を見せていただいたことも、精神科では特に患者さんとの関わりが治療に直結することもあり貴重な体験でした。自分が予診で実際にお話しした患者さんと先生方がどんな風にお話ししていてどんな風に関係性を気付いていくのか、私がうまく聞き出せなかった情報を先生方がどんな文脈で・どんな言い回しで聞き出しているのかをみて次の予診や今後の自分の問診にどう活かしていくかを絶えず考えることができ少し成長できたように思います。見学しているうちに気づいたのは―巧みな話術で患者さんを鼓舞したり、あえて友人のような距離感で語りかけてみたり、逆に距離を置いて淡々とした態度をとったり、丁寧に患者さんの話を傾聴したり等と―様々なスタイルの先生が様々な関わり方をしていることに気づきました。自分の得意や苦手をみつめ、今後どのような診療スタイルが自分にあっているかについても今後考えていきたいです。

また、今まで実習で関わる機会がなかった介護・福祉関係の人たちの関わることができたのも良かったと思います。MSWさんに協力していただきつつ認知症疑いの患者さんの予診をとったり、介護認定の審査を見学させていただいたりを通して、通院が継続できる状態を維持したり、退院後の環境を整備したりと患者さんの普段の生活をよりよいものにするためには書類の整備や調査など複雑な手続き必要であることや私が思っているよりずっと多くの人たちが尽力していることが解りました。そして普段の実習では診察室でのお話しや入院時の患者さんの様子などといった病院で垣間見る患者さんの一面にばかり気をとられて、その人の仕事や生活、生きがいなど患者さん自身を見ていなかったことを痛感しました。今後は患者の症状や診断、急性期の治療に固執せず、緩解後や退院後の患者さんが穏やかに過ごすためにはどうすればよいかに目を向けていきたいです。

思い返せば実習中どうしようと困ったとき、やってみたいけど自信がもてないときなどにはいつもその場にいた病院スタッフの誰かが手を差し伸べ、相談にのってくださいました。至らない点ばかりの私が無事実習を終えることができ、たくさんのことを学ぶことができたのは一重に実習中お世話になった病院職員の皆様があってのことだと思います。この場を借りて簡単ではなりますが深謝申し上げます。

 この病院で過ごしたこと、そして得たものを忘れずによりよい医療者を目指し日々努力をつづけていきたいと思います。

                         信州大学5年生 山村 結衣

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救急外来カンファレンス

本日の救急外来カンファレンスは病棟での急変をテーマに行いました。
症例は急性期脳梗塞で演者は研修医増田先生 

写真はありません

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研修 2017年10月2日~7日

精神科実習 感想文

信州大学医学部付属病院

研修医1年目 宮坂英樹

 

本来は内科の実習の予定で3か月間こちらにお世話になっていたのですが、精神科が有名な病院と聞いていたので、せっかくなので最後に1週間だけお邪魔させて頂きました。1週間という短い期間だったため入院患者の経過をゆっくりと観察することはできなかったのですが、今回は主に新患患者の予診を取らせていただきました。最初のうちは網羅的にいろんなことを聞こうとしていたため、尋問のような面接になってしまいました。また患者の話が脱線したり長くなった時なども途中で会話を遮るのは悪いと思い傾聴していたら、1時間以上かかった割に大事なことを聞けなかった、なんて時もありました。個人的には患者に好きなだけ話をさせてあげたいと思うのですが、一定の患者を捌かなければいけないという時間的な制約もあり、予診の難しさを感じました。

 

予診以外には毎日の朝会、ケース検討会、クルズス、ECTの見学、ケア会議や抄読会など様々な活動に参加させていただきました。特にケア会議では患者の退院後の支援など、チーム医療の大切さを学びました。

 

一週間と短い期間ではありましたが、精神科の先生方はじめ病棟・外来スタッフの方々、大変お世話になりました。今回の経験を他科での研修や今後の専門研修に生かしていきたいと思います。

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実習 2017年9月4日~9月28日

20179

信州大学5年 三村眞鈴

今回の実習で、精神医療は入院中心医療から地域生活中心医療に移行したというが、他の診療科と違う難しさがあるように思った。精神科の患者の退院支援においては、医学的側面だけでなく対人関係や認知など生活面での障害、さらには偏見などの生活社会上の困難があるため疾患の治療のみならず生活機能や社会機能を含む全人的な取り組みが必要となる。ただ入院加療して、病状が軽快すれば退院、と簡単に話が進むのではなく、患者に治療への理解をつけてもらうところから始まり、治療方針も患者と患者の家族、医療者の折り合いをつけて二転三転する。その後も患者自身が退院後自立した生活を送れるか吟味し、そのための筋道をチームで何度も話し合う場面を見てきた。実習初日、看護師長より、地域に根差した精神医療についてのお話を伺い、精神科は患者の疾患のみでなく患者自身に寄り添い長期にわたって自立支援をしていく要素の強い科だと知り、この3週間は患者へどのようなサポート体制を医療者側が組み込んでいるのか意識しながら実習させて頂いた。実際に私が実習中ついてまわるのは医師ではあったが、入院されている患者の中でもデイケアへの通所やOT室でのリハビリが習慣化し楽しまれている方を見たり、外来患者でも就労についての助言を多職種で介入し支援したり、訪問看護や介護保険の申請をすすめケースワーカーを医師が紹介したり等、チーム医療を実感する機会は多くあった。多職種チーム(精神科医、精神科看護師、作業療法士、心理士、精神保健福祉士、薬剤師等)による連携あってこその精神医療なのだと実感した。             

 また、外来にいらっしゃる患者さんの予診を毎日取らせていただいたが、最初はずっと「聞き逃しがないか」「何を鑑別診断にあげて質問を重ね除外していくか」ということに気を張っていた。もちろんそれも大事だとは思うが、それのみに終始していると話があちこちにとびやすく、患者に一方通行の問診をとっていたのではないかと途中から思い直した。患者さんが何を主訴にいらして、何を一番に解決してほしいと思っているのかを意識しながら順序良く話をまとめ上げることが、患者の意向を尊重し今後のよりよい関係を築く上で大切だと思った。卒業までにまた精神科以外にも患者の問診をとる機会があれば、聞く内容は大幅に変わるが、ここで感じた患者への共感と傾聴の志向の重要さを常に念頭に置きながら取り組みたい。

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救急外来カンファレンス

本日の救急外来カンファレンスは信州大学医学部の精神科実習の三村先生、も交えて
せん妄に隠された疾患をテーマに行いました。

症例は大動脈解離、硬膜下血腫で演者は研修医春原先生 

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救急外来カンファレンス

本日の救急外来カンファレンスは
症例急性虫垂炎で演者は信州大閣からの研修医宮坂先生

(画像はありません 精神科雨宮)

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救急外来カンファレンス

本日の救急外来カンファレンスは 
症例は潰瘍性大腸炎と関節痛で演者は研修医小林先生
スーパーバイザーとして消化器木全先生 整形外科磯部先生にご協力いただきました。

 

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救急外来カンファレンス

本日の救急外来カンファレンスは
小児救急をテーマに行いました。

症例はCPA(小児)で演者は外来看護師矢花さん

 

 

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救急外来カンファレンス

本日の救急外来カンファレンスは見逃せない疾患をテーマに 
症例は大動脈解離で演者は研修医増田先生

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2017年6月実習

実習感想文             2017/6/5~2017/6/17

                                      朝香隆明

北アルプス医療センターあづみ病院にて2週間、精神科/地域医療について実習させて頂きました。普段実習を行っている大学病院には病棟は存在しないため、今回のように病棟への鍵を自分で管理し実習を行うことがとても新鮮に感じました。また、予診という形で患者へのファーストタッチをやらせて頂いたことが最大の良い経験となりました。

予診を任せられた当初は、一般的に行う問診と変わりはないだろうと勝手に信じ込んでいましたが、実際に行ってみると質問する際の言葉の選び方、表情変化の観察、話し方、呼吸の仕方すら留意する点があるのだと気付かされました。では、なぜそのような点が一般的な問診と異なっているのかを考えてみたところ、やはり予診からすでに治療を始めているという考えが精神科ではとても重視されていたからでした。CTMRIなどの具体的な疾患部位を指し示す手段が少ない精神科にとって、会話という手段がどれだけ重要なのかいつも意識しながら予診を取るようにしていました。この姿勢は、精神科に関わらずどの科においても重要なことであるが、忘れがちであった自分にとって重要性を再認識できるいい機会となりました。また、教科書に載っている「連合弛緩」「妄想知覚」「妄想着想」などについての違いや意味を、身を以て経験することが出来ました。

白馬診療所では、診療所と地元の方々との信頼関係、地域医療としての役割、他の医療機関との連携について学ぶことができました。その地域で医師は自分だけという状況で、多くの患者の診察を行う姿には憧れを感じました。

最後になりましたが、手厚くご指導してくださった精神科の先生方、北アルプス医療センターあづみ病院のスタッフの皆様、白馬診療所の下里先生、快く予診を取らせて下さった方々に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。